内部天井仕上外部天井仕上
内部・外部天井仕上を貼ります。
主に、仕上は「仕上仕様」を使用して自動配置しますが、次のようなとき、スペースまたは領域などを指定して、仕上を貼り直します。
用途 |
仕上自動配置ではスペースの天井高を参照するため、これらを参照せずに配置したい箇所があるとき |
仕上の自動配置後に、一部のスペースの仕上を変更したいとき、または仕上を自動配置しなかったスペースに仕上を配置したいとき |
スペースの領域とは異なる形状の仕上を配置したいとき(1つのスペースに2種類の仕上を配置したいときなど) |
スペースごとに内部・外部天井仕上を貼るM131580_sgt_sec01
スペースの天井高と領域を参照して、天井仕上を貼る操作を解説します。
- 「仕上」メニューから「内部天井仕上」(または「外部天井仕上」)を選びます。
- 入力モードが「スペース参照」であることを確認します。
- テンプレートから天井仕上の種類を選びます。
- スペースをクリックします。
メモ
- 「内部天井仕上」はスペースのプロパティの「形態」が「内部居室」「内部非居室」のとき、「外部天井仕上」は「形態」が「外部」のとき、「スペース参照」で入力できます。
- 吹抜、または階段室やEVシャフトのように複数階にまたがるスペースが配置されていると、その領域には天井仕上を配置できません。
- スペースの天井高に対して屋根がかかっている場合は、屋根にかからないフラットな位置に天井仕上が配置されます。
なお、天井仕上が配置されていない屋根勾配面については、入力モードの「面指定」を使用して配置します。 - 「内部天井仕上」(「外部天井仕上」も同様)をクリックすると、自動的に「優先表示の切り替え」が「天井優先表示」に切り替わります。
表示をもとに戻したいときは、「通常表示」を選んでください。 - 天井仕上を削除、プロパティを変更する場合は、次図の円を選んでから操作します。
- 壁が配置されている場合、「スペース参照」(仕上の自動配置も同様)で配置される床仕上、天井仕上では仕上面積が異なります。床仕上はスペース領域(壁芯)で配置されますが、天井仕上は壁面間で配置されます。
領域を指定して内部・外部天井仕上を貼るにはM131580_sgt_sec02
1つの室に異なる仕上が複数ある場合や、次図のように段差天井がある場合は、領域を指定します。ここでは、段差天井があるときの天井仕上の貼り方を解説します。
- 「仕上」メニューから「内部天井仕上」(または「外部天井仕上」)を選びます。
- 入力モードを「矩形」の「矩形」に変更します。
(の操作については、「入力モード」を参照) - スペースの天井高の位置に配置する場合は、「スペース天井高参照」にチェックを付けます。
- 「勾配」の「タイプ」で「なし」を選びます。
- 天井仕上の領域を指定します。
(外部天井仕上には、「スペース天井高参照」の設定はありません。) - 続けて、「スペース天井高参照」のチェックをはずして、基準高を変更します。
- 天井仕上の領域を指定します。
メモ
- 段差部分に天井仕上を回すには、「接合部」メニューの「仕上合わせ」を使用します。
- 外部天井仕上は、主に屋根の軒天、ピロティやポーチ部分など外部に位置する箇所に配置します。
勾配のある内部・外部天井仕上を貼るにはM131580_sgt_sec03
- 「仕上」メニューから「内部天井仕上」(または「外部天井仕上」)を選びます。
- 「勾配」の「タイプ」で勾配タイプを選びます。
- 天井仕上の領域を指定します。
- 続けて、勾配に関する操作を行います。
タイプ 操作 片流れの勾配と基準位置を指定する場合 ※勾配基準線の位置が、仕上の基準高の位置となります。 片流れの3点の高さを指定する場合 棟の位置と勾配を指定して、両側の仕上を等勾配とする場合 ※勾配基準に指定した位置が、仕上の基準高の位置となります。 棟の位置と高さを指定して、両側の仕上を等勾配とする場合 ※勾配基準に指定した位置と軸高から勾配が決まります。 棟の位置と片方の勾配を指定して、両側の仕上の先端を同じ高さとする場合 棟の位置と高さを指定して、両側の仕上の先端を同じ高さとする場合
面を指定して天井仕上を貼るには(3Dビュー)M131580_sgt_sec09
次図のようにスペースの天井高に屋根がかかる場合など、スペースの天井高と屋根勾配面に沿って天井仕上を配置する操作を解説します。
- 「仕上」メニューから「内部天井仕上」(または「外部天井仕上」)を選びます。
- 入力モードを「面指定」に変更します。
- 3Dビューにマウスカーソルを移動して、面をクリックします。
メモ
- 「外部天井仕上」で指定できる面は、金属系陸・傾斜屋根、外部天井仕上、スラブ、キャンティスラブの面です。
段差スラブの面は指定できません。またスペースのプロパティの「形態」が「内部」となっている見上位置のスラブ面にも入力できません。 - 「内部天井仕上」で指定できる面は、内部天井仕上、スペースの天井高となる面です。
- すでに仕上が配置されている場合、現在のプロパティの内容で仕上が再配置されます。
- 外部天井仕上の場合、次図のように屋根面を指定すると、スペースの領域を考慮して配置することができます。
屋根面を参照して外部天井の領域を指定するにはM131580_sgt_sec10
屋根勾配面に沿って、外部天井仕上の領域を指定する操作を解説します。
- 「仕上」メニューから「外部天井仕上」を選びます。
- 入力モードを「屋根面領域」の「多角円形」に変更します。
(の操作については、「入力モード」を参照) - 平面または3Dビューにマウスカーソルを移動して、領域を指定します。
詳細図で仕上線、下地線を描くにはM131580_sgt_sec04
次図のような仕上線、下地線を例に設定方法を解説します。
- プロパティ「基本」タブの「仕上」-「厚さ」に仕上厚を設定します。
- 「下地」の「挿入」をクリックして、下地の数だけ追加します。
- 「表示項目」で下地の部材、名称、厚さを設定します。
- 仕上を配置します。
メモ
- 下地線は、表示設定を詳細表現にしたときに、平面ビューで確認できます。
なお、下地線の描画の有無については、作図表現(仕上・被覆他)の「被覆・下地」タブで設定します。
矩計図で天井の受け材を描くにはM131580_sgt_sec05
プロパティ「基本」タブで受け材のタイプ(軽天、システム、木)を設定しておくと、図面・GLOOBEシートで作成する矩計図において、野縁、野縁受け、吊ボルトなど天井の受け材を描くことができます。ただし、断面ビューでは描画できません。
メモ
- 軽天、システム、木の場合の野縁、野縁受け、吊ボルトのピッチは、図面・GLOOBEシートの作図表現(受け材)で設定します。
- 各受け材の描画タイプも図面・GLOOBEシートの作図表現(受け材)で設定します。
(詳しくは、「天井受け材の表現を変更するには」を参照)
仕上の表示状態を変更するにはM131580_sgt_sec06
天井仕上の色は、プロパティ「Color・高」タブで設定します。
メモ
- 「Color3D」は、「GLOOBEのオプション(基本設定)」の「詳細質感・テクスチャの指定を有効にする」がOFFであっても、テクスチャ(カタログ素材)を設定できます。
- 立面・断面・展開・3Dビューに「ハッチング3D」を描画したい場合は、作図表現(3Dビュー他)の「ハッチング3Dで描画する」をONにします。
- プロパティの内容をテンプレートに登録しておくと、他のプロジェクトでも同じ内容を使用できます。
(操作については、「テンプレート」を参照)
仕上仕様から仕上を自動配置した場合M131580_sgt_sec08
「仕上仕様」で、「自動配置」を使用して仕上を自動配置すると、自動配置された各仕上のプロパティ「基本」タブの「仕上仕様計画連動」がONになります。
(詳しくは、「仕上仕様から仕上を自動配置した場合」を参照)