逆日影チャート
指定した位置において、各時刻ごとの影の方向(太陽方位角)と影の長さを示す、3Dの日差し曲面を作成します。
計算建物のどの部分が影に影響し、建物をどこまで増やせるかを立体的に確認できます。
逆日影チャートを確認するM840530_gnc_sec01
- 「逆日影チャート」をクリックします。
- 「チャート原点」で、日差し曲面を作成する原点を選びます。
選択した原点によって、続けて、次の操作を行います。
チャート原点 | 操作 |
5mライン 10mライン |
※ 計画段階で、建物が日影規制にかかっていないかの大まかな確認用として使用します。 |
指定点 任意点 |
※ 設計の最終段階で、建物をどこまで増やせるかの確認用として使用します。 |
メモ
- 計測線が入力されてない場合、逆日影チャートは作成できません。
また、指定点からの逆日影チャートは、「指定点日影」で指定点を入力しておく必要があります。
逆日影チャートの使い方M840530_gnc_sec02
逆日影チャートは、等時間日影がオーバーしていた場合に、日影に当たっている建物の部分を特定できます。
下図の場合、「日影開始」に設定した時刻において、
・逆日影チャートの水色の部分に突出している建物:規制時間内なのでOK
・逆日影チャートの白色の部分に突出している建物:規制時間外のため、対策が必要
ということになります。
また、チャート原点を「指定点」にした場合は正確な日影時間帯が表示されるので、日影的に余裕のある領域を確認して、日影時間をきわどくクリアする建物形状をデザインすることができます。