建具有効幅・段差
建具(戸)の有効幅、段差を作図します。
建具の有効幅・段差を作図するA211105_sty_sec01
「性能」メニューから「建具有効幅・段差」を選びます。- 対象の建具(戸)を選択します。
 - 「建具有効幅・段差」ダイアログの「有効幅表示」「段差表示」を設定します。
「有効幅表示」「段差表示」の両方ともOFFの場合、建具有効幅、段差を表示する位置をクリックすると、エラーメッセージが表示されます。 - 表記タイプ、文字高、寸法値の小数点以下の桁数を設定します。

文字 有効幅、段差を文字(例:「有効幅 750」,「段差 0」など)で表記します。 記号 有効幅、段差を記号(例:「w=750」,「h=0」など)で表記します。  - 建具に対して、作図する方向をクリックします。

 
メモ
- 有効幅は、戸あたり寸法も考慮しています。
 - 「専用初期設定:申請-性能表示関連」の「建具有効幅をラフ開口とする」がONのときは、建具有効幅はラフ開口になります。
 - 有効幅・段差の表記タイプ、文字高、小数点以下の桁数の初期値は、「専用初期設定:申請-性能表示関連」の「建具有効幅・段差」で設定します。
 - 文字のフォント、スタイルは、「共通初期設定:フォント」の「一般文字」の設定が連動します。
 - 文字の縦横比、字間は、「物件初期設定:CAD関連-文字・ハッチング」の「一般文字」の設定が連動します。
 - 有効幅、段差の数値は、
「属性変更」で変更できます。 
建具有効幅の根拠(例)A211105_sty_sec02
建具有効幅は、平面詳細図で表現される建具の出入り口部分の幅と一致します。ここでは、いくつかの建具の有効幅の根拠を紹介します。
開き戸(木製/金属製)
| 建具有効幅 | = | 内法幅-扉厚(※1)-戸あたりの出(※2) | 
| ※1 | 建具の属性変更ダイアログの「枠パターン設定」の「扉厚」 | |
| ※2 | 建具の属性変更ダイアログの「枠パターン設定」の「戸あたり」にある「出」 ただし、「扉厚<戸あたりの出」 の場合、 建具有効幅 = 内法幅-戸あたりの出×2  | 
                            
開き戸(木製:スライドオープンドア)
| 建具有効幅 | = | 内法幅-扉厚(※1)×2-戸あたりの出(※2)-10㎜(※3) | 
| ※1 | 建具の属性変更ダイアログの「枠パターン設定」の「扉厚」 | |
| ※2 | 建具の属性変更ダイアログの「枠パターン設定」の「戸あたり」にある「出」 | |
| ※3 | プログラム固定 | 
開き戸(木製:片開き親子)
| 建具有効幅 | = | 内法幅-扉厚(※1)×2 | 
| ※1 | 建具の属性変更ダイアログの「枠パターン設定」の「扉厚」 | |
| ※2 | ただし、「扉厚<戸あたりの出」 の場合、 建具有効幅 = 内法幅-戸あたりの出×2  | 
                            
2枚引違戸(木製/金属製)
| 建具有効幅 | = | 内法幅/2-サッシ障子枠見付/2(※1) | 
| ※1 | 「物件初期設定:建具-描画・表現」の「サッシ障子枠見付」 | 
片引戸(木製/金属製)
| 建具有効幅 | = | 内法幅-引込幅-引戸引き残し寸法(※1) | 
| ※1 | 
				「専用初期設定:申請-性能表示関連」の「引戸引き残し寸法」 ただし、「引込幅+引戸引き残し寸法<扉幅」 の場合、 建具有効幅 = 内法幅-扉幅(※2)  | 
                            |
| ※2 | 扉幅 = 内法幅-引込幅+サッシ障子枠見付 |