属性変更
敷地、道路、方位マークなど図面の専用データ、汎用コマンドの線分や文字を入力した後に、データの属性を変更するには「属性変更」を使用します。
データの属性を変更するA120500_zok_sec01
- 「対象データ選択」をクリックします。
- データを選択します。
- 「属性変更」をクリックします。
- 各データの属性変更ダイアログで設定を変更して、「OK」をクリックします。
変更しない場合は、「キャンセル」をクリックします。
メモ
- 「属性変更」をクリック後、データを選択しても変更できます。
- 汎用データの場合は、それらの属性変更となります。
- データをダブルクリックして属性変更することもできます。「基本設定:操作3」の「ダブルクリック時の動作」で「属性変更」がONのとき、ダブルクリックで属性を変更できます。
同じ属性のデータを一括して変更するにはA120500_zok_sec02
「属性変更」では、複数の同一属性データを一括して属性変更できます。
例えば、複数の水平面(汎用シンボル)の配置高、シンボルの厚さだけを揃えるというように、属性の一部だけを揃えることが可能です。
- Ctrlキーを押しながらデータを選択します(選択方法:要素)。
- 「属性変更」をクリックします。
- 属性変更ダイアログで、揃える項目を変更します。
ここでは、「配置基準」「厚さ」「素材」「線種」を変更します。OK 個別に変更する場合は、「OK」をクリックします。次の部材の属性変更ダイアログに移るので、1つ1つ属性を設定して「OK」をクリックしていきます。
このとき、タイトル表示も<1/3>→<2/3>のように切り替わります。キャンセル 現在選択されているデータの属性を変更しないで、次のデータに移る場合は「キャンセル」をクリックします。 このとき、タイトル表示も<1/3>→<2/3>のように切り替わります。 中止 属性変更を終了する場合は、「中止」をクリックします。 - 「一括」をクリックします。
- 一括変更ダイアログの「対象」では、変更した設定項目だけが自動的に選択された状態になります。
ここでは、「基準高」「厚さ」「素材」「線種」が選択されていることを確認します。 - 「OK」をクリックします。
メモ
- 「属性変更」をクリック後、Ctrlキーを押しながらデータを選択した場合、選択完了後、ポップアップメニューの「OK」をクリックします。
- 手順1で、水平面(汎用シンボル)と敷地データといったように異なる属性のデータを選択して「属性変更」をクリックした場合、部材を選択する「属性変更」ダイアログが開きます。変更する部材を選んで「OK」をクリックすると、属性変更に移ります。
- 建具の一括変更を行う場合は、次のようなダイアログになります。
専用データの要素属性を変更するにはA120500_zok_sec03
例えば、敷地データ(専用データ)には、敷地境界線名(文字)、敷地線など要素が含まれています。
「属性変更」では敷地の属性変更を行うことができますが、Shift キーまたは Ctrl キーを押しながらポップアップメニューの「プロパティ」をクリックすると、文字や要素の属性変更を行うことができます。
Shift ・Ctrl キーによる属性変更の違い
キー | 条件 | 種類 | 同様のコマンド |
Ctrlキー | 要素属性変更 | 「情報」メニューの「要素属性変更」 | |
Shiftキー | 文字が含まれていない | 要素属性変更 | 「情報」メニューの「要素属性変更」 |
文字が含まれている | 文字属性変更 | 「文字」メニューの「文字属性変更」 | |
複数の文字が含まれている | 文字列属性変更(一括) | 「文字」メニューの「文字属性変更」 |
属性を確認して同じ属性のデータを入力するにはA120500_zok_sec04
属性変更ダイアログには、データによってスポイト機能があります。スポイト機能を使うと、入力済みデータの属性と同じデータを入力できます。
(例)入力されているアプローチと同じ素材、目地のものを入力したいとき
メモ
- スポイト機能を使用できるプログラムとスポイト対象外のデータです(一例)。
スポイト機能を使用できるプログラム ・ 平面図/屋根伏図/天井伏図/配置図
・ 平面詳細図
・ 外皮性能計算
・ 設備図
・ 木造構造図(基礎伏図/床小屋伏図/木造構造計算)
・ 2×4構造図(基礎伏図/土台伏図/床伏図/たて枠躯体・伏図/小屋伏図/天井根太伏図/パネル図/小屋・トラス図/2×4構造計算)
・ S/RC構造図(伏図)
・ 汎用図面スポイト対象外のデータ ・ 平面図(方位マーク/増築・改築区画など)
・ 屋根伏図(増築・改築区画/天井面積区画/天井面積区画図など)
・ 天井伏図(形状変形天井:カマボコ,ドーム,天井仕上表)
・ 配置図(方位マーク,面積表,延焼のおそれのある領域ハッチングなど)
・外皮性能計算(熱的境界(建具))
・ 汎用シンボル(自由鉛直面の見付形状)
・ 汎用データ(メモ,切断記号,記号類,2D部品,寸法線角度) - データによっては、スポイト機能で取得できない設定もあります。
例えば、建具の場合、建具の入力時に「物件初期設定(建具-建具一括初期値)」の設定を参照します。「金・木戸の部屋床高参照」がONの場合、FL+100㎜の建具をスポイトしても、建具を入力するとFL±0㎜で入力されてしまいます。