側端部分面積
壁釣り合い診断の必要壁量を算出するための側端部分面積を入力します。
側端部分面積の「階」の設定は上階の床面積を参照するため、上階の床面積を入力してからこの操作を行ってください。
側端部分面積を入力するA514375_skm_sec01
ここでは、矩形の床面積区画で解説します。
- 「釣合」メニューから「側端部分面積」を選びます。
- 「側端部分面積」ダイアログで、側端部分面積の方向やタイプ、階、建築物などを設定します。
- 入力方法を選んで、側端部分面積の範囲を入力します。
メモ
- 側端部分面積は「通常の面積-吹抜け部分の面積」で計算されます。
- 側端部分面積の1/4のライン上に入隅部があり、そのライン上にある筋かいを側端部分存在壁量に含みたいときは、「不出力」の側端部分面積を入力します。この不出力領域は、面積に含まれず、壁釣り合い図にも描画されません。
「側端部分面積」ダイアログの機能A514375_skm_sec02
方向 | 側端部分面積の方向を選びます。 側端部分とは、壁の釣り合いをチェックする部分(建物の最大領域をX、Y方向に1/4ずつ分割し、両端から1/4まで)のことです。 |
物置等 面積 | 側端部分面積の上部にある物置等の面積(現在階またはその上階の小屋裏、天井裏、その他これらに類する部分の物置等の水平投影面積)を入力します。 |
内法高 | 物置等の平均内法高を入力します。 |
通常 吹抜け 不出力 |
側端部分面積のタイプを選びます。 吹抜け部分の面積をマイナスするときは、「吹抜け」の面積を入力します。 側端部分面積の1/4のライン上に入隅部があり、そのライン上にある筋かいを側端部分存在壁量に含みたいときは、「不出力」の面積を入力します。 |
階 | 何階建の建物のどの階の側端部分面積を入力するかを設定します。 2階建て(木造壁量計算の「専用初期設定:必要壁量-基準法」の「階数」で設定)の場合、2階は「2階建の1F」を設定します。1階は、2階の床面積と1Fの側端部分面積が重なっていれば「2階建の1F」、重なっていなければ「平屋」を設定します。 |
倍率 | 設定した倍率をかけた値で側端部分面積を計上するとき、ONにして倍率値を入力します。バルコニー部分の面積(倍率値 0.4)などに利用します。 |
建築物 | 屋根の軽い建築物か、壁・屋根の重量が重い建築物かを設定します。 |