性能表示(単純開口率)
方位別開口比表と単純開口率表を入力します。
方位別開口比とは、東・西・南・北・真上の各方位の開口面積の配分のことで、すべての階の各方位の開口面積の合計を求め、その値を総開口面積で割って求めます。
単純開口率とは、すべての階の有効建具の総開口面積を採光区画の総面積で割った結果のことです。
方位別開口比表と単純開口率表を作成するA520450_snk_sec01
- 「性能」メニューから「性能表示(単純開口率)」を選びます。
- 「単純開口率設定」ダイアログの「OK」をクリックします。
- 表の配置位置をクリックします。
メモ
- 「専用初期設定:単純開口率表」の「調整」がONの場合、表を配置すると「方位別開口比」と「単純開口率」の項目に「以上」と表記されます。ただし、「調整」のON/OFFに関わらず、整数に丸める前の比率値が「0%」より大きい場合は「以上」が表記されます。
- 表のレイアウトは「専用初期設定:単純開口率表」で設定します。属性変更で変更も可能です。
- 表の小数点以下の桁数や丸めは「専用初期設定:丸め」で設定します。
- 表の文字のフォント、スタイルは「共通初期設定:フォント」の「表・タイトル」「表・項目」「表・文字」の設定が連動します。
単純開口率についてA520450_snk_sec02
単純開口率は、すべての階の有効建具の総開口面積を採光区画の総面積で割った結果のことです。
単純開口率は%で、整数未満の端数を切り捨てた値になります。
開口総面積(㎡) | すべての階について、有効建具として設定されている建具の総開口面積を求めて表示します。 |
居室の総床面積(㎡) | 採光区画の総面積(居室の総床面積)を表示します。 |
単純開口率(%) | 「開口総面積/居室の総床面積」の計算値を、整数未満の端数を切り捨てて表示します。 「専用初期設定:単純開口率表」の「調整」が有効な場合は、計算値を()内に小数点以下2桁で表示し、計算値から調整値を差し引いて整数未満の端数を切り捨てた値が単純開口率となります。 |
方位別開口比についてA520450_snk_sec03
方位別開口比は、東・西・南・北・真上の各方位の開口面積の配分のことで、すべての階の各方位の開口面積の合計を求め、その値を総開口面積で割って求めます。
方位別開口率は%で、整数未満の端数を切り捨てた値になります。
方位別開口面積 | すべての階の各方位の有効建具の幅、高さ、開口面積、方位別の開口面積の合計を表示します。異形形状の建具の場合は、異形形状の計算根拠を表示します。 建具の方位は、下図のように 90 度の範囲にある場合に東・西・南・北を決定しています。 北東・北西は北に、南東・南西は南になります。 |
方位別開口比(%) | 「方位別の開口面積の合計/総開口面積」の計算値を、整数未満の端数を切り捨てて表示します。 「専用初期設定:単純開口率表」の「調整」が有効な場合は、計算値を()内に小数点以下2桁で表示し、計算値から調整値を差し引いて整数未満の端数を切り捨てた値が方位別開口比となります。 |
メモ
- 方位は、次のA、B、Cの優先順位で設定されます。
【A】配置図(1面)の方位マーク
【B】Aがなければ平面図の同階の方位マーク
【C】ABがなければ画面の上が真北 - コーナー建具の幅は各辺の合計ではなく、1点目と3点目の最短距離を幅とし、この線分における方位で開口比を求めます。円弧建具は、弦長を幅とします。
- トップライトの開口面積は次のように計算します。
【鉛直方向と開口部との傾きが 0 度を超え 45 度以下の場合】垂直投影面積を開口面積にします。
【鉛直方向と開口部との傾きが45度を超え90度未満の場合】水平投影面積を開口面積にします。 - 台付き異形形状建具の台部分、異形部分のそれぞれの高さは、マスタで登録されている値の比率で求められます。例えば、マスタで高さ900mm、台高さが500mmのデータを高さ1800mmで配置すると、台高さは1000mmになります。
- 異形形状建具の異形部分の有効面積は「異形部分の幅×高さ×1/2」で算出されます。台付円弧形状の円弧部分も同様です(高さ=建具高-台高さ)。