ファイル読み込み
AutoCADやJW_CAD(DXF・DWG/JW_CAD/SVG/SXF)など、他CAD形式のデータファイルから2次元のデータをZERO用に変換して図面に読み込みます。
このコマンドで読み込み可能な他CAD形式ファイルは下記です。
- AutoCAD形式(.dxf .dwg)
- JW_CAD形式(.jww .jwc .jws .jwk)
- SVGファイル( .svg .svgz)
- SXFファイル( .p21 .sfc)
メモ
- ZEROやModelioの物件等を読み込む場合は、「インポート」を使用します。
「ファイル読み込み」を実行して、読み込むファイルを選択する
- 「ファイル」メニューから「ファイル読み込み」を選びます。
- 「読み込み」ダイアログで読み込むファイルを選択して、「開く」をクリックします。
- 選択したファイルの変換を設定し、「OK」をクリックします。
選択したファイルの形式によって、変換設定するダイアログが異なります。
⇒「AutoCAD形式ファイルの変換を設定する」
⇒「JW_CAD形式ファイルの変換を設定する」
⇒「SVGファイルの変換を設定する」
⇒「SXFファイルの変換を設定する」 - 「倍率」もしくは「縮尺」、「タイトル」を設定します。
※下図は、SXFファイルを読み込んだ場合
読み込むCADデータがZEROの図面用紙枠内に収まる倍率、縮尺に設定されています。
※読み込んだCADデータの形式によって設定する項目がない場合があります。タイトル 図面に取り込むCADデータの下部にタイトルを付けます。 2D部品登録 取り込むCADデータを2D部品マスタに登録します。
他のユーザーが編集中の共有フォルダの同じ2D部品マスタを編集しようとすると、「他の人(ユーザー名)が編集中です。」と表示され編集することができません。他のユーザーの編集が終わるまで待つ必要があります。編集 取り込んだCADデータを編集してから、図面に取り込みます。 - CAD画面で読み込んだ図面データを配置する位置をクリックします。

→AutoCAD形式ファイルの変換を設定するA111055_frd_sec02
.dxf または .dwgファイルを読み込んだときの変換を設定するダイアログです。
メモ
- 読み込んだAutoCADデータの形式、バージョンによって設定する項目がない場合があります。
レイヤ | 読み込んだデータのレイヤの変換先を設定します。 | |
全てカレント | 変換するデータをすべて、ZEROで設定されている現在のレイヤに取り込みます。 | |
全てバック | 変換するデータをすべて、バック図面に取り込みます。 | |
個別設定 | 変換するデータを個別に、取り込み先のレイヤを設定します。 AutoCADの「画層名」から「No.」でZEROの取り込み先のレイヤNo.を指定します。取り込まないレイヤには、「読込」をOFFにします。 |
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非表示レイヤを読み込む | AutoCADで使用されているレイヤの属性で、データを非表示にするレイヤも読み込みます。 | |
フリーズレイヤを読み込む | AutoCAD で使用されているレイヤの属性で、データを訂正できないようにしているレイヤも読み込みます。 | |
ペン | 読み込んだデータのペンNo.を設定します。 | |
全てカレント | 変換するデータをすべて、ZEROで設定されている現在のペンNo.にします。 | |
個別設定 | 変換するデータを個別にペンNo.を設定します。 AutoCADの「色No.」から「No.」でペンNo.を設定します。 |
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その他 | BLOCKのネスト | ファイルに BLOCK データ(複合図形)が含まれているとき、そのBLOCKデータを何レベルまで読み込むかを設定します。0 に設定すると BLOCK データはまったく読み込まれません。通常は 5~10 程度に設定しておけばすべてのデータを読み込むことができます。 |
曲線分割ピッチ | ファイルに曲線データ(楕円、スプライン、引出し線など)が含まれているとき、その曲線を直線に分割するピッチを設定します。ZEROには、曲線という要素がないために、このような処理を行います。なお、分割ピッチを細かく設定しすぎるとデータ量が増えますので注意してください。 | |
要素変換 | モデル空間の要素のみ読み込む | モデル空間の要素データのみ取り込みます。OFFの場合は、モデル空間とペーパー空間の要素データを取り込みます。 |
1PACKで読み込む | 変換したデータをすべてパック化します。配置後、選択すると変換したデータのすべてが選択されますが、パック化選択をOFFにすると、それぞれのデータを選択できます。 | |
線種 | 線種を読み込む | 線種データを読み込んで、「変換設定」で変換後の線種を設定します。 |
文字 | 半角文字を全角で読み込む | 半角数字、カタカナなどをすべて全角に変換します。 |
文字を読み込む | 文字データを読み込んで、「変換設定」で変換後の文字の高さと幅を調整します。 | |
点 | 無し | 点データを取り込みません。 |
補助点 | 点データを補助点に変換します。 | |
円 | 点データを円に変換します。 | |
寸法線 | 単一要素に分解して読み込む | 寸法線を線分と文字列に分解します。 |
寸法線として読み込む | 「矢印変換設定」でZEROの寸法線に変換します。 |

→JW_CAD形式ファイルの変換を設定するA111055_frd_sec03
.jww .jwc .jws .jwkファイルを読み込んだときの変換を設定するダイアログです。
メモ
- 読み込んだJw_cadデータの形式、バージョンによって設定する項目がない場合があります。
レイヤ | 読み込んだデータのレイヤの変換先を設定します。 | |
全てカレント | 変換するデータをすべて、ZEROで設定されている現在のレイヤに取り込みます。 | |
全てバック | 変換するデータをすべて、バック図面に取り込みます。 | |
個別設定 | 変換するデータを個別に、取り込み先のレイヤを設定します。 JW-CADの「グループ」「画層名」から「レイヤNo.」でZEROの取り込み先のレイヤNo.を指定します。取り込まないレイヤには、「読込」をOFFにします。 |
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ペン | 読み込んだデータのペンNo.を設定します。 | |
全てカレント | 変換するデータをすべて、ZEROで設定されている現在のペンNo.にします。 | |
個別設定 | 変換するデータを個別にペンNo.を設定します。 JwCadの「色No.」から「ペンNo.」でペンNo.を設定します。 |
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点変換 | 無し | 点データを取り込みません。 |
補助点 | 点データを補助点に変換します。 | |
円 | 点データを円に変換します。「直径」「レイヤNo.」「ペンNo.」で変換後の円を設定します。 | |
補助要素を対象にする | 補助データを読み込んで、不出力ペンNo.に変換します。 .jww .jwsファイルを読み込んだときに設定します。 |
- Jw_cadデータ、DXF/DWGデータを読み込んで立体化する機能は、こちらを参照してください。

→SVGファイルの変換を設定するA111055_frd_sec04
ブラウザでCADデータを表示できる .svg .svgzファイルを読み込んだときの変換を設定するダイアログです。
1PACKで読み込む | 変換したデータをすべてパック化します。配置後、選択すると変換したデータのすべてが選択されますが、パック化選択をOFFにすると、それぞれのデータを選択できます。 |
バックレイヤに読み込む | 変換するデータをすべて、バック図面に取り込みます。 |
作図範囲でクリップして読み込む | SVGファイルで設定している作図範囲内のデータのみ取り込みます。 |
メモ
- SVG(The Scalable Vector Graphics)は、Web向けのXMLベクター・グラフィックス・フォーマットです。BMPやJPEGなどの画像データファイルとは異なり、直線や曲線といったベクトル情報で画像を表現しているため、画像を拡大縮小しても鮮明に表示・印刷できます。 また、ファイルサイズが非常に軽いため、インターネット環境でのデータのやり取りに最適です。
- .svgzファイルは、.svgファイルを圧縮したファイルです。

→SXFファイルの変換を設定するA111055_frd_sec05
建設分野で使用する電子納品のCADデータ交換形式ファイル .p21 .sfcファイルを読み込んだときの変換を設定するダイアログです。
読込図面 | 異なる縮尺、座標系の図面の一覧です。「読込」で読み込む縮尺の図面をONにします。 |
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要素変換 | 1PACKで読み込む | 変換したデータをすべてパック化します。配置後、選択すると変換したデータのすべてが選択されますが、パック化選択をOFFにすると、それぞれのデータを選択できます。 |
寸法線 | 単一要素に分解して読み込む | 線分と文字列に分解して取り込みます。 |
寸法線として読み込む | ZEROの寸法線に変換します。 | |
レイヤ | 読み込んだデータのレイヤの変換先を設定します。 | |
全てカレント | 変換するデータをすべて、ZEROで設定されている現在のレイヤに取り込みます。 | |
全てバック | 変換するデータをすべて、バック図面に取り込みます。 | |
個別設定 | 変換するデータを個別に、取り込み先のレイヤを設定します。 SXFデータの「元レイヤ」から「先レイヤ」でZEROの取り込み先のレイヤNo.を指定します。取り込まないレイヤには、「読込」をOFFにします。 |
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ペン | 読み込んだデータのペンNo.を設定します。 | |
全てカレント | 変換するデータをすべて、ZEROで設定されている現在のペンNo.にします。 | |
個別設定 | 変換するデータを個別にペンNo.を設定します。 SXFデータの「ペンNo.」から「No.」でペンNo.を設定します。 |