専用初期設定:自動条件-耐力壁
自動配置する際に平面図から読み込むデータと、耐力壁の自動配置について設定します。
平面図から読み込むデータを変更するにはA510160_sjd_sec01
「基準法モード」の「一括自動」「自動立上」や、「ツール」メニューの「平面図読み込み」で読み込む平面図のデータは、「平面図読込」で読み込む項目をONにして設定します。
図面全データ | 平面図に入力されているすべてのデータを読み込みます。 |
柱略式 | 平面図に入力した柱と壁の表現を簡略化して読み込みます。 ※「柱略式」がONのとき、外部シンボルの袖壁は読み込まれません。 |
建具 | 平面図に入力した建具を読み込みます。 |
文字 | 平面図に入力した部屋の名称を読み込みます。他の文字は読み込まれません。 |
寸法線 | 平面図に入力した寸法線を読み込みます。 |
ポーチ柱を 非構造で読込 |
平面図に入力したポーチ柱を非構造として読み込みます。 非構造のポーチ柱にかかる壁には自動で耐力壁が作成されなくなります。また、引き抜き力の対象とならないため伏図モードで表示されません。 |
柱塗り潰し | 柱を塗り潰す場合はONにして、「RGB」で塗り潰し色を設定します。 |
メモ
- 「建具」をOFFにして平面図を読み込んだ場合、「表示」メニューの「建具表示」で一時的に建具データを表示させることができます。
耐力壁の自動配置条件を変更するにはA510160_sjd_sec02
「基準法モード」の「一括自動」「自動立上」で耐力壁を配置するときの条件は、「耐力壁配置」で設定します。
自動配置 | 設定した条件で耐力壁を自動配置する場合に選択します。 |
平面図耐力壁 | 平面図で入力した耐力壁を読み込む場合に選択します。 「耐力壁配置」「耐力壁配置位置」の設定は無効になります。 |
「自動配置」を選んだ場合は、その他の条件を設定します。
メモ
- 平面図に耐震診断の耐力壁が存在し「平面図耐力壁」で読み込むと確認メッセージが表示されます。
耐震診断の耐力壁は読み込みできません。平面図から読み込み可能な耐力壁は「柱壁」-「耐力壁」コマンドで入力したものに限ります。
安全倍率設定
必要以上に耐力壁を自動配置しないようにするときはONにして、倍率を設定します。
存在壁量が「必要壁量 × 安全倍率」を超えたところで、耐力壁の自動配置が停止されるようになります。
OFFのときは最大限に耐力壁が自動配置されます。
メモ
- 壁配置のバランスや施工を考慮して自動配置するわけではありません。自動配置後は、必ず耐力壁の位置や向きを確認してください。
- 耐力壁の自動配置の結果、設定した安全倍率設定を満たすような壁量を確保できなかった場合は、次の確認画面が表示されます。
このときは、「壁量」メニューの「壁量判定表」で「壁余裕度」を確認してください。設定した安全倍率より「壁余裕度」が低い場合に、確認画面が表示されます。
外部/内部
建物外部の壁に耐力壁を自動配置する場合は「外部」をON、建物内部の壁の場合は「内部」をONにして、壁の種類別に配置する耐力壁のタイプを選択します。
選択する耐力壁のタイプは、「専用初期設定:凡例-耐力壁」で設定したものが表示されます。耐力壁を配置しない壁の種類には「なし」を選びます。
大壁 | 大壁に配置する耐力壁を選択します。 |
両真壁 | 両面が真壁タイプの壁に配置する耐力壁を選択します。 |
大壁真壁 | 片面が大壁でもう片面が真壁タイプの壁に配置する耐力壁を選択します。 |
メモ
- 「外部」の場合は、出隅部分かどうかによって壁の種類を分けて設定します。
最小長さ
耐力壁を自動配置する壁の長さの最小値を設定します。
「耐力壁配置位置」の設定により、柱の面から面または芯から芯の距離がこの値より小さい場合、耐力壁は自動配置されません。
耐力壁配置位置
耐力壁を自動配置するときの柱間の位置と面材の位置を設定します。
柱 | 耐力壁を柱の面から面で配置する場合は「面間」、柱の芯から芯で配置する場合は「芯々」を選びます。 |
面材表現 壁1 | 壁構造ありの耐力壁で面材を表現するとき、「壁1」の面材記号の描画位置を外壁の外側にする場合は「外面」、内側にする場合は「内面」を選びます。 |
メモ
- 壁構造ありの耐力壁で面材を表現するかどうかは、「専用初期設定:凡例-耐力壁」で設定します。