専用初期設定:凡例-耐力壁
耐力壁を構成する筋かいと壁の凡例を設定します。50個まで登録できます。
ここでの設定は、木造壁量計算、木造壁量計算表、平面図、平面詳細図、木造床小屋伏図で有効です。
耐力壁の凡例を変更するにはA510110_sht_sec01
ここでは、「筋かい+面材」の凡例を新規登録する例で解説します。
- 一覧で未登録欄を選び、「変更」をクリックします。
※ 設定内容を変更するときは、登録済みの凡例を選んで「変更」をクリックします。 - 「耐力壁凡例の設定」ダイアログの「耐力壁表現方法」で耐力壁の記号を選びます。
- 「筋かい構造」をクリックして、筋かいを選びます。
- 「壁構造1」をクリックして、面材を選びます。
- 耐力壁に面材も表現する場合は、「面材表現」の「壁1」をONにして面材の記号を選びます。
※ 面材を複数持つときは、同様に「壁構造2」を設定して、「面材表現」の「壁2」で記号を選びます。 - 「トータル倍率」を確認して、「OK」をクリックします。
- 凡例に登録されます。
「面材表現」がONの場合は、「表現」のセルに「面1」または「面2」「面1・2」と表示されます。
メモ
- 使用していない耐力壁の凡例を削除するには、削除する凡例を選択してから「削除」をクリックします。
削除する凡例が物件で使用されている場合、正しい計算ができなくなりますのでご注意ください。
「耐力壁凡例の設定」ダイアログの機能A510110_sht_sec02
耐力壁表現方法
耐力壁の図面での表現を設定します。
システム | システムで用意されている記号を一覧から選びます。 次の記号は、入力する筋かいのタイプ(シングル終上/シングル始上/ダブル)によって表現が変わります。 |
マスタ | オリジナルで作成した記号を筋かいマスタから選びます。変更する場合は「マスタ変更」をクリックします。 |
メモ
- 耐力壁表現のサイズは、「専用初期設定:耐力壁」で設定します。
筋かい構造
筋かいの寸法や倍率などの構造を「筋かい構造」ダイアログから選びます。
「専用初期設定:凡例-耐力壁」ダイアログ上部の「固有名称を使用」がOFFの場合は、筋かい構造の名称も任意に変更できます。
一覧にない場合は、「その他(トータル倍率5まで)」または「その他」を選んで、筋かい構造の名称、倍率、タイプ(シングル/ダブル)、幅、せいを設定します。
その他(トータル倍率5まで) | トータル倍率に制限(5.00)があり、「筋かい構造の倍率+壁構造の倍率」が「5.00」以上になっても、トータル倍率は「5.00」になります。 |
その他 | トータル倍率に制限がないため、5.00倍を超える設定が可能です。 |
メモ
- 「その他(トータル倍率5まで)」または「その他」を選んで幅、せいを入力すると、そのサイズによって倍率が自動的に設定されます。直接入力も可能です。
- 「その他(トータル倍率5まで)」または「その他」を選んで筋かい構造を設定すると、凡例表を配置したときに記号の横に「*」印が表示されます。
なお、凡例表は、「壁量」メニューの「凡例」や、壁量計算表の「基準法」メニューの「凡例」で配置できます。 - 木材を平使いで筋かいをかける場合は「横使い」をONにします。例えば、30×90の片筋かいは「横使い」ONで、木材の幅が90mm、せいが30mmになります。
- 木材の幅、せい、横使いの設定は、床小屋伏図で使用します。
幅×せい または せい×幅 | 倍率 | |
シングルの場合 | ダブルの場合 | |
15×90以上30×90未満 | 1.00 | 2.00 |
30×90以上45×90未満 | 1.50 | 3.00 |
45×90以上90×90未満 | 2.00 | 4.00 |
90×90以上 | 3.00 | 5.00 |
面材表現
「壁構造1」「壁構造2」を設定したとき、耐力壁記号に加えて面材記号も表現する場合は、「壁1」「壁2」をONにして、面材の記号を選びます。
面材の記号で「直線」を選んでいるときに「破線」をONにすると、面材記号を破線で表現できます。
壁構造
構造用の壁を使用する場合は、壁の種類や倍率を「壁構造」ダイアログから選びます。
「専用初期設定:凡例-耐力壁」ダイアログ上部の「固有名称を使用」がOFFの場合は、壁構造の名称も任意に変更できます。
一覧にない場合は、「その他(トータル倍率5まで)」または「その他」を選んで、壁構造の名称、倍率を設定します。
その他(トータル倍率5まで) | トータル倍率に制限(5.00)があり、「筋かい構造の倍率+壁構造の倍率」が「5.00」以上になっても、トータル倍率は「5.00」になります。 |
その他 | トータル倍率に制限がないため、5.00倍を超える設定が可能です。 |
メモ
- 「その他(トータル倍率5まで)」または「その他」を選んで壁構造を設定すると、凡例表を配置したときに記号の横に「*」印が表示されます。
なお、凡例表は、「壁量」メニューの「凡例」や、壁量計算表の「基準法」メニューの「凡例」で配置できます。 - 壁構造ありのとき、耐力壁に面材を表現する場合は「面材表現」の「壁1」「壁2」をONにします。耐力壁の入力時に、耐力壁+面材の記号で表現されるようになります。
- 面材の配置位置(面寄り)は、「専用初期設定:自動条件-耐力壁」の「耐力壁配置位置」の「面材表現 壁1」、または耐力壁の入力時に設定できます。
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「N値用倍率」は、柱接合部の判定で使用するN値計算で、壁量計算で使用する壁倍率とは異なる数値を使用します。例えば、制震ダンパーを使用する場合などで次のように設定します。
「姿図(構造パース)」をONにすると、制震ダンパーのイメージで構造パースや軸組モニタに表示されます。
トータル倍率
筋かい構造、壁構造1、壁構造2の倍率の合計を表示します。
筋かい構造、壁構造の両方が「その他」以外の場合は、トータル倍率に制限(5.00)がかかるため、合計が「5.00」以上になっても「5.00」と表示されます。
筋かい構造、壁構造のどちらかを「その他」にした場合は、トータル倍率の制限はかかりません。
耐力壁の記号を変更するにはA510110_sht_sec03
凡例表で表記する耐力壁の記号は、「記号」で設定します。半角で4文字まで入力できます。
凡例表は「壁量」メニューの「凡例」や、壁量計算表の「基準法」メニューの「凡例」で配置できます。