耐力壁
耐力壁を入力、または削除します。
入力(削除)と同時に、作業階の壁量判定の結果がダイアログに表示されます。判定結果がOKになるように耐力壁を追加、または削除します。
耐力壁を入力するA510420_sjk_sec01
- 「基準法モード」の「耐力壁」メニューから「耐力壁」を選びます。
- 「耐力壁」ダイアログの「基準法判定」で、現在の壁量判定の結果を確認します。
判定がNGのときは、耐力壁を追加入力したり、倍率の高い耐力壁に入れ替えます。 - 「計算」で、「基準法」「性能表示」のどちらの床面積を使用するか選択します。
- 耐力壁記号をクリックして、入力する耐力壁を選びます。
- 選択した耐力壁の筋かい構造がシングルの場合は、「筋かいタイプ」で筋かいの向きを選びます。
選択した耐力壁に壁構造がある場合は、「壁1」の面材記号の配置位置を選びます。 - 耐力壁の始点、終点をクリックします。耐力壁の表現は、入力方向の左側に表示されます。
基準法 | 「床面積設定を開く(基準法)」で入力した床面積を使用します。 |
性能表示 | 「床面積設定を開く」で入力した床面積を使用します。 |
メモ
- 「選択」ダイアログに表示される耐力壁のタイプは、「専用初期設定:凡例-耐力壁」で設定したものが表示されます。
- 「専用初期設定:耐力壁」の「耐力壁の重複入力」がOFFのとき、耐力壁を重複入力して入れ替えることができます。
(詳しくは、「耐力壁の重複入力について設定するには」を参照)
耐力壁を削除するにはA510420_sjk_sec02
- 「耐力壁」ダイアログの「耐力壁削除」をクリックします。
「削除」ダイアログに変わります。 - 削除する耐力壁をクリックします。
- マウスカーソル部分に「YES」「NO」が表示されるので、削除するときはマウスの左ボタン、キャンセルするときはマウスの右ボタンをクリックします。
メモ
- 汎用の削除コマンドでも耐力壁を削除できますが、「削除」ダイアログでは削除しながら重心・剛心の位置や存在壁量などを確認することができます。
「耐力壁」ダイアログの機能A510420_sjk_sec03
耐力壁記号 | 選択した耐力壁のNoと表現を表示します。クリックして変更できます。 なお、耐力壁の表現や筋かい構造、壁構造は、「専用初期設定:凡例-耐力壁」で設定します。 |
柱芯ピック | 耐力壁の入力で、自動的に柱の芯をピックするときはONにします。 柱芯にピックできる柱の種類は、通し柱、管柱、丸柱、半柱、床柱(角・前丸・丸)です。 |
重心・剛心 | 耐力壁の入力で、リアルタイムに重心と剛心の位置を表示するときはONにします。 |
耐力壁削除 | 耐力壁を削除するときにクリックします。「削除」ダイアログが開きます。 |
釣り合い確認 | 壁釣り合い判定の根拠を確認するときにクリックします。「壁釣り合い判定表」ダイアログが開きます。 |
筋かい構造 壁構造 倍率 |
選択した耐力壁の筋かい構造、壁構造、倍率を表示します。 |
筋かいタイプ | 選択した耐力壁の筋かい構造が片方向の場合は、「シングル終上」「シングル始上」から方向を選びます。 たすき掛け筋かいの場合は「ダブル」がONの状態で表示されます。 |
面材1位置 | 選択した耐力壁に壁構造がある場合は、「壁1」の面材記号の描画位置を設定します。耐力壁の入力方向に向かって左側に描画するときは「左面」、右側に描画するときは「右面」を選びます。 |
長さ | 属性変更の対象となっている耐力壁のX方向、Y方向の長さを表示します。 |
計算 | 計算に使用する床面積を選択します。 「床面積設定を開く(基準法)」で入力した床面積を使用するときは「基準法」、「床面積設定を開く」で入力した床面積を使用するときは「性能表示」を選びます。 |
N値用壁倍率(剛心) | 「専用初期設定:配置診断」の「剛心・偏心率・壁釣り合い判定にN値用壁倍率で計算する機能を追加」がONのとき、この項目が表示されます。 この項目をONにすると、N値用壁倍率を使用して算出した剛心の位置になります。 |
基準法判定 | 作業階のX方向、Y方向について、存在壁量、必要壁量、基準法の壁量判定結果を表示します。 |
壁余裕度 | X方向、Y方向の必要壁量に対する存在壁量の割合を表示します。 「壁余裕度 = 存在壁量 / 必要壁量」 壁余裕度が1.0を超えると、存在壁量>必要壁量となり「基準法判定」がOKになります。 |
偏心率 | 重心と剛心の隔たりのねじり抵抗に対する割合を表示します。 |
壁釣り合い | 建物両側の側端部分の存在壁量を比較して、バランスよく配置されているかの判定結果を表示します。判定の根拠は「釣り合い確認」で確認できます。 |