必要壁量算定表/存在壁量算定表/壁量判定表/凡例
基準法に関する必要壁量算定表、存在壁量算定表、壁量判定表、耐力壁の凡例を作成します。
床面積設定・見付面積設定で各面積を入力してから実行してください。
メモ
- 新たに表を配置すると、既存の表は削除されます。
- 表の文字高や欄の間隔は「専用初期設定:図・表-図・表描画」で設定します。
- 表内の数値の表示桁数や丸め方法は「専用初期設定:図・表-計算」で設定します。
- 表の列幅は各項目の文字が収まるように自動設定されます。面積表の属性変更で「列幅自動設定」をOFFにすると、各項目の列幅を設定できます。このとき、文字列が収まらない場合は、文字サイズを小さくして収まるように自動調整されます。
- 表の文字のフォント、スタイルは「共通初期設定:フォント」の「表・タイトル」「表・項目」「表・文字」の設定が連動します。
必要壁量算定表を作成するA510440_hjk_sec01
基準法の地震力、風圧力の条件と床面積、見付面積より必要壁量を算出し、必要壁量算定表を作成します。
- 「基準法モード」の「壁量」メニューから「必要壁量算定表」を選びます。
※ 壁量計算表では、「基準法」メニューから「壁量判定」の「必要壁量算定表」を選びます。 - 「必要壁量算定表」ダイアログの「計算」で「基準法」「性能表示」のどちらの床面積を使用するか選択します。
- 表の内容を確認して、「OK」をクリックします。
- 表の配置位置(左上)をクリックします。
基準法 | 「床面積設定を開く(基準法)」で入力した床面積を使用します。 |
性能表示 | 「床面積設定を開く」で入力した床面積を使用します。 |
メモ
- 算定表の下に表示される条件は「専用初期設定:必要壁量-基準法」の設定が連動します。設定されている条件は ■ で表示されます。
存在壁量算定表を作成するA510440_hjk_sec02
入力されている耐力壁の壁量を集計し、存在壁量算定表を作成します。
「専用初期設定:図・表-計算」の「壁量計算表の割付」の設定によって、壁量を実際の長さで算出するか、基準となる長さで換算して算出するかが決まります。
- 「基準法モード」の「壁量」メニューから「存在壁量算定表」を選びます。
※ 壁量計算表では、「基準法」メニューから「壁量判定」の「存在壁量算定表」を選びます。 - 「存在壁量算定表」ダイアログで表の内容を確認して、「OK」をクリックします。
- 表の配置位置(左上)をクリックします。
メモ
- 耐力壁が柱をまたいで入力されている場合、または耐力壁の入力で合計倍率が「5.0」を超える場合、表の配置時に確認画面が表示されます。
壁量判定表を作成するA510440_hjk_sec03
存在壁量が必要壁量より大きいかを判定し、判定結果を表示した壁量判定表を作成します。
- 「基準法モード」の「壁量」メニューから「壁量判定表」を選びます。
※ 壁量計算表では、「基準法」メニューから「壁量判定」の「壁量判定表」を選びます。 - 「壁量判定表」ダイアログの「計算」で「基準法」「性能表示」のどちらの床面積を使用するか選択します。
- 表の内容を確認して、「OK」をクリックします。
- 表の配置位置(左上)をクリックします。
基準法 | 「床面積設定を開く(基準法)」で入力した床面積を使用します。 |
性能表示 | 「床面積設定を開く」で入力した床面積を使用します。 |
メモ
- 耐力壁が柱をまたいで入力されている場合、または耐力壁の入力で合計倍率が「5.0」を超える場合、表の配置時に確認画面が表示されます。
- 「専用初期設定:配置診断」の「壁量安全率」の「普通」の値が「1.01」以上に設定されている場合、「必要壁量」に「必要壁量 × 壁量安全率(普通)」の値が()で表示されます。
存在壁量が()内の数値より小さい場合は、判定が「NG」になります。 - 「壁余裕度」は「存在壁量÷必要壁量」で求められます。
ただし、数値は、丸め方法「切り捨て」、小数桁数「2」に固定です。
耐力壁の凡例を作成するA510440_hjk_sec04
- 「基準法モード」の「壁量」メニューから「凡例」を選びます。
※ 壁量計算表では、「基準法」メニューから「壁量判定」の「凡例」を選びます。 - 入力されている耐力壁のみを一覧表示する場合は「凡例」ダイアログの「使用している耐力壁のみ表示」をONにします。OFFのときは「専用初期設定:凡例-耐力壁」に登録されている耐力壁の一覧になります。
- 表の内容を確認して、「OK」をクリックします。
- 表の配置位置(左上)をクリックします。
メモ
- 壁仕様の詳細を表示する場合は「凡例」ダイアログの「壁詳細仕様を表示する」をONにします。
- 「専用初期設定:柱接合部」の「判定方法」が「性能表示解説書による」に設定されている場合は、一覧に柱接合部の倍率が表示されます。
- 「専用初期設定:凡例-耐力壁」でN値用の倍率を設定した壁構造がある場合、「N値用壁倍率を表示する」をONで凡例表にN値用の倍率を表示することができます。
入力されている耐力壁に不備がある場合A510440_hjk_sec05
耐力壁が柱をまたいで入力されている場合や、耐力壁が重複して配置されている場合に、次の確認画面が表示されます。
このときは、「ツール」メニューの「耐力壁配置チェック」でエラーの箇所を確認してください。
耐力壁が柱をまたぐ場合
存在壁量算定表や壁量判定表を配置すると下記のメッセージが表示されます。
このまま表を配置した場合、「※耐力壁が柱をまたいで配置されています。計算結果が正しいか必ず確認してください。」の注釈が表の上に貼り付けられます。
重複入力した耐力壁の合計倍率が「5.00」を超える場合
存在壁量算定表を配置すると「※耐力壁が重複配置されています。計算結果が正しいか必ず確認してください。」の注釈が表の上に貼り付けられます。
「筋かい+筋かい」または「面材+面材+面材」の場合は合計倍率が「5.00」を超えなくても、存在壁量算定表と壁量判定表を配置すると、下記の注意メッセージが表示されます。また、「※耐力壁が重複配置されています。計算結果が正しいか必ず確認してください。」の注釈が表の上に貼り付けられます。