耐力壁線等自動配置
床・屋根構面、耐力壁線、耐力壁区画を自動配置します。各データは床倍率判定で使用されます。
床・屋根構面は、上階の部屋領域、耐力壁線は上階の耐力壁と準耐力壁等を参照して配置されるため、上階のデータを先に入力してください。
耐力壁線等を自動配置するA510540_tjd_sec01
- 「性能表示モード」の「性能」メニューから「耐力壁線等自動配置」を選びます。
- 「耐力壁線等自動配置」ダイアログで、自動配置する項目をONにします。
- 「床/屋根構面」をONにした場合は、構面の仕様を選択します。
※ 実行する階によって、設定できる項目が異なります。 - 「OK」をクリックします。
床/屋根構面 | 床構面または屋根構面を自動配置します。 (詳しくは、「床・屋根構面を自動配置する」を参照) |
耐力壁線 | 条件を満たす耐力壁線を自動配置します。 「専用初期設定:性能表示」の「合算による補正壁量」が「自動」の場合は、耐力壁線の条件を満たさない壁線から1m以内にある耐力壁を、その壁線上にあるとみなして存在壁量を合算します。 (詳しくは、「耐力壁線の合算について」を参照) |
耐力壁区画 | X・Y方向の耐力壁線の間に耐力壁区画を自動配置します。 (詳しくは、「耐力壁区画の形状について」「耐力壁区画の必要接合部倍率の計算方法」を参照) |
最上階の屋根材 | 最上階で配置する屋根構面の仕様を選びます。 |
2階の床材 | 1階で配置する床構面の仕様を選びます。 |
1階下屋の屋根材 | 1階下屋部分に配置する屋根構面の仕様を選びます。 |
メモ
- 各項目の仕様の先頭に表示されている数字は、存在床倍率です。
- 「ツール」メニューの「X方向耐力壁線・区画表示」「Y方向耐力壁線・区画表示」「床・屋根・火打表示」で、各方向の耐力壁線や耐力壁区画、床・屋根・火打構面や火打材の表示・非表示を切り替えることができます。
- 自動配置で意図する耐力壁線にならない場合は、「性能」メニューの「耐力壁線」で手入力してください。また、オーバーハングの最外周は自動で配置されないため、同じコマンドで仮想耐力壁線を入力する必要があります。
- 耐力壁線や仮想耐力壁線を追加入力した場合は、再度、「性能」メニューの「耐力壁線等自動配置」を実行し、「耐力壁線」OFF、「耐力壁区画」ONで耐力壁区画を再配置してください。
耐力壁区画の形状についてA510540_tjd_sec02
「専用初期設定:性能表示」の「耐力壁線の長さで小区画を計算する(特殊形状)」の設定によって、配置される耐力壁区画の形状が変わります。
ON | 耐力壁線のある通りで区画を区切ります。 |
OFF | 耐力壁線で区画を区切ります。 |
耐力壁区画の必要接合部倍率の計算方法A510540_tjd_sec03
耐力壁区画の必要接合部倍率の計算方法は、耐力壁区画の属性変更ダイアログで確認・変更できます。必要接合部倍率の計算方法は、床・小屋梁の継手・仕口の判定に影響します。
計算方法の初期値は、建物形状、耐力壁区画の配置状況、耐力壁線間の距離などをもとに自動設定されます。