床・小屋梁の継手・仕口判定表
耐力壁区画の必要接合部倍率より大きな存在接合部倍率の継手・仕口を自動設定し、判定表を作成します。
床・小屋梁の継手・仕口を自動設定するA510560_stc_sec01
- 「性能表示モード」の「接合」メニューから「床・小屋梁の継手・仕口判定表」を選びます。
- 「床・小屋梁の継手・仕口判定表」ダイアログで判定結果を確認します。
- 判定表を配置する場合は「OK」、確認のみの場合は「キャンセル」をクリックします。
継手・仕口の設定条件
耐力壁区画の必要接合部倍率より大きな存在接合部倍率の継手・仕口を集計し、一覧表示します。
必要接合部倍率が「0.7」以上のときに、その倍率より大きい存在接合部倍率をもつ継手・仕口の記号がセットされ、判定結果が「OK」となります。
横架材の接合部の必要接合部倍率について
部位によって、横架材の接合部の必要接合部倍率の算出方法が異なります。
部位 | 必要接合部倍率 |
下屋の付け根の接合部 ・下屋の付け根の含む床区画 ・下屋の付け根が耐力壁線となる場合その下屋側の床区画 |
平均存在床倍率 × 耐力壁線間距離 × 0.185 (0.7以下の時は0.7とする) |
建物の最外周の耐力壁線から1.5mを超える位置にある入隅部の接合部 ・入り隅を含む床区画 ・入り隅が耐力壁線となる場合その両側の床区画 |
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壁線間距離が4mを超える床・屋根面の中間にある接合部 ・両側の耐力壁線間距離が4mを超える床区画 |
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その他の接合部 | 0.7 |
メモ
- 部位は、「性能」メニューの「耐力壁線等自動配置」で自動配置した耐力壁区画の属性変更ダイアログで確認・変更できます。
必要接合部倍率の計算方法の初期値は、建物形状、耐力壁区画の配置状況、耐力壁線間の距離などをもとに自動設定されます。
横架材の接合部の存在接合部倍率
必要接合部倍率が「0.7」以上のときに、その倍率より大きい存在接合部倍率をもつ継手・仕口の記号がセットされます。
仕様 | 倍率 | 記号 |
腰掛け蟻若しくは大入れ蟻掛け+羽子板ボルト、短冊金物 | 1.9 | J1 |
腰掛け蟻若しくは大入れ蟻掛け+羽子板ボルト、短冊金物×2 | 3.0 | J2 |
20KN用引き寄せ金物 | 3.7 | 4 |
25KN用引き寄せ金物 | 4.7 | 5 |
15KN用引き寄せ金物×2 | 5.6 | 32 |
床・小屋梁の継手・仕口判定表を作成するA510560_stc_sec02
- 「性能表示モード」の「接合」メニューから「床・小屋梁の継手・仕口判定表」を選びます。
※ 壁量計算表では、「性能」メニューから「床・小屋梁の継手・仕口判定表」を選びます。 - 「床・小屋梁の継手・仕口判定表」ダイアログで表の内容を確認して、「OK」をクリックします。
- 表の配置位置(左上)をクリックします。
メモ
- 新たに表を配置すると、既存の表は削除されます。
- 表の文字高や欄の間隔は「専用初期設定:図・表-図・表描画」で設定します。
- 表の列幅は各項目の文字が収まるように自動設定されます。面積表の属性変更で「列幅自動設定」をOFFにすると、各項目の列幅を設定できます。このとき、文字列が収まらない場合は、文字サイズを小さくして収まるように自動調整されます。
- 表の文字のフォント、スタイルは「共通初期設定:フォント」の「表・タイトル」「表・項目」「表・文字」の設定が連動します。