専用初期設定:床・基礎
外皮となる床と基礎の仕様の初期値を設定します。各熱的境界の入力時や自動配置するデータの初期値になります。
床の仕様の初期値を変更するにはA560170_syk_sec01
床のタイプ別に熱的境界の仕様を選択します。床タイプは平面図で入力した部屋の床仕上を参照します。
外気に接する床(オーバーハング等)は外気側、その他の床(床断熱工法の1階床)は床下側の仕様になります。
- 各部位のセルをダブルクリック、またはセルをクリックして「設定」をクリックします。
※ 3Dカタログ断熱仕様の確認画面が表示された場合は「OK」をクリックします。 - 「断熱仕様選択」ダイアログで断熱仕様を選択します。
※「断熱仕様選択」ダイアログのATZERO仕様は、「専用初期設定:仕様」で登録した断熱仕様が表示されます。
メモ
- 「断熱仕様選択」ダイアログの「編集」をONにして仕様を編集すると、「専用初期設定:仕様」に登録されている内容も変更されます。
基礎の仕様の初期値を変更するにはA560170_syk_sec02
- 基礎の評価方法を設定します。
※「専用初期設定:仕様(基礎)」の「評価方法」と連動します。 - 「床下の断熱方法」を選びます。
工法によって、設定が必要な部位が異なります。 - 各部位のセルをダブルクリック、またはセルをクリックして「設定」をクリックします。
- 「断熱仕様選択」ダイアログでグループ「外気側/床下側)」に設定し、仕様を選択します。
※「断熱仕様選択」ダイアログには「専用初期設定:仕様(基礎)」で登録した仕様が表示されます。
工法 | 場所 | 内容 |
基礎断熱工法 | 建物外周 | 建物外周の基礎に配置する熱的境界の仕様を設定します。 |
床断熱工法 | 玄関 | 部屋タイプが「玄関」の部屋の周囲の基礎に配置する熱的境界の仕様(外気側・床下側)を設定します。 |
浴室 | 浴室やユニットバスの周囲の基礎に配置する熱的境界の仕様(外気側・床下側)を設定します。 | |
その他 | 上記以外の部屋タイプで床がモルタル(土間コンクリート)の部屋の周囲の基礎に配置する熱的境界の仕様(外気側・床下側)を設定します。 |
メモ
- 「断熱仕様選択」ダイアログで「編集」をONにして仕様を編集すると、「専用初期設定:仕様(基礎)」に登録されている内容も変更されます。
- 熱的境界(基礎)を配置した後に基礎の評価方法を変更した場合、配置済みの熱的境界(基礎)を属性変更すると仕様が空欄になります。
評価方法を確認して、仕様を設定してください。
土間全面に断熱材を施工する
評価方法が「土間床等外周部と基礎壁を一体」で「基礎断熱工法」のときに有効な設定です。
基礎断熱工法で土間全面に断熱施工する場合は「土間全面に断熱材を施工する」をONにします。
ONのとき、「熱的境界(基礎)」ダイアログの外皮面積の高さに「基礎高(最大400㎜)-スラブ天端高」の値がセットされます。
OFFのときは、外皮面積の高さは「0」になります。
ユニットバスを床断熱とする(基礎断熱なし)
床断熱工法のときに有効な設定です。
断熱構造となっている浴室の場合は「ユニットバスを床断熱とする(基礎断熱なし)」をONにします。
ONのとき、浴室やユニットバスの周囲に熱的境界(基礎)が配置されません。また、床の断熱仕様が入った熱的境界(床)が配置されます。
OFFのときは、熱的境界(基礎)が配置され、熱的境界(床)は外皮面積を求めるだけのデータが配置されます。