壁釣り合い図/側端部分床面積表/側端部分必要壁量算定表/側端部分存在壁量算定表/壁釣り合い判定表
基準法に関する壁釣り合い図、側端部分床面積表、側端部分必要壁量算定表、側端部分存在壁量算定表、壁釣り合い判定表を作成します。
床面積設定で側端部分面積を入力してから実行してください。
メモ
- 準耐力壁等は、側端部分の存在壁量には算入しません。
- 新たに表を配置すると、既存の表は削除されます。
- 表の文字高や欄の間隔は「専用初期設定:図・表-図・表描画」で設定します。
- 表内の数値の表示桁数や丸め方法は「専用初期設定:図・表-計算」で設定します。
- 表の列幅は各項目の文字が収まるように自動設定されます。面積表の属性変更で「列幅自動設定」をOFFにすると、各項目の列幅を設定できます。このとき、文字列が収まらない場合は、文字サイズを小さくして収まるように自動調整されます。
- 表の文字のフォント、スタイルは「共通初期設定:フォント」の「表・タイトル」「表・項目」「表・文字」の設定が連動します。
壁釣り合い図を作成するA580460_tur_sec01
- 「基準法モード」の「釣合」メニューから「壁釣り合い図」を選びます。
※ 木造壁量計算表2025では、「基準法」メニューから「壁釣り合い判定」の「壁釣り合い図」を選びます。 - 「壁釣り合い図」ダイアログの「計算」で「基準法」「性能表示」のどちらの床面積を使用するか選択します。
- 縮尺、作成する階、描画する内容を設定します。
- 図の配置位置(左上)をクリックします。
基準法 | 「床面積設定を開く(基準法)」で入力した床面積を使用します。 |
性能表示 | 「床面積設定を開く」で入力した床面積を使用します。 |
X方向床面積図 | 床面積設定で入力したX方向の側端部分面積を描画します。 |
Y方向床面積図 | 床面積設定で入力したY方向の側端部分面積を描画します。 |
X方向存在壁量図 | X方向の側端部分面積に完全に含まれる耐力壁の記号を描画します。 |
Y方向存在壁量図 | Y方向の側端部分面積に完全に含まれる耐力壁の記号を描画します。 |
メモ
- 壁釣り合い図の表現は「専用初期設定:図・表-図・表描画」の「算定図」「壁釣り合い図」で設定します。
- 寸法文字、タイトル文字のフォント、スタイルは「共通初期設定:フォント」の「寸法線」「表・タイトル」の設定が連動します。
- 寸法文字の表記は、小数桁数「0」、カンマ表示、単位「㎜」に固定です。
ただし、丸め方法は「専用初期設定:図・表-計算」の「丸め方法」の「必要」の設定が有効です。
側端部分床面積表を作成するA580460_tur_sec02
- 「基準法モード」の「釣合」メニューから「側端部分床面積表」を選びます。
※ 木造壁量計算表2025では、「基準法」メニューから「壁釣り合い判定」の「側端部分床面積表」を選びます。 - 「側端部分床面積表」ダイアログの「計算」で「基準法」「性能表示」のどちらの床面積を使用するか選択します。
- 表の内容を確認して、「OK」をクリックします。
- 表の配置位置(左上)をクリックします。
基準法 | 「床面積設定を開く(基準法)」で入力した床面積を使用します。 |
性能表示 | 「床面積設定を開く」で入力した床面積を使用します。 |
メモ
- 「専用初期設定:図・表-図・表描画」の「壁釣り合い図」の「物置を図・床面積表に表示」がONのとき、側端部分床面積表に物置等の計算式と面積が表示され、合計値が物置等の面積を加算した状態になります。
側端部分必要壁量算定表を作成するA580460_tur_sec03
側端部分面積に対する必要壁量を算出し、側端部分必要壁量算定表を作成します。
側端部分必要壁量は「地震力に対する必要壁量を求めるための倍率(乗ずる数値)」×「側端部分床面積」で求められます。
「公益財団法人 日本住宅・木材技術センター 」から公開されている「表計算ツール(多機能版)」 より地震力に対する乗ずる数値を算出しています。
- 「基準法モード」の「釣合」メニューから「側端部分必要壁量算定表」を選びます。
※ 木造壁量計算表2025では、「基準法」メニューから「壁釣り合い判定」の「側端部分必要壁量算定表」を選びます。 - 「側端部分必要壁量算定表」ダイアログの「計算」で「基準法」「性能表示」のどちらの床面積を使用するか選択します。
- 表の内容を確認して、「OK」をクリックします。
- 表の配置位置(左上)をクリックします。
基準法 | 「床面積設定を開く(基準法)」で入力した床面積を使用します。 |
性能表示 | 「床面積設定を開く」で入力した床面積を使用します。 |
メモ
- 「合計床面積」は、側端部分面積と物置等の面積の合計です。
- 床面積設定で側端部分面積を設定後に物置等の床面積を追加・変更した場合は、側端部分面積を設定し直した後に側端部分必要壁量算定表を配置してください。
側端部分存在壁量算定表を作成するA580460_tur_sec04
側端部分面積に完全に含まれている耐力壁を集計し、側端部分存在壁量算定表を作成します。
側端部分存在壁量は「倍率×耐力壁の長さ×箇所数」で求められます。斜めの筋かいは、中心でX、Y方向に振り分けられます。
なお、「専用初期設定:図・表-計算」の「壁量計算表の割付」の設定によって、壁量を実際の長さで算出するか、基準となる長さで換算して算出するかが決まります。
- 「基準法モード」の「釣合」メニューから「側端部分存在壁量算定表」を選びます。
※ 木造壁量計算表2025では、「基準法」メニューから「壁釣り合い判定」の「側端部分存在壁量算定表」を選びます。 - 「側端部分存在壁量算定表」ダイアログの「計算」で「基準法」「性能表示」のどちらの床面積を使用するか選択します。
- 表の内容を確認して、「OK」をクリックします。
- 表の配置位置(左上)をクリックします。
基準法 | 「床面積設定を開く(基準法)」で入力した床面積を使用します。 |
性能表示 | 「床面積設定を開く」で入力した床面積を使用します。 |
メモ
- 耐力壁が柱をまたいで入力されている場合、または耐力壁の入力で合計倍率が「7.0」を超える場合、表の配置時に確認画面が表示されます。
- 「専用初期設定:配置診断」の「剛心・偏心率・壁釣り合い判定にN値用壁倍率で計算する機能を追加」がONのとき、ダイアログに「N値用壁倍率」が表示されます。この項目をONにすると、N値用倍率が設定されている耐力壁は、N値用倍率で壁量を算出します。
壁釣り合い判定表を作成するA580460_tur_sec05
建物外周部の存在壁量と必要壁量を比べ、建物の両側でのバランスをチェックした壁釣り合い判定表を作成します。
令第82条の3第2に定める構造計算において、各階の張り間方向及びけた行方向の偏心率が0.3以下であることを確認した場合は、この壁釣り合い判定を行わなくても構いません。
- 「基準法モード」の「釣合」メニューから「壁釣り合い判定表」を選びます。
※ 木造壁量計算表2025では、「基準法」メニューから「壁釣り合い判定」の「壁釣り合い判定表」を選びます。 - 「壁釣り合い判定表」ダイアログの「計算」で「基準法」「性能表示」のどちらの床面積を使用するか選択します。
- 表の内容を確認して、「OK」をクリックします。
- 表の配置位置(左上)をクリックします。
基準法 | 「床面積設定を開く(基準法)」で入力した床面積を使用します。 |
性能表示 | 「床面積設定を開く」で入力した床面積を使用します。 |
メモ
- 耐力壁が柱をまたいで入力されている場合、または耐力壁の入力で合計倍率が「7.0」を超える場合、表の配置時に確認画面が表示されます。
- 「専用初期設定:配置診断」の「剛心・偏心率・壁釣り合い判定にN値用壁倍率で計算する機能を追加」がONのとき、ダイアログに「N値用壁倍率」が表示されます。この項目をONにすると、N値用倍率が設定されている耐力壁は、N値用倍率で壁量を算出します。
- 壁釣り合いのチェックは、以下の順序で行います。
① X、Y方向とも左右、上下1/4部分(側端部分面積)の壁量充足率(存在壁量/必要壁量)を求めます。 ② 壁量充足率(小)、壁量充足率(大)が両方とも「1.0」を超える場合は「OK」になり、壁率比のチェックは行いません。
片方または両方が「1.0」を超えない場合は、壁率比(壁量充足率(小)/壁量充足率(大))を求めます。ただし、両方ともが「0」の場合は判定不可「-」になり、壁率比のチェックは行いません。
※ 壁量充足率が両方とも「1.0」を超える場合でも、壁率比の確認や表記を行うときは、「専用初期設定:図・表-計算」の「壁釣り合い判定表」の「壁率比を全て確認する」をONにします。③ 壁率比が「0.5」以上のときは「OK」、「0.5」より小さいときは「NG」になります。
※ 壁率比の判定は、「専用初期設定:図・表-計算」の「壁釣り合い判定表」の「壁率比判定(0.5以上OK)」または「全ての壁量充足率が1を超える場合OK」の設定によって変わります。