計算書一括出力/表計算ツール Excel出力
確認申請、長期優良住宅申請に必要な図・表を自動レイアウトして一括出力します。
計算書を自動レイアウトして印刷する
木造壁量計算では2025年4月法改正以前の基準にて公益財団法人 日本住宅・木材技術センターの電算プログラム認定を取得しておりますが、木造壁量計算2025では未認定の為、認定番号は表示されません。
- 「計算書」メニューから「計算書一括出力」をクリックします。
「計算書一括出力」ダイアログが開きます。 - 偏心率の計算書も作成する場合は「偏心率計算も行う。」をONにします。
- 作成する計算書をクリックします。
- 「基準法+性能表示チェック」を選んだ場合は、「建物諸元」ダイアログの内容を確認して「OK」をクリックします。
※ 黄色のセルは編集可能です。 - 「計算書一括印刷」ダイアログの「前へ」「次へ」をクリックして、各図面のレイアウトを確認します。
- 「印刷」をクリックして一括印刷します。
メモ
- 図枠およびフッタの内容はプログラム固定です。
- 階高が2,300㎜未満の場合や、3,200㎜超えの場合には、「計算書」メニューの「計算書一括出力」で計算書を作成することはできません。
この階高で申請図書を作成したいときは、「木造壁量計算表2025を開く」で図・表をレイアウトしてください。 - 「耐力壁凡例の設定」ダイアログで「N値用倍率」をONにした耐力壁を使用している場合は、「※は任意の仕様であることを示しています。」と表示されます。
- 図枠の設計事務所・設計者名などの表示や、表紙をつけるかどうかは、「専用初期設定:計算書一括出力」で設定します。
- 「計算書」メニューの「計算書一括出力」で自動レイアウトした図・表は、個別配置の場合とは次の表現が異なります。
・ 偏心率算定表に「判定」の列が追加されます。
・ 平面図、壁釣り合い算定図、柱壁伏図において、耐力壁の表現に記号と太線が描画されます。
・ 柱壁伏図に部屋線と部屋名が描画されます。
・ 耐力壁凡例、準耐力壁等凡例は、「使用している(準)耐力壁のみ表示」と「壁詳細仕様を表示する」がONの状態になります。
計算書タイプによる作成図面
選択した計算書のタイプによって、各図面にレイアウトされる図・表は次の通りです。
なお、「偏心率計算も行う。」がOFFの場合、「壁配置チェック(偏心率)」の図面(※)は作成されません。
基準法チェック(基準法床面積)/基準法チェック(性能表示床面積)
必要壁量 | 床面積算定図、床面積表、見付面積算定図、見付面積表、必要壁量算定表 |
存在壁量と判定 | 柱壁伏図、凡例、存在壁量算定表、壁量判定表(基準法)、耐力壁存在壁量算定表、準耐力壁等凡例、準耐力壁等倍率計算表、準耐力壁等存在壁量算定表、準耐力壁等割合確認表 |
壁配置チェック(四分割法) | 壁釣り合い算定図、側端部分床面積表、側端部分必要壁量算定表、側端部分存在壁量算定表、壁釣り合い判定表 |
壁配置チェック(偏心率) ※ | 平面図(重心、剛心)、剛心算定表、重心算定表、偏心率算定表 |
柱接合部 | 柱壁伏図(準耐力壁等は非表示)、接合部凡例(胴差と通し柱の接合部の仕様は除く) |
柱接合部判定 | 柱接合部判定表(胴差と通し柱の判定は除く) |
柱の小径 | 柱負担領域分割図、有効細長比 |
メモ
- 準耐力壁等の入力がひとつも無い場合は、準耐力壁等凡例、準耐力壁等倍率計算表、準耐力壁等存在壁量算定表、準耐力壁等割合確認表は配置されません。
- 計算書のタイプによって、使用する床面積が異なります。
基準法チェック(基準法床面積) | 「床面積設定を開く(基準法)」で入力した床面積を使用します。 |
基準法チェック(性能表示床面積) | 「床面積設定を開く」で入力した床面積を使用します。 |
基準法+性能表示チェック
必要壁量 | 床面積算定図、床面積表、見付面積算定図、見付面積表、必要壁量算定表、性能表示必要壁量算定表、建物諸元 |
存在壁量と判定 | 柱壁伏図、性能表示 準耐力壁等凡例、性能表示 存在壁量算定表、壁量判定表、性能表示 壁量判定表、性能表示 準耐力壁等倍率計算表、性能表示 準耐力壁等存在壁量算定表、準耐力壁等割合確認表、耐力壁存在壁量算定表 |
壁配置チェック(四分割法) | 壁釣り合い算定図、側端部分床面積表、側端部分必要壁量算定表、側端部分存在壁量算定表、壁釣り合い判定表 |
壁配置チェック(偏心率) ※ | 平面図(重心、剛心)、剛心算定表、重心算定表、偏心率算定表 |
柱接合部 | 柱壁伏図、接合部凡例(胴差と通し柱の接合部の仕様を含む) |
柱接合部判定 | 柱接合部判定表(胴差と通し柱の判定を含む) |
床倍率・梁接合部判定 | 水平構面図、床凡例、屋根凡例、火打凡例、耐力壁線チェック表、必要床倍率計算表、平均存在床倍率計算表、床倍率判定表、火打構面判定表、床・小屋梁の継手・仕口判定表 |
柱の小径 | 柱負担領域分割図、有効細長比 |
メモ
- 準耐力壁等の入力がひとつも無い場合は、準耐力壁等凡例、準耐力壁等倍率計算表、準耐力壁等存在壁量算定表、準耐力壁等割合確認表は配置されません。
- 「床面積設定を開く」で入力した床面積を使用します。
表計算ツール をExcelに出力する
必要壁量算定表に記載される「■表計算ツール(多機能版)に準ずる」の根拠となるExcelを出力します。
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どなたでも必要壁量や柱の小径が簡単に求められるように「公益財団法人 日本住宅・木材技術センター」より「表計算ツール」が公開されています。
URL:https://www.howtec.or.jp/publics/index/411/(日本住宅・木材技術センターのホームページ)「表計算ツール(多機能版)」Excelをダウンロードしてパソコン内(デスクトップ等)に準備します。ここでは、中身の編集はしないまま、ダウンロード直後からの操作を解説します。
- 「計算書」メニューから「表計算ツールExcel出力」をクリックします。
- ファイルを指定する画面が表示されます。表計算ツール(多機能版)Excelを選択して「開く」をクリックします。
上記の画面が表示されない場合には、「参照」ボタンをクリックして表計算ツール(多機能版)Excelを選択して「開く」をクリックします。 - 内容を確認し、「Excel出力実行」をクリックします。
- Excelが起動します。内容を確認して利用してください。
メモ
- 項目については、「物件」メニューの「物件情報」と「設定:基本設定-使用者情報」と「会社情報」が連動します。「使用者情報」の設定を変更した場合には、ZEROの再起動を行うことで変更が反映されます。
作成日 現在の日付 物件名 「物件」メニューの「物件情報」を参照 設計者資格 「設定:基本設定-使用者情報」の「資格」を参照 登録番号 大臣 登録第 「設定:基本設定-使用者情報」の「登録番号」を参照 氏名 「設定:基本設定-使用者情報」の「名前」を参照 建築士事務所名 「設定:基本設定-会社情報」の「事務所情報」タブ「事務所級」を参照 所登録第 「設定:基本設定-使用者情報」の「事務所情報」タブ「登録」を参照 知事 登録第 「設定:基本設定-使用者情報」の「事務所情報」タブ「登録番号」を参照 - 機能については下記を参照してください。
Excel出力 Excelファイルに計算結果を出力します。Excelが起動しますので、必要に応じて出力して利用します。同時に物件フォルダ内に、Excelファイル(表計算ツール.xlsx)を保存します。
既にExcelファイルが保存されている場合には、上書きするかどうかのメッセージが表示されます。
は い:上書きしてExcelファイルを作成します。
いいえ:出力をキャンセルします。既存シートを開く 前回出力したExcelファイルを開きます。 既存シートを削除 物件フォルダ内のExcelファイルを削除します。 キャンセル 処理を中止します。 - 「表計算ツール Excel出力」を実行するには、パソコンにMicrosoft Excelがインストールされている必要があります。
- 表計算ツール(多機能版)のExcelファイルを指定する必要があります。別のExcelファイルを指定した場合には下記のメッセージが表示されます。
「表計算ツールエクセル(多機能版)ではありません。表計算ツールエクセル(多機能版)を選択してください。」