階段有効幅・段差
階段の段数、有効幅、勾配の判定式などを作図します。

階段の有効幅・段数を作図するA211110_sky_sec01
「性能」メニューから「階段有効幅・段数」を選びます。
- 階段を選択します。
- 「階段有効幅・段数」ダイアログで、段数、有効幅などを確認します。有効幅、蹴上、踏面は変更することもできます。
- 「勾配」で、勾配判定式に使用する階段の勾配を選択します。
勾配判定が必要でないときは、「なし」を選択します。 - 「OK」をクリックします。
- 階段の有効幅、段数を作図する位置をクリックします。
メモ
- 判定式の勾配、表の行高さ、文字高さの初期値は、「専用初期設定:申請-性能表示関連」の「階段有効幅・段数」で設定します。
- 文字のフォント、スタイルは、「共通初期設定:フォント」の「表・項目」「表・文字」の設定が連動します。
- 文字の縦横比、字間は、「物件初期設定:CAD関連-文字・ハッチング」の「一般文字」の設定が連動します。

「階段有効幅・段数」ダイアログの機能A211110_sky_sec02
段数 | 階段の段数を表示します(変更不可)。 |
階高 | 階段の階高を表示します(変更不可)。 |
有効幅 | 階段の有効幅を表示します(変更可)。有効幅は、壁仕上厚を考慮します。 (手摺がある場合は「階段手摺があるときの有効幅について」を参照) |
蹴上(R) | 階段の蹴上高を表示します(変更可)。 |
踏面(T) | 階段の踏面幅を表示します(変更可)。 螺旋、廻り、折り返し階段の踏面幅は、常に手摺の面から 300㎜ のところが踏面幅になります。 |
勾配 | 勾配判定式に使用する階段の勾配を設定します。 勾配判定が必要ないときは「なし」に変更します。 |
蹴込板 | 階段の蹴込板の「あり」「なし」を表示します。 階段の「構造」が「木(箱形)」「S(箱形)」「RC(フラット)」のときは「あり」、それ以外のときは「なし」と表示されます。 |
蹴込 | 階段の蹴込板の「あり」のとき、階段の蹴込を表示します。 蹴込の値は、「物件初期設定:階段・手摺」の「蹴込幅」で設定します。 |
段鼻 |
段鼻の「あり」「なし」を表示します。階段の「構造」が「木(フラット)」「木(ストリップ)」のときは「あり」、それ以外のときは「なし」と表示されます。 段鼻の値は、「物件初期設定:階段・手摺」の「段鼻の出」で設定します。 |
廻り階段無効 | 次のような廻り階段のバリアフリー階段や3段の廻り階段(「廻り階段」ダイアログの「段数等」にある「踏面段数」が「3」段)を選択したときに設定できます。 廻り階段の判定式を表示しないときは、OFFにします。 ![]() |
判定 | 判定の計算式と判定結果を表示します。 「NG」のときは、表の判定式に取り消し線(二重線)が作図されます。 ![]() |

階段手摺があるときの有効幅についてA211110_sky_sec03
手摺があるときの有効幅は、次の条件を満たす場合に手摺壁仕上厚を考慮します。
手摺の壁間距離+手摺幅-手摺壁仕上厚 が 100㎜ 以下
手摺の壁間距離+手摺幅-手摺壁仕上厚 が 100㎜ を超える場合
「手摺の壁間距離+手摺幅-手摺壁仕上厚」の値から 100㎜を引いたところから有効幅を計算します。