専用初期設定:作成条件
基礎伏図を自動作成するときの布基礎、アンカーボルト、断熱材などの作成条件を設定します。
「基礎自動配置ウィザード」および「ツール」メニューの「部材配置」の初期値になります。

自動配置する部材を変更するにはA610120_ssk_sec01
自動配置する部材にチェックを付けます。
なお、「基礎タイプ(物件初期設定)」には、「物件初期設定:柱・基礎・束」で設定した基礎タイプが表示されます。
布基礎 | 平面図で入力した部屋の境に沿って布基礎を自動配置します。同一部屋内(外部部屋も含む)で床仕上が異なるときも、その間に布基礎を配置します。配置する布基礎のタイプは、「外部」「内部」で建物の外側と内側別に設定します。 | |||||
土台参照 | 床伏図の土台を参照して基礎の立ち上がりを作成します。土台がない部分でも、基礎の外区線上や床仕上のタイプが「モルタル(土間コン)」の場合は基礎の立ち上がりを作成します。 | |||||
アンカーボルト | 「詳細」で設定した条件で、アンカーボルトを配置します。 | |||||
束石 | 「詳細」で設定した条件で、束石を配置します。 | |||||
鉄筋 | 基礎の鉄筋を入れます。 | |||||
根がらみ(伏図読込) | 床小屋伏図に入力した根がらみを読み込みます。基礎伏図に配置した根がらみは積算されません。 | |||||
継手(伏図読込) | 床小屋伏図に入力した継手を読み込みます。 継手の大きさは、「専用初期設定:伏図共通」の「継手表示の大きさ」が連動します。 |
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床下換気口(平面図読込) | 平面図(簡易躯体入力モード)に入力した床下換気口を読み込んで、屋内部には人通口、外部(外部部屋も含む)には床下換気口(外部)を配置します。 上端高・高さ・幅は平面図の値が、奥行はその位置の基礎の立上り幅が連動します。換気口の表現は、「専用初期設定:床下換気・人通口」の「タイプ」の設定が連動します。 |
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沓石(平面図読込) | 平面図で入力したポーチ柱(角型/丸型)の位置に、同じ形(角型/丸型)の沓石を配置します。ただし、ポーチ柱の束石高が 0 のときは配置しません。 高さ・幅は平面図のポーチ柱の値が連動します。 ・下端高:ポーチ柱の基礎高 ・高さ:ポーチ柱の束石高 ・上端幅X(角型):ポーチ柱(角型)の幅X+30.0 ・上端幅Y(角型):ポーチ柱(角型)の幅Y+30.0 ・上端幅(丸型):ポーチ柱(丸型)の柱幅+30.0 |
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スラブ | 地中の基礎にハンチを付けるときは「ハンチ」をONにして、高さ・幅を設定します。![]()
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土間コン | 床仕上のタイプが「モルタル(土間コン)」の部屋や、ポーチ、犬走り部分に土間コンクリートを配置します。 | |||||
断熱材 | 立上り部 | 「詳細」で設定した条件で、基礎の立ち上がり部分に断熱材を貼り付けます。 | ||||
平 | 「詳細」で設定した条件で、土間コンクリートやべた基礎、または防湿コンクリートに断熱材を敷きます。 | |||||
耐力壁区画参照配置 | 平面図に入力した耐力壁区画に沿って、基礎の立ち上がりを作成します。耐力壁区画でない部分でも、床仕上のタイプが「モルタル(土間コン)」の場合は基礎の立ち上がりを作成します。 |
メモ
- 「全ON」「全OFF」をクリックすると、すべての項目のON/OFFを変更できます。

アンカーボルトの配置方法を変更するにはA610120_ssk_sec02
アンカーボルト、ホールダウン用アンカーボルトを配置するかどうか、およびその配置方法は、「アンカーボルト詳細設定」ダイアログで設定します。
なお、アンカーボルトの逃げは「専用初期設定:アンカーボルト」、記号サイズ、表現は「専用初期設定:描画条件」で設定します。
アンカーボルト
ピッチ配置 | 布基礎の立ち上がりを参照してアンカーボルトを配置します。 「配置基準」で芯基準または面基準を選択します。 ![]() ※ 戸または換気口があるところには配置しません。 ※ アンカーボルトの配置ピッチは「専用初期設定:アンカーボルト」で設定します。 |
土台参照 | 床小屋伏図で配置した土台、継手位置を参照してアンカーボルトを配置します。![]() ※ 戸または換気口があるところには配置しません。 ※ 伸び返りによる勝ち負けは考慮しません。 |
ホールダウン用アンカーボルト
木造壁量計算 | 木造壁量計算で設定した柱脚結合部の仕様がホールダウン金物の場合、該当する柱の位置にホールダウン用アンカーボルトを配置します。 ※ アンカーボルトが配置されるホールダウン金物は、金物マスタの「金物自動設定」タブの「軸-柱」の柱脚仕様に設定されていて、かつ「金物登録」タブの「Zマーク金物-ホールダウン金物」に登録されているものに限ります。 |
床小屋伏図 | 床小屋伏図に入力したホールダウンの位置を割り出してホールダウン用アンカーボルトを配置します。 ※ 柱の柱脚に設定している金物の種別が「ホールダウン」であることが条件です。1つの柱に複数個のホールダウンが設定されている場合は、複数のホールダウン用アンカーボルトが配置されます。 |

束石の配置方法を変更するにはA610120_ssk_sec03
束石の配置方法は「束石詳細設定」ダイアログで設定します。
なお、束石の表現は「専用初期設定:描画条件」で設定します。
ピッチ配置 | 床仕上(タイプが「一般」「畳床」)の根太方向を参照して、その領域に束石を配置します。 大引方向の配置ピッチは「専用初期設定:伏図共通」の「床束/束石ピッチ」、根太方向の配置ピッチは床仕上の「大引ピッチ」が連動します。 |
束参照 | 床小屋伏図で配置した床束を参照して束石を配置します。プラ束と鋼製束には配置されません。 |

立上り部分の断熱材を変更するにはA610120_ssk_sec04
布基礎の立ち上がり部分に貼り付ける断熱材の位置は、「断熱材立上り部詳細」ダイアログで設定します。
外部基礎(外側) 外部基礎(内側) |
外部布基礎の外側または内側に断熱材を付けます。 外区線上(外部部屋を除く全部屋領域の外側の線)に作成される布基礎に対してのみ断熱材が設定されます。布基礎の外側・内側は、外区線を基準に判断されます。 |
内部基礎 | 内部布基礎の両側に断熱材を付けます。 |
メモ
- 断熱材の厚さは「専用初期設定:断熱」の「基礎立上り部」の「厚」の設定が連動します。
- 断熱材の天端はモルタルの天端です。

水平部分の断熱材を変更するにはA610120_ssk_sec05
土間コンクリートやべた基礎、防湿コンクリートに貼り付ける断熱材の位置は「断熱材(平)詳細設定」ダイアログで設定します。
基準 | 断熱材をスラブ基礎の上部・下部のどちらに配置するか設定します。 |
範囲 | 断熱材をスラブ基礎全体に配置するときは「全体」を、一部の範囲に配置するときは「幅指定」を選んで、布基礎の立ち上がり中心からの幅を指定します。 |
メモ
- 断熱材の厚さは「専用初期設定:断熱」の「平」の「厚」の設定が連動します。