自動立上
平面図の部屋、床仕上、建具、ポーチなどのデータをもとに、基礎やアンカーボルトなどを自動配置して基礎伏図を作成します。

部材を自動配置するA610350_jid_sec01
「自動立上」をクリックします。
既にデータが入力されているときは、削除の確認画面で「はい」をクリックします。- 「基礎自動配置ウィザード」の1ページ目で基礎のタイプを選んで、「次へ」をクリックします。
- 2ページ目で基礎の形状を設定して、「次へ」をクリックします。
- 3ページ目で配置するシンボルを設定して、「完了」をクリックします。
- 設定を変更した場合は、確認画面で「OK」をクリックすると、基礎伏図が作成されます。
メモ
- 平面図の部屋、床仕上、建具、ポーチ、ポーチ柱、増築区画、床下換気口、汎用開口を読み込んで基礎伏図を作成します。
(汎用開口の連動については、「汎用開口データの連動」を参照) - 通り芯や寸法線を作図するかどうかは、「専用初期設定:伏図共通」で設定します。
- 布基礎を削除する部分に、アンカーボルト、ホールダウン用アンカーボルト、コーナー基礎(ハンチ)、換気口、基礎パッキンがある場合は、これらの部材も自動的に削除されます。
- 「基礎自動配置ウィザード」で設定を変更して自動配置すると、専用初期設定が更新されます。
更新した内容で専用初期設定を保存したくない場合は、図面を保存する前に「専用初期設定」ダイアログの「専用マスタ読込」を実行するか、「保存確認」ダイアログで「初期値」の「専用」をOFFにします。

基礎タイプについてA610350_jid_sec02
「基礎自動配置ウィザード」の1ページ目で選択した基礎タイプによって、配置される基礎と立ち上がり部分の形状が異なります。
基礎タイプ | 配置される基礎 | 外部布基礎 | 内部布基礎 |
べた基礎<1> | 布基礎 + べた基礎 (内部布基礎のフーチングはなし) |
タイプ(1) | タイプ(2) |
べた基礎<2> | 布基礎 + べた基礎 | タイプ(3) | タイプ(4) |
布基礎 | 布基礎 + 防湿コンクリート | タイプ(5) | タイプ(6) |
スラブオングレード | 布基礎 + べた基礎 (天端が基礎高) |
タイプ(7) | タイプ(7) |
土間床工法 | 布基礎 + 土間コンクリート (天端が基礎高) |
タイプ(8) | タイプ(8) |
メモ
- べた基礎工法の場合、個別計算もしくは構造計算を行うときは「べた基礎<2>」を選びます。
基礎伏図の図面だけが必要なときは「べた基礎<1>」を選びます。 - べた基礎工法で地中梁がある場合、地中梁の上に基礎の立ち上がりがあるときは「べた基礎<2>」を、立ち上がりがないときは「スラブオングレード」を選びます。
- 「基礎自動配置ウィザード」を開いたときに最初に選択されている基礎タイプは、「物件初期設定:柱・基礎・束」の【基礎タイプ】の設定が連動します。ただし、「基礎自動配置ウィザード」で基礎タイプを変更しても、物件初期設定は変更されません。

基礎の形状を設定するにはA610350_jid_sec03
「基礎自動配置ウィザード」の2ページ目では、基礎の形状や配置方法を設定します。
このページの設定は、「専用初期設定:基礎タイプ条件」「専用初期設定:作成条件」より連動しています。
外部布基礎 内部布基礎 |
建物の外周または内部に配置する立ち上がりのタイプを選択します。 「属性」をクリックすると、詳細な形状を確認・変更できます。 |
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べた基礎 防湿コンクリート 土間コンクリート |
選択した基礎タイプによって表示される項目が異なります。 「属性」をクリックすると、詳細な形状を確認・変更できます。 |
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ハンチ | 地中の基礎にハンチを付けるときは「ハンチ」をONにして、高さ・幅を設定します。![]()
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布基礎土台参照配置 | 床伏図の土台に沿って基礎の立ち上がりを作成する場合はONにします。土台がない部分でも、基礎の外区線上や床仕上のタイプが「モルタル(土間コン)」の場合は基礎の立ち上がりを作成します。 | ||||
耐力壁区画参照配置 | 平面図の耐力壁区画に沿って基礎の立ち上がりを作成する場合はONにします。耐力壁区画でない部分でも、床仕上のタイプが「モルタル(土間コン)」の場合は基礎の立ち上がりを作成します。 | ||||
布基礎カマチ考慮 | 平面図のカマチを考慮して布基礎の立ち上がり位置を偏芯する場合はONにします。カマチの背面を基準に偏芯されます。![]() |
メモ
- 「布基礎土台参照配置」および「耐力壁区画参照配置」がOFFの場合は、部屋線に沿って基礎の立ち上がりが作成されます。また、玄関建具や汎用開口の入力により、基礎がくり貫かれます。
- 「物件初期設定:基準高さ情報」の「基礎パッキン厚」がONの場合は、布基礎の立上り高が基礎パッキンの厚さだけ低くなって配置されます。
- 「専用初期設定:作成条件」の「鉄筋」がONの場合は、基礎や土間コンクリートに鉄筋が配置されます。

自動配置する部材を設定するにはA610350_jid_sec04
「基礎自動配置ウィザード」の3ページ目では、基礎伏図に自動配置するシンボルを設定します。
このページの設定は、「専用初期設定:作成条件」より連動しています。
アンカーボルト | 「詳細」で設定した条件で、アンカーボルトを配置します。 | |
束石 | 「詳細」で設定した条件で、束石を配置します。 基礎タイプで「布基礎」を選択した場合、「専用初期設定:作成条件」の「束石」の設定が連動します。 |
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土間コン | 床仕上のタイプが「モルタル(土間コン)」の部屋や、ポーチ、犬走り部分に土間コンクリートを配置します。 | |
断熱材 | 立上り部 | 「詳細」で設定した条件で、基礎の立ち上がり部分に断熱材を貼り付けます。 |
平 | 「詳細」で設定した条件で、土間コンクリートやべた基礎、または防湿コンクリートに断熱材を敷きます。 | |
床下換気口(平面図読込) | 平面図(簡易躯体入力モード)に入力した床下換気口を読み込んで、屋内部には人通口、外部(外部部屋も含む)には床下換気口(外部)を配置します。 上端高・高さ・幅は平面図の値が、奥行はその位置の基礎の立上り幅が連動します。換気口の表現は、「専用初期設定:床下換気・人通口」の「タイプ」の設定が連動します。 |
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沓石(平面図読込) | 平面図で入力したポーチ柱(角型/丸型)の位置に、同じ形(角型/丸型)の沓石を配置します。ただし、ポーチ柱の束石高が 0 のときは配置しません。 高さ・幅は平面図のポーチ柱の値が連動します。 ・下端高:ポーチ柱の基礎高 ・高さ:ポーチ柱の束石高 ・上端幅X(角型):ポーチ柱(角型)の幅X+30.0 ・上端幅Y(角型):ポーチ柱(角型)の幅Y+30.0 ・上端幅(丸型):ポーチ柱(丸型)の柱幅+30.0 |
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根がらみ(伏図読込) | 床小屋伏図に入力した根がらみを読み込みます。基礎伏図に配置した根がらみは積算されません。 ※ 床小屋伏図が入力されていないと、この設定は表示されません。 |
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継手(伏図読込) | 床小屋伏図に入力した継手を読み込みます。 継手の大きさは、「専用初期設定:伏図共通」の「継手表示の大きさ」が連動します。 ※ 床小屋伏図が入力されていないと、この設定は表示されません。 |