基礎梁
1階に基礎梁を入力します。基礎梁は、べた基礎の辺に配置されている必要があります。
基礎梁は、「初期設定:物件情報」の「地業」が「べた基礎」のときに入力できます。

基礎梁を入力するA630436_ksh_sec01
「基礎」メニューから「基礎梁」を選びます。
- 「基礎梁」ダイアログで立ち上がり高、根入れの付加さ、鉄筋などを設定します。
- 基礎梁の始点と終点をクリックします。
メモ
- 基礎梁は、断面や主筋が同じ仕様であるならば、その通りを1本の基礎梁で通して入力してもかまいません。しかし、構造計算の結果、基礎梁のスパンによって主筋などが異なることも考えられる場合は、べた基礎の辺ごとに入力してください。
- 基礎梁(布基礎も同様)の構造計算では、柱の位置を参照し、柱スパンごとに検討しています。スパンの両端部に柱がない場合でも、基礎梁と接続していると計算対象になります。

「基礎梁」ダイアログの機能A630436_ksh_sec02
計算書出力 | 部材を構造計算書に出力するかどうかの設定です。 構造計算書「基礎の設計」には出力しない場合は「しない」、出力する場合は「する」に変更します。 |
基礎符号 | 構造計算書「基礎梁の断面と配筋の検定」で表示する基礎梁の符号を任意に決めたいときは、「初期設定:構造計算条件Ⅰ」ダイアログの「基礎符号を設定する」をONにして基礎の符号を設定します。 OFFのときは、自動的に設定されます。 ![]() |
立上り高 | 基礎梁の立ち上がり高を設定します。![]() |
根入れ深さ | 基礎梁の根入れの深さを設定します。 初期値は、「初期設定:物件情報」の「根入れ深さ」で設定します。 |
立上り幅 | 基礎梁の立ち上がり幅を設定します。 ※ べた基礎の「接地圧の検定」では、べた基礎に取り付く基礎梁から立上り重量(=基礎梁の立上り幅×(基礎梁高-底盤厚)×基礎梁長×24、境界線上は1/2)を算出しますが、それぞれの基礎梁の立上り幅で計算されます。 |
主筋(上) | 基礎梁の上端で使用する主筋について設定します。 |
鉄筋径 | 主筋に使用する鉄筋径を選びます。 D10・D13・D16、D19・D12で使用する鉄筋の種類は、「初期設定:物件情報」の「鉄筋種類」で設定します。「SD295A」「SD345」によって主筋の長期許容引張応力度ftが異なります。 ※ 異径の主筋を組み合わせた「D13D16」「D13D19」「D16D19」を選ぶと、「本数」は「2」となります。 |
本数 | 主筋の本数を設定します。 |
重心距離 | 上端の主筋の中心から上方向のコンクリート面までの距離を設定します。 初期値は、「初期設定:物件情報」の「主筋重心:上」で設定します。 |
主筋(下) | 基礎梁の下端で使用する主筋について設定します。 |
鉄筋径 | 主筋に使用する鉄筋径を選びます。 D10・D13・D16、D19・D12で使用する鉄筋の種類は、「初期設定:物件情報」の「鉄筋種類」で設定します。「SD295A」「SD345」によって主筋の長期許容引張応力度ftが異なります。 ※ 異径の主筋を組み合わせた「D13D16」「D13D19」「D16D19」を選ぶと、「本数」は「2」となります。 |
本数 | 主筋の本数を設定します。 |
重心距離 | 下端の主筋の中心から下方向のコンクリート面までの距離を設定します。 初期値は、「初期設定:物件情報」の「主筋重心:下」で設定します。 |
スターラップ筋(縦筋) | スターラップ筋、または縦筋について設定します。 |
鉄筋径 | スターラップ筋、または縦筋に使用する鉄筋径を選びます。 D10・D13・D16、D19・D12で使用する鉄筋の種類は、「初期設定:物件情報」の「鉄筋種類」で設定します。「SD295A」「SD345」によって主筋の長期許容引張応力度ftが異なります。 |
本数 | スターラップ筋、または縦筋の本数を設定します。 |
ピッチ | スターラップ筋、または縦筋のピッチを設定します。 |
腹筋 | 立ち上がり基礎の中央に位置する鉄筋について設定します。 |
鉄筋径 | 腹筋に使用する鉄筋径を選びます。 D10・D13・D16、D19・D12で使用する鉄筋の種類は、「初期設定:物件情報」の「鉄筋種類」で設定します。「SD295A」「SD345」によって主筋の長期許容引張応力度ftが異なります。 |
本数 | 腹筋の本数を設定します。 |