鉛直荷重(床)/鉛直荷重(小屋裏収納)/鉛直荷重(吹抜)
構造計算の地震力の算定などで使用する床や小屋裏収納の鉛直荷重を入力します。
鉛直荷重で使用する固定荷重(線荷重を除く)は、「初期設定:固定荷重」で設定します。実務で使用する場合は、必ず建築基準法施行令第84条などを参照し、建物の仕上がどの種別に当てはまるか判断した上で、建物実状に合わせた荷重を入力してください。

床荷重を入力するA630574_yuk_sec03
床荷重は、建物の外周を囲むように閉じた領域として、各階に1つだけ入力します。階段などの吹抜領域があっても、閉じた領域で床荷重を入力してください。
この床領域により、床荷重領域の判断、建物の内側と外側の判断をして構造計算を行っています。
「荷重」メニューから「鉛直荷重(床)」を選びます。
- ここでは、入力方法が「矩形」であることを確認します。
- 床荷重の領域を指定します。
※ この荷重には、設定ダイアログはありません。
メモ
- 「初期設定:固定荷重」の「○階床荷重」の固定荷重とは異なる床荷重としたいときは、
「荷重」メニューの「鉛直荷重(その他)」を使用してください。
- 床荷重があっても、根太・荷重方向が入力されていない領域には床荷重はかかりません。階段領域の床荷重が設計上不要もしくは考慮しない場合、根太・荷重方向を入力しないでください。
- 小屋伏図には入力の必要はありません。

小屋裏収納荷重を入力するA630574_yuk_sec04
小屋裏収納がある場合に使用します。
「荷重」メニューから「鉛直荷重(小屋裏収納)」を選びます。
- ここでは、入力方法が「矩形」であることを確認します。
- 小屋裏収納荷重の領域を指定します。
※ この荷重には、設定ダイアログはありません。
メモ
- 小屋裏収納には、同じ大きさの領域で根太・荷重方向を入力して、荷重の伝達方向を指示する必要があります。

吹抜の領域を入力するA630574_yuk_sec05
「自動」を実行すると、2階
階段部分を含んだ状態で床荷重が設定されますが、設計者の判断で階段部分の床荷重を考慮したくないときは、「鉛直荷重(吹抜)」を入力します。
吹抜領域は、鉛直荷重(床)に重ねて入力します。
「荷重」メニューから「鉛直荷重(吹抜)」を選びます。
- ここでは、入力方法が「矩形」であることを確認します。
- 吹抜の領域を指定します。
※ この荷重には、設定ダイアログはありません。
メモ
- 吹抜が入力されていると、構造計算書「地震力の算定」で次のように確認できます。