プログラム名 | 日影・天空図 | Ver. | Ver.7 | ID | Q540130 | 更新日 | 2021/06/21 |
Q:道路が傾斜しているときの天空率について教えてください。
A:敷地境界線属性で道路の高低差を設定して算出点を自動配置すると、傾斜道路を考慮した適合建物が作成されます。
※ 道路の高低差が1mを超える場合でも、1mを超える位置の緩和を考慮して算出点の高さ、適合建物を計算します。
※ 地盤面より算出点が低い場合、自動的に地盤面の適合建物と計画建物も計算に反映されます。

道路の傾斜を設定する
片方は敷地から±0㎜、反対側が-1000㎜の傾斜がある道路を例に解説します。
- 「敷地」メニューから「敷地境界線」の「個別設定」を選びます。
- 敷地をクリックします。
- 「敷地境界線個別設定」ダイアログで「道路幅」「隣地高低差」「隣地高低差2」を設定します。
「隣地高低差」「隣地高低差2」には、反時計回りで敷地辺の頂点の高さを設定します。
また、敷地の高さをメインに考えるため、敷地が道路よりも1m高いとき、隣地高低差は「+1000」になります。 - 「OK」をクリックします。
- 必要に応じて、道路を自動配置します。
道路を配置しておくと、「天空」メニューの「斜線適合建物確認」で道路の立体を確認できます。
天空率を検討する
- 「天空」メニューから「天空率算出点配置」を選びます。
- 敷地をクリックして、算出点を配置する道路境界線を指定します。
- 「天空率算出点配置」ダイアログの「始点」が「0」、「終点」が「-1000」であることを確認して「OK」をクリックします。
算出点が配置されます。 - 算出点の属性を確認すると、配置された天空率算出点の高さが、±0㎜から-1000㎜の地点に向かって等間隔で傾斜していることを確認できます。
- 「天空」メニューから「斜線適合建物確認」を選んで、適合建物を確認します。
道路の高低差が1mを超えるときの天空率
道路の高低差が1mを超えると緩和が発生するため、適合建物が自動的に分割され、高低差が1mを超える位置で適合建物の勾配が変わります。
例えば、A6の算出点高は、緩和高=(1500-1000)/2 =250 となるため、測定高=-1500+250 =-1250 となります。