プログラム名 日影・天空図 Ver. Ver.8 ID Q540150 更新日 2021/11/30

Q:天空率の日影天空用建物の高さと立面図の最高高さが異なった場合の対処方法を教えてください。

A:立面図では、仕上厚などを考慮した立体データから最高高さを算出しています。
日影天空用建物は、屋根の勾配値・仕上厚などから計算して最高高さを算出しています。
また、mm単位以下の小数桁数の設定により高さに違いが生じる場合があります。その場合、この2つの高さの整合をとる必要があります。
立面図の最高高さに合わせたい場合は、日影天空用建物の属性ダイアログで高さを変更して、「天空」メニューの「天空用計画建物再作成」で天空用計画建物を再作成します。

操作方法

  1. 「属性変更」をクリックして、日影天空用建物を指定します。
  2. ここでは、「日影天空用建物」ダイアログの「上端高3」に立面図の最高高さを設定して、「OK」をクリックします。
  3. 「建物」メニューから「日影天空用建物高さ算出」を選びます。
  4. 日影天空用建物を選び、高さを算出するポイントをクリックします。
  5. 「指定点名称」ダイアログの「高さ登録」をクリックして、高さ表記を入力します。
  6. 不要な高さ表記を削除します。
  7. 「天空」メニューから「天空用計画建物再作成」選びます。
  8. 敷地をクリックします。
  9. 左クリックして天空用計画建物を再作成します。

補足

垂木先端・葺材先端による立面図の最高高さの違い

「物件初期設定:屋根」の「軒先」にある「垂木先端」「葺材先端」によって、立面図の最高高さも変わってきます。屋根の軒の出の位置が、垂木の先端までになるか、葺材の先端までになるか確認してください。

棟瓦がある場合

棟瓦がある場合、立面図の最高高さ、日影天空用建物の高さには棟瓦を含みません。
立面図で棟瓦を含んだ最高高さを算出して、「日影」メニューの「建物区画」の「日影・天空用建物(勾配無し)」で棟瓦の日影天空用建物を追加する必要があります(安全側となるため勾配無し日影天空用建物でかまいません)。