プログラム名 | 日影・天空図 | Ver. | Ver.3 | ID | Q540310 | 更新日 | 2017/03/10 |
Q:「JCBA方式」の考え方で天空率を検討する方法を教えてください。
A:指定した敷地辺に対して、斜線有効距離の延長範囲の幅で斜線適合建物を検討するのは、主に「JCBA方式」で採用されており、専用初期設定を「沿線」にすることで検討できるようになります。

操作方法
- 「設定」をクリックします。
- 「専用初期設定:天空率-共通」で「道路斜線」の「出隅処理タイプ」を「沿線」に設定し、「OK」をクリックします。
- 「天空」メニューから「天空率算出点配置」を選びます。
- 敷地、道路境界線を順にクリックして、算出点を配置します。
- 「線分」メニューから「垂線」を選んで、適合建物を示す点線と敷地辺の交点から道路に垂線(補助線)を引きます。
※ 敷地が適用距離内に収まっている場合は、敷地の一番外側の端点から道路に垂線(補助線)を引きます。 - 「情報」メニューから「点間計測」を選んで、垂線と道路の交点から敷地境界までの距離を計測します。これが、オフセットの値になります。
- 「天空」メニューから「天空率算出点配置」を選んで、算出点を再配置します。
このとき、「オフセット」の「始点」(または「終点」)に、計測した距離を入力します。 - 「天空」メニューから「斜線適合建物確認」を選んで、適合建物を確認します。
メモ
- 「JCBA方式(沿線)」で算出点を配置しても、オフセットの範囲まで斜線適合建物が作成されない場合があります。
例えば、下図のように道路境界線に隣接する敷地境界線が屈曲(入隅)している場合、斜線適合建物は道路境界線に接する敷地線の延長線上までしか作成されません。自動作成されない部分は、「変形」メニューの「領域+・-」などで領域を追加してください。