プログラム名 | 木造構造計算 | Ver. | Ver.3 | ID | Q630120 | 更新日 | 2016/09/07 |
Q:エラー「べた基礎 固定辺が計算対象外です」「べた基礎 形状が計算対象外です」と表示された場合の対処方法を教えてください。
A:「べた基礎の検定」は、べた基礎が基礎梁で囲まれている、またべた基礎の形状が矩形(10%未満の欠けは計算可能)である必要があります。
※ L字型のべた基礎の場合、「接地圧の検定」は計算されますが、「スラブ筋の検定」は計算されません。
べた基礎が計算対象となる条件
べた基礎が基礎梁で囲まれている
べた基礎は基礎梁で囲まれている必要があります。次図のように、べた基礎の辺に基礎梁がない場合、計算結果にエラー「べた基礎
固定辺が計算対象外です」が表示されます。
基礎梁を追加する、べた基礎を合成するなど対処してから、再度計算を実行してください。
べた基礎の形状が矩形である
べた基礎の形状は、矩形である必要があります。
また、矩形の隅部が一部欠けるようなL字型でも、べた基礎の領域面積が最大矩形の面積の90%を超える場合は、矩形として計算されます。
ただし、計算対象外となるべた基礎の形状もあります。この場合、計算結果にエラー「べた基礎 形状が計算対象外です」が表示されます。
べた基礎の形状がL字型のときの対処方法
L字型のべた基礎の場合、計算結果にエラー「べた基礎 形状が計算対象外です」が表示されます。
構造計算が必要な場合、L字型から矩形のべた基礎に分割し、べた基礎の境界に基礎梁が必要になります。
- 「変形」メニューから「分割」を選びます。
- べた基礎をクリックして、矩形となるように分割ラインを指定します。
- トラッカーを使って、基礎梁を伸ばします。
- 「構造計算」をクリックして、計算結果を確認します。