プログラム名 木造構造計算 Ver. Ver.5 ID Q630180 更新日 2018/12/05

Q:小屋裏収納の荷重を考慮して構造計算を行う方法を教えてください。

A:小屋裏収納の荷重を考慮する場合、以下の設定とデータの入力が必要になります。
・「初期設定:物件情報」の「追加床面積」を追加(令46条壁量計算)
・「初期設定:固定荷重」の「小屋裏収納」に荷重を設定
・「荷重」メニューの「鉛直荷重(小屋裏収納)」で荷重領域を設定
・「床組」メニューの「根太・荷重方向」で荷重の伝達方向を設定
※ 平面図で小屋裏収納の部屋が入力されている場合、小屋裏収納の鉛直荷重を自動配置することができます。

木造構造計算で小屋裏収納を手入力するには

小屋裏収納について設定する

令46条壁量計算で使用するための小屋裏収納の床面積、許容応力度計算で使用する小屋裏収納の固定荷重を設定します。

  1. 「設定」メニューから「初期設定」を選びます。
  2. 「初期設定:物件情報」の「追加床面積」に、加算する小屋裏収納の床面積を追加します。
    ※ 加算する床面積 = 小屋裏収納の水平投影面積 × 内法高さの平均/2.1
  3. 「初期設定:固定荷重」で「小屋裏収納」を選び、小屋裏収納の固定荷重を確認・変更します。
  4. 「OK」をクリックします。

 

小屋裏収納の荷重・根太方向・水平構面を入力する
  1. 小屋伏図を開いて、「荷重」メニューから「鉛直荷重(小屋裏収納)」を選びます。
  2. 荷重の領域を指定します。
  3. 「床組」メニューから「根太・荷重方向」を選びます。
  4. 小屋裏収納の根太領域を指定します。
    梁に小屋裏収納の荷重を伝達するために、根太・荷重方向の入力が必要です。

平面図の小屋裏収納を連動させるには

平面図で「部屋タイプ」が「小屋裏収納」、床仕上げの「床タイプ」が「一般」か「畳床」で入力している場合、小屋裏収納の鉛直荷重と、根太・荷重方向のデータが自動配置されます。
なお、部屋データの部屋タイプと床タイプの内容により、鉛直荷重と根太・荷重方向の連動結果が変わります。

連動内容
部屋タイプ 床タイプ 鉛直荷重 根太・荷重方向
小屋裏収納 一般か畳床 自動配置する 自動配置する
小屋裏収納以外 一般か畳床 作成しない 自動配置する
どのタイプでも
(小屋裏収納、小屋裏収納以外)
モルタル 作成しない 作成しない

メモ

  • 「初期設定:物件情報」の「追加床面積」には小屋裏収納の床面積はセットされません。令46条壁量計算に考慮する場合は、手動で設定してください。