ハイパーティションローパーティショントイレパーティション
ハイ、ロー、トイレの各パーティションを描きます。
なお、パーティションの建具、目地(無目方立)は、パーティションの配置後に特別編集の「ハイパーティション編集」または「ローパーティション編集」「トイレパーティション編集」にて付けます。
パーティションを描くM131150_ptn_sec01
ここでは「ハイパーティション」を使用して、次図のような床高から天井高までのパーティションを描く操作を解説します。
ハイ、ロー、トイレの各パーティションの操作は同じです。
(コマンドの違いについては、「各パーティションの違い」を参照)
- 「パーティション」メニューから「ハイパーティション」を選びます。
- 入力モードを「連続線(円弧可)」に変更します。
(の操作については、「入力モード」を参照) - 「スペース床高と天井高を参照」にチェックが付いていることを確認します。
- テンプレートからハイパーティションの種類を選びます。
- パーティションの位置を順にクリックして、最後にEnterキーを押します。
連続線で指定したパーティションは、指定した点で分割されて配置されます。
メモ
- 「面寄り」(配置基準が右寄、左寄の場合)または「芯ずれ」(配置基準が芯の場合)にオフセットを入力することで、クリックした位置から設定値の分、ずらして配置できます。
- 入力モードの「要素参照」を使用すると、通り芯、基準芯、スペース、用途区画、柱などの線分、2D汎用の線分などを参照して、パーティションを描くことができます。また、スパン間を指定して描くこともできます。
(操作については、「線分を参照して壁を描くには」を参照) - 入力モードの「多点要素参照」を使用すると、接続した線分を指定してパーティションを連続的に描くことができます。主に2D汎用の下図がある場合や、2D汎用の線分やスペースで単線プランを作成した場合に使用します。
(操作については、「接続する線分を指定して壁を描くには」を参照)
フラッシュか枠タイプかを設定するにはM131150_ptn_sec02
パーティションの構造タイプ(フラッシュと枠)、パネル厚、目地見付などは、プロパティ「基本」タブで設定します。なお、トイレパーティションはフラッシュタイプのみです。
詳細表現と簡略・標準表現では、次のように平面ビューが異なります。なお、建具、目地(無目方立)は、特別編集の「ハイパーティション編集」で付けます。
パーティションの構造タイプ
フラッシュタイプ(詳細表現) |
枠タイプ(詳細表現) |
建具を開閉するにはM131150_ptn_sec07
絵柄をセットした建具を開閉して設備との干渉を確認したい場合は、3Dビューで建具を選択して、扉に表示されている「◇開閉操作」のハンドルをドラッグします。元の状態に戻す場合も同様にハンドルをドラッグします。
メモ
- 開き方向は、特別編集の「ハイパーティション編集」などで設定している方向となります。
パーティションの表示状態を変更するにはM131150_ptn_sec03
パーティションの色は、プロパティ「Color・高」タブで設定します。
メモ
- 「Color3D」で単色しか設定できない場合は、「GLOOBEのオプション(基本設定)」の「詳細質感・テクスチャの指定を有効にする」がONになっているかを確認してください。
(詳しくは、「オブジェクトの質感を細かく設定するには」を参照) - プロパティの内容をテンプレートに登録しておくと、他のプロジェクトでも同じ内容を使用できます。
(操作については、「テンプレート」を参照)
各パーティションの違いM131150_ptn_sec04
ハイパーティション、ローパーティション、トイレパーティションの違いは以下の通りです。
パーティション | アイコン | 用途と高さ設定(※1) | 内装制限(※2) | 編集(※3) |
ハイパーティション |
床から天井まで仕切ったパーティションです。 スペースの床から天井までの高さ位置で自動設定します。 |
設定可 | ||
ローパーティション |
上部が空いてるパーティションです。 取付の高さ位置とパーティションの高さを指定します。 |
設定不可 | ||
トイレパーティション |
トイレやシャワーなどのブースを仕切るパーティションです。 取付の高さ位置とパーティションの高さを指定します。 また、下端を巾木か脚か指定できます。 |
設定不可 |
メモ
- ※1
設定の切り替えにより、各パーティションとも下端と上端の高さ位置の指定、またはスペースの床と天井を参照して自動設定することができます。 - ※2
防火性能が必要な場合、プロパティ「法規」タブで内装制限の種別(不燃・準不燃・難燃)の設定が可能です。 - ※3
パーティションのデザイン編集は、パーティションの種類によって使用するコマンドが異なります。
ハイパーティションは特別編集の「ハイパーティション編集」、ローパーティションは「ローパーティション編集」、トイレパーティションは「トイレパーティション編集」で編集します。
建具の仕様設計と建具表の作成を行う場合M131150_ptn_sec06
プロパティ「基本」タブの「パネル厚」などはパーティションの表現にも影響しますが、これらは建具表に必要な情報でもあります。
建具表に必要なその他の枠仕上、ガラス種類、錠、ハンドルなどは、プロパティ「その他」タブの「詳細プロパティ」で設定します。
(詳しくは、「建具の仕様設計と建具表の作成を行う場合」を参照)
メモ
- 建具表の作成では、ローパーティションの建具は対象外です。
- 建具表では、ハイパーティション・トイレパーティション・サスペンドガラスは、通常、複数の接続されたユニットを1つのものとして記載するため、建具仕様を設定する前にグループ化を行う必要があります。
(操作については、「パーティション・サスペンドガラスをグループ化する」を参照)