物件初期設定:2×4専用
2×4部材のスタッドサイズ、2×4用の建具幅や建具の逃げを設定します。
2×4部材の製材寸法を変更するにはA152320_btb_sec01
「スタッドサイズ」では、2×4の部材の製材寸法を設定します。
104の製材寸法:18.0×89.0
206の製材寸法:38.0×140.0
としたい場合、次のように設定します。
「1」:18.0、「2」:38.0、「4」:89.0、「6」:140.0
メモ
- 積算、工事別集計で2×4の部材の体積を計算するときも、この製材寸法が参照されます。
建具やマグサ入力時の逃げを変更するにはA152320_btb_sec02
平面図での建具の入力時、2×4専用の逃げを使用するには、「物件初期設定:建具-入力モード・逃げ」の「2×4用逃げ設定」をONにします。
「建具入力補正」では、このときの逃げの初期値を設定します。
「逃げ」セル | 使用する逃げを登録します。「逃げ」セルに登録されている逃げが、建具入力時の「始点逃げ」のリストに表示されます。 |
「建具幅」セル/「逃げ」 | 2×4用の建具やマグサ、開口幅を指定して入力するとき、その初期値となる値を「建具幅」セルに登録します。その建具幅に対する逃げを右側の「逃げ」に登録します。この「逃げ」は、左側の「逃げ」セルに登録した値から選択します。 |
建具の種類ごとに開口オフセットを変更するにはA152320_btb_sec03
「開口オフセット」は、平面図で配置された建具を元に2×4伏図で構造材を作成するとき、開口幅、開口高を少し大きめに取るときに使用します。
開口オフセットを参照する図面は、矩計図、耐力壁区画図、壁パネル割付図、2×4基礎伏図、土台伏図、たて枠躯体、耐力壁計算などです。
対象建具切替 | 開口オフセットは、金属製窓、木製窓、金属製戸、木製戸の4種類について、それぞれ設定できます。 「対象建具切替」を変更してから開口オフセットを設定します。 |
上オフセット/下オフセット | 開口上部、下部のオフセットをそれぞれ 0~100㎜の間で設定します。 |
左右オフセット | 開口左右部のオフセットを0~100㎜の間で設定します。 |
頭つなぎと上枠の本数を変更するにはA152320_btb_sec04
「たて枠」で、頭つなぎと上枠の本数を設定します。
最上階 頭つなぎ | 最上階(ペントハウスは除く)の図面に配置する頭つなぎの本数を設定します。 |
最上階 上枠 | 最上階(ペントハウスは除く)の図面に配置する上枠の本数を設定します。 |
他階 頭つなぎ | 最上階以外の図面に配置する頭つなぎの本数を設定します。 |
他階 上枠 | 最上階以外の図面に配置する上枠の本数を設定します。 |
メモ
- スタッドサイズ、たて枠の頭つなぎ・上枠の本数は、建物の基準高さに影響します。これらを変更すると「物件初期設定:基準高さ情報」に連動します。
- 物件の高さ以外にも、矩計図、2×4構造図の製材寸法、たて枠躯体の上枠、頭つなぎなどの配置に影響します。
- 製材の寸法、本数を変更することでパネル高が変わり、建物の軒高・階高も変わることになります。
上図の場合、2階パネル高と2階軒高は、次のようになります。2階パネル高 = (頭つなぎ×本数)+(上枠×本数)+ たて枠 + 下枠 = 38.0㎜ × 2本 + 38.0㎜ × 1本 + 2336.0㎜ + 38.0㎜ = 2488㎜ 2階軒高 = パネル高+床厚 = 2488㎜ + 250㎜ = 2738㎜
高さ表記を「SL」に変更するにはA152320_btb_sec05
矩計図、断面図、平面詳細図、展開図において、高さ表記の表現を「FL」から「SL」に変更したい場合は、「構造用合板天端をSLと表記」をONにします。
床仕上面(平面詳細図・断面図・矩計図・展開図)
「FL」から「SL」に表記が変わります。構造用合板の天端を基準にして床仕上面までの高さを表記します。
平面詳細図に部屋の床高さの増減を表記するには、「専用初期設定:モード」にある「床高増減を作図する」をONにします。
建具取り付け高さ位置(建具配置図の建具記号)
「FL」から「SL」に表記が変わります。建具を取り付ける高さ位置の基準(構造用合板天端からの増減値)は変わりません。
メモ
- 平面図および平面詳細図の建具記号は、建具配置図に入力したものを読み込んでいます。設定を変更した場合は、建具配置図で建具記号を再配置してから読み込んでください。
- 建具記号に取り付け高さ位置を表記するには、建具配置図の「専用初期設定:建具記号(内部)」「専用初期設定:建具記号(外部)」にある「記号タイプ」の特殊タイプに「基準増減」の項目を設定し、「FL基準からの増減」をONにしてください。