防犯開口/バリアフリー/建具等級
建具の侵入防止対策がとられているか、性能等級の「高齢者等への配慮」の等級に沿ったバリアフリー仕様になっているか、建具等級が目標とする基準等級を満たしているかをチェックします。
開口部の防犯チェックを行うA211130_ssn_sec01
- 「性能」メニューから「性能チェック」の「防犯開口」を選びます。
- 「防犯開口チェック」ダイアログが開きます。
品名 建具の品名を表示します。 開口区分 侵入可能開口区分が表示されます(初期値は「未設定」)。 対策 建具属性の「等級情報」の「ガラス別 性能等級」ダイアログにある「侵入防止対策」から対策を取得します。 判定 判定結果を表示します。 「対策」が次の場合、「OK」と判定されます。
・CP表示品(侵入防止性能を有する(CP表示品))
・その他(侵入防止性能を有する(その他))
・雨戸・シャッター(雨戸、シャッターのみによる)「対策」が「-」「未対応」の場合は、「開口区分」が「対象外」なら「OK」と判定されます。 - 平面図(屋根伏図)で入力されている開口の配置位置、開口部の大きさをもとに、侵入可能開口区分を自動判定する場合は、「区分自動」をクリックします。
このとき、確認メッセージが表示されるので「はい」をクリックします。 - 手動で建具の侵入可能開口区分を変更する場合は、「開口区分」の「▼」で変更します。
- 判定が NG の場合は、「建具変更」をクリックして、侵入防止対策のある建具に変更します。
または、3Dカタログ/AM建具の場合は「ガラス種類」で侵入防止対策のある組み合わせのガラス仕様(性能等級)に変更します。 - ダイアログ下部の 【対策判定】 の結果を確認します。
- 「OK」をクリックします。
「開口区分」の変更や「建具変更」「ガラス種類」「等級情報」での建具の変更、侵入防止対策の変更は、図面に反映されます。
変更を図面に反映したくない場合は、「キャンセル」をクリックします。
メモ
- 立面図で防犯表示を行う場合、立面図の「専用初期設定:建具性能表」の「配置条件」タブにある「防犯表示」をONにします。立面図の自動作成時に建具の侵入可能開口区分を表示できます。
- 屋根伏図のドーマ(建具あり)、トップライトも判定の対象となります。ただし、平面図では屋根伏図のトップライト・ドーマ建具の「開口区分」「ガラス種類」などを変更できません。屋根伏図の「性能」メニューの「防犯開口」から変更してください。
バリアフリーチェックを行うA211130_ssn_sec02
- 「性能」メニューから「性能チェック」の「バリアフリー」を選びます。
- チェックする対象の部屋を選択します。
- 「バリアフリーチェック一覧」ダイアログのタブをクリックして各チェックの結果を確認します。
緑色のセルは、ダブルクリックして変更できます。 - 判定の対象外にするときは、一覧で対象を選んで「対象設定」をクリックします。
- 確認を終えたら「OK」をクリックします。
「部屋段差」と「内部建具(戸)」で高さを変更した場合は、図面に反映されます。
メモ
- 「高齢者等への配慮」の性能等級は、「性能」メニューの「目標等級設定」にて【9.高齢者等への配慮】の「高齢者等配慮対策等級」で設定します。
※「部屋段差」「内部建具(戸)」は、「バリアフリーチェック一覧」ダイアログでチェック条件を設定します。 - チェック項目について
部屋段差 部屋間の出入口の段差をチェックします。 部屋サイズ 部屋タイプ「便所」「浴室」「ユニットバス」で、部屋サイズをチェックします。 内部建具(戸) 建具の下端位置と開口の幅をチェックします。 通路幅員 「ホール・廊下」の部屋の幅をチェックします。 手摺 「便所」「浴室」「洗面脱衣室」「玄関」の部屋に必要な手摺が設置されているか。
また、手摺の高さをチェックします。
建具等級をチェックするA211130_ssn_sec03
- 「性能」メニューから「性能チェック」の「建具等級」を選びます。
- 「建具等級チェック」ダイアログの「空気環境」「火災時」「高齢者等」タブに、判定結果(基準等級以上なら OK /未満なら NG )が表示されます。
- 判定がNGの場合は、「建具変更」をクリックして、基準等級をみたす建具に変更します。
建具を変更したくないときは、「ガラス種類」で他の組み合わせのガラス仕様に変更します。 - 「OK」をクリックします。
メモ
- 音環境のチェックを行うには、「性能」メニューの「目標等級設定」で、「透過損失等級」をONにして各等級を設定してください。「音環境」タブが表示されます。
- チェック対象の建具、等級の取得先について
各目標等級は、「性能」メニューの「目標等級設定」で設定します。空気環境 対象は、居室部分の木製建具です。
3Dカタログ/AM建具の空気環境の等級は、建具マスタの性能等級に登録されている「空気環境」から等級を取得します。音環境 対象は、居室部分の外部建具です。
3Dカタログ/AM建具の音環境の等級は、建具マスタの性能等級に登録されている「音環境性能」から等級を取得します。火災時 対象は、延焼のおそれのある外部建具です。
3Dカタログ/AM建具の火災時の安全の等級は、建具マスタの性能等級に登録されている「火災時の安全」から等級を取得します。
延焼のおそれのある建具かどうかは、配置図(1面)の延焼線にかかるかどうかによって判定されます(1階は3m・1階延焼線、2階以上は 5m・2階以上延焼線)を参照)。高齢者等 対象は、対象となる建具は内部建具(戸)、玄関建具です。
建具の入力長を参照して、等級を表示します。建具有効幅が 800㎜ 以上の場合は等級5、建具有効幅 750㎜ 以上の場合は等級4、ラフ開口(枠を除く開口幅)が 750㎜ 以上の場合は等級3、それ以外は等級 2 とします。ラフ開口でチェックする場合は、「専用初期設定:申請-性能表示関連」の「建具有効幅をラフ開口とする」をONにしておきます。