木造構造材単価マスタ
木造構造材単価マスタでは、使用する構造材の断面の大きさ、樹種、等級、長さによる定価、発注単価、見積単価を設定します。
次の3種類の方法に対応しています。
m3単価1 | 木造構造材の断面の大きさ別単価(円/m3) |
m3単価2 | 樹種と等級別単価(円/m3) |
本単価 | 樹種と等級別単価(円/本) |
メモ
- 「処理選択」ダイアログの「マスタ専用」タブから開きます。
木造構造材の単価をマスタに登録するA185130_mkt_sec01
木造構造材単価マスタは、10種類のタイプをマスタとして登録できます。
なお、木造構造材単価マスタを保存するフォルダは、「物件初期設定:マスタ環境-構造図マスタフォルダ」の「構造材」で設定します。
- 「処理選択」ダイアログの「マスタ専用」タブをクリックして「木造軸組構造」を選びます。
- 「木造構造材単価」をクリックします。
- 「変更」をクリックして、使用する単価マスタタイプを選びます。
- 初めに開いていた単価マスタに編集を加えていない場合は「保存せずに変更」を、編集を保存する場合は「保存して変更」をクリックします。
選択したマスタに変わります。 - 単価マスタの名称を変更する場合は、「単価名称」で直接入力します。
- 単価を設定します。
断面の大きさ別の単価(m3単価1)の場合は「断面の大きさ別の単価を設定するには」、
樹種・等級別の単価(m3単価2/本単価)の場合は「樹種・等級別の単価を設定には」を参照してください。 - 「上書」をクリックして、マスタに保存します。
- 「OK」をクリックして、木造構造材単価マスタを終了します。
- 「物件初期設定:マスタ環境-構造図マスタフォルダ」の「単価マスタタイプ(木造)」で、使用するマスタタイプを設定します。
メモ
- ダイアログ下部の「コピー」で出力した内容をMicrosoft Excelなどの表計算ソフトに貼り付けて編集し、コピー&貼り付けの機能を使って単価マスタに戻すことができます(構造材単価マスタでの貼り付けは、Ctrlキー+Vキーを使います)。
- 構造材単価マスタには、元に戻す(Undo)、やり直し(Redo)の機能はありません。
断面の大きさ別の単価を設定するにはA185130_mkt_sec02
- 「m3単価1」タブであることを確認します。
- 「断面大きさ」で、構造材の断面サイズを選びます。
※ 耳つき材(4つの面材のうち相対する2面、または1面に挽面がないもの、つまり耳が残っているもの)については、それぞれ適当と思われるところに当てはめます。正角(75mm以上) ひき角類(せい、幅がともに75mm以上)で、横断面が正方形の部材(土台、柱など) 正割(75mm未満) ひき割材(せいが75mm未満で、幅がせいの4倍未満)で、横断面が正方形の部材(垂木、天井廻縁など) 平角(75mm以上) ひき角類(せい、幅がともに75mm以上)で、横断面が長方形の部材(梁、桁など) 平割(75mm未満) ひき割材(せいが75mm未満で、幅がせいの4倍未満)で、横断面が長方形の部材(間柱、鴨居など) 板 板類(せいが75mm未満で、幅がせいの4倍以上)の部材(貫、荒床板など) - 「長さの範囲」に表示される材長の数を「3種類」「10種類」から選びます。
- 「長さの範囲」のセルを入力します(mm単位)。
他のセルにコピーする場合は、Ctrlキー+Cキー、Ctrlキー+Vキーを使います。 - 「発注単価」「見積単価」「定価」のセルを入力します(体積1m3あたりの金額:円/m3)。
掛率を使って価格を設定する場合は、「計算機能を使うには」を参照してください。 - 「断面大きさ」を変更して、同様に単価を設定します。
樹種・等級別の単価を設定するにはA185130_mkt_sec03
- 体積あたりの単価を設定する場合は「m3単価2」タブ、1本あたりの単価を設定する場合は「本単価」タブをクリックします。
- 単価を設定する「樹種」「等級」を選びます。
- 「幅/せい設定」をクリックします。
- 「せい」で列数、「幅」で行数を設定し(5~20行)、寸法の内訳をそれぞれ入力します。
- 「長さ種類」で、「長さの範囲」に表示される材長の数(3~10)を選んで、「OK」をクリックします。
- 「長さの範囲」のセルを入力します(mm単位)。
他のセルにコピーする場合は、Ctrlキー+Cキー、Ctrlキー+Vキーを使います。 - 「発注単価」「見積単価」「定価」のセルを入力します。
掛率を使って価格を設定する場合は、「計算機能を使うには」を参照してください。 - 「等級」を変更して、同じ樹種で他の等級の単価を設定します。
- 「樹種」「等級」を変更して、他の樹種の単価を設定します。
計算機能を使うにはA185130_mkt_sec04
ここでは、見積単価を発注単価の25%掛け(10円単位で四捨五入)にする例で解説します。
- 発注単価を入力します。
- 見積単価のセルを選択して、「計算」をクリックします。
- 「計算」ダイアログで次の式になるように設定します。
「見積単価」=「発注単価」× 1.25 - 「丸め桁数」「丸め方法」を設定して、「OK」をクリックします。
見積単価が自動計算されます。