造作材マスタ
造作材マスタでは、造作材の断面寸法(幅、せい)、樹種、等級、割付方法などを設定します。
造作材配置で自動配置する部材の寸法型式や積算情報などの多くは造作材マスタから連動するため、造作材を配置する前に造作材マスタを登録・編集しておきます。
メモ
- 「処理選択」ダイアログの「マスタ専用」タブから開きます。
造作材をマスタに登録するA187300_zsm_sec01
造作材マスタは、9種類のタイプをマスタとして登録できます。
なお、造作材マスタを保存するフォルダは、「物件初期設定:マスタ環境-積算マスタフォルダ」の「造作下地」で設定します。
- 「処理選択」ダイアログの「マスタ専用」タブをクリックして「木造軸組構造」を選びます。
- 「造作材」をクリックします。
- 「タイプ名称」で、使用するマスタタイプを選びます。
- 部位をダブルクリックします。または、部位を選んで「編集」をクリックします。
- 「造作材マスタ編集」ダイアログで、幅、せい、樹種、等級、割付方法などを設定して「OK」をクリックします。
- 「上書」をクリックして、マスタに保存します。
- 「OK」をクリックして、造作材マスタを終了します。
- 「物件初期設定:マスタ環境-積算マスタフォルダ」の「造作下地マスタタイプ(造作材)」で、使用するマスタタイプを設定します。
幅、せい | 幅、せいはリストから選択するほか、直接数値入力も可能です。 なお、リストに表示される幅せいは「幅せいリスト」で設定できます。 |
樹種、等級 | 「材種マスタ」で登録されている樹種、等級を選びます。 |
割付、基準長さ | 割付方法を「一本割」「定尺割1」「定尺割2」「総割」から選びます。また、「材種マスタ」で登録されている基準長さを選びます。 (詳しくは、「割付方法について」を参照) |
単価タイプ | 使用する造作材単価マスタの単価タイプを選びます。 |
メモ
- ダイアログ上部のボタンで、マスタの名称変更や複写を行うことができます。
タイプ名称入力 | マスタの名称を変更します。 | |
タイプ別複写 | 現在開いているマスタに、別のタイプのマスタを複写します。 をクリックし、複写元のマスタを選んで「OK」をクリックすると、複写元の内容が現在のマスタに上書き複写されます。 |
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部材別複写 | 他の部材の設定内容を複写します。 変更する部材を選んでをクリックし、複写元の部位を選んで「OK」をクリックすると、部位名以外の設定内容すべてが複写されます。このとき、「タイプ名称」を切り替えると、他のマスタタイプからも部材の設定内容を複写できます。 |
樹種、等級などを設定するにはA187300_zsm_sec02
樹種、等級、基準長さなどは、「材種マスタ」で設定します。
設定を変更するには、セルをダブルクリック、またはF2キーを押します。
樹種 | 200種類まで登録でき、(1)~(4)をクリックして一覧を切り替えます。 |
等級 | 50種類まで登録できます。 |
基準長さ | 部材を「定尺割1」「定尺割2」「総割」で割り付けるときの基準となる長さを設定します。10パターン登録できます。 「定尺割1」「総割」の場合、No.1の列の値が基準長さになります。 「定尺割2」の場合、No.1~5の値が基準長さになります。No.1~5の値は、長い順に設定します。 (詳しくは、「割付方法について」を参照) |
メモ
- これらの樹種、等級は、造作材配置にて部材の属性変更で確認できます。
部材の規格寸法を登録するにはA187300_zsm_sec03
部材の規格寸法は、「幅せいリスト」で設定します。
数値を入力するには、セルをダブルクリック、またはF2キーを押します。
メモ
- 規格寸法を登録しておくと、部材の入力ダイアログの「幅」「せい」で、幅せいリストから寸法型式を選択できます。