専用初期設定:屋根配置条件
「屋根自動配置」で、屋根を自動配置するときの作成条件の初期値を設定します。
※「簡易」、平面図の「自動」メニューの「屋根天井一括」も同様です。
屋根形状の初期値を変更するにはA230140_yhj_sec01
屋根の形状タイプの初期値を変更する
「作成タイプ」で自動配置する屋根タイプ「切妻」「寄棟」「陸」「入母屋」「飾り切妻」を変更します。ここで選んでいる屋根タイプが自動配置時の初期値となります。
「切妻」のとき、CAD画面の上下左右方向に対して、妻側とする位置の「上」「下」「左」「右」をONにします。
「陸」のとき、CAD画面の上下左右方向に対して、勾配方向とする位置の「上」「下」「左」「右」をONにします。
軒の出・けらばの出などを変更する
「軒の出」「けらばの出」などを変更します。
けらば瓦を自動設定しないようにするにはA230140_yhj_sec02
けらばの位置に、けらば瓦を付けない場合は「けらば瓦自動判断」をOFFにします。
次表のように屋根タイプによって、けらば瓦を自動設定する場合はONにします。
けらば瓦タイプ | 屋根タイプ |
なし | 和瓦/瓦棒/コロニアル/折版/防水/葺材なし |
L字型 | 平板瓦 |
S字型 | 洋瓦 |
I字型 | なし |
メモ
- 屋根タイプは、屋根仕上マスタで設定します。
- けらば瓦は、屋根の配置後に、屋根の属性変更ダイアログで変更可能です。
- 屋根の自動配置時は、自動的にけらばの位置が設定されますが、「編集」メニューの「屋根線属性設定」の「屋根線個別変更」で確認・変更できます。
屋根と同時に配置するシンボルを変更するにはA230140_yhj_sec03
「自動」を実行したときに屋根と同時に自動配置するデータを設定します。屋根を配置せずに他のデータを配置することも可能です。
屋根 | すでに屋根が配置・形状が編集されていて、屋根は配置せず、太陽光パネルや樋などだけを再配置したい場合はOFFにします。 |
補助線 | 屋根の位置に補助線を配置したくない場合は、OFFにします。 |
パラペット | 「作成タイプ」が「陸」のときにパラペットを配置する場合は、ONにします。 |
樋 | 軒先の位置に、軒樋を配置する場合は、ONにします。 |
太陽光パネル | 太陽光パネルを配置する場合は、ONにします。 このときの太陽光パネルは、「専用初期設定:太陽光パネル」の配置条件をもとに配置されます。 |
外部天井 | 屋根の配置後に天井伏図を開き、外部天井を配置する場合は、ONにします。外部天井は屋根領域を元に作成します。 なお、建物内部の天井が作成されていない場合、同時に内部の天井も作成されます。すでに内部天井が配置されている場合、内部の天井は再配置されず、外部天井だけが再配置されます。 |
図面化 | 「図面化」を実行して、データの包絡処理、「専用初期設定:図面作成条件」の描画条件で再描画したい場合は、ONにします。 |
メモ
- 「屋根」「棟瓦/のし瓦」「太陽光パネル」については、すでに配置されている場合、項目がONのとき削除するかどうかの確認画面が開きます。ただし、「補助線」「樋」はONであっても、既存のものを削除して配置しなおされません。
上階バルコニーを考慮せずに屋根を配置するにはA230140_yhj_sec04
上階(平面図)に入力されているバルコニー(ベランダ)を避けて屋根を配置する場合は、「上階区画参照」の「バルコニー」(「ベランダ」)をONにします。ONの場合、バルコニー(ベランダ)を含んで上階区画が作成されます。
バルコニー(ベランダ)の位置にも屋根を配置する場合はOFFにします。これらの領域を含まず上階区画が作成されます。
メモ
- 「バルコニー」「ベランダ」の設定は、「屋根」メニューの「軒線・上階区画」の「軒線自動配置」の初期値にもなります。
- 「屋根自動配置」を実行したときに軒線・上階区画が配置されていない場合、「屋根」メニューの「軒線・上階区画」の「軒線自動配置」が実行されます。
上階を考慮した屋根の回り込み幅を変更するにはA230140_yhj_sec05
上階区画を考慮して上階躯体に屋根を回り込ませるとき、「上階考慮」の「タイプ」「回込み幅」で回り込みタイプと回り込む幅を変更します。
棟瓦・のし瓦を自動配置しないようにするにはA230140_yhj_sec06
切妻屋根、寄棟屋根、入母屋屋根を自動配置するときに、棟瓦・のし瓦を配置したくない場合は「棟瓦/のし瓦自動判断」をOFFにします。
ONの場合、使用する屋根仕上の「屋根タイプ」が「和瓦」「洋瓦」「平板瓦」の場合、次の瓦が配置されます。
屋根タイプ | 配置される瓦 |
「和瓦」 | 棟瓦(和風)とのし瓦が配置されます。 |
「洋瓦」 | 棟瓦(洋風)が配置されます。 |
「平板瓦」 | 棟瓦(三角)が配置されます。 |
メモ
- 上記以外の屋根タイプの屋根仕上の場合、「棟瓦/のし瓦自動判断」は設定できません。
- 切妻屋根、入母屋屋根を自動配置するときに、降り棟を配置する場合は「降り棟瓦」をONにします。