床面積表自動作成/床面積表個別作成/容積延面積表
床面積表、容積延面積表を自動作成します。「個別作成」は、指定した面積区画の床面積表を作成します。
※容積延面積表の作成には、全階の床面積表の配置が必要です。
コマンド/ダイアログの開き方
配置図から開く場合(1階が開きます):
配置図から開く場合(階選択あり)
処理選択から開く場合(階選択あり)
床面積表を自動作成する
現在階の床面積表を自動配置します。事前に床面積区画の入力が必要です。
- 「表」メニューから「床面積表自動作成」をクリックします。
- 現在階の床面積表が自動配置されます。
移動する場合は、表を選択して「移動」コマンドでおこないます。
メモ
- 指定した区画だけの面積表を作成したいときは、「表」メニューの「床面積表個別作成」で対象の区画を選択します。
- 面積表の符号順、計算式を変更したいときは、「属性変更」で面積表を選択します。
ダイアログに表示されている面積(㎡)は、作表したときのデータです。作表後に床面積の大きさを変更した場合に「再計算」をクリックして変更後のデータを取り込みます。 - 距離、面積の丸め、作図条件などは、「専用初期設定:小数桁数・丸め」で設定します。
- 床面積表のレイアウト、文字の大きさは、「専用初期設定:表レイアウト」で設定します。
- 床面積表のフォントなどは、「共通初期設定:フォント」の「表・タイトル」「表・項目」「表・文字」で設定します。
- 施工床面積は「施工床面積確認」、配置図のトータル面積表で確認できます。床面積表には表示されません。
- 容積延面積は「表」メニューの「容積延面積表」、配置図のトータル面積表で確認できます。
床面積表には、「専用初期設定:小数桁数・丸め」の「容積延面積表」がONのとき表示されます。 - 容積率緩和の区画がある場合は、形状に緩和タイプが表記されます。
- 棟番号が複数あったり、申請部分・申請以外の面積区画がある場合は、それぞれ棟番号、申請区分別に面積が集計されます。
- 多角形の面積区画は形状が「領域」となり計算式が表記されません。計算式を表記させるには、「ツール」メニューの「多角円形面積分割」で面積区画を分割してから表を作成します。
- 「床面積表」ダイアログの「丸め方表記」をONにすると、各区画の面積、合計の設定されている丸め方法を表の下に表記します。
一部の項目の丸め方法が異なる場合は、下図のようになります。
- 小屋裏面積が床面積の1/2以上になっている場合は、CAD画面、ダイアログにメッセージが表記されます。ただし、通常床面積がない(小屋裏面積しかない)場合は、メッセージは表記されません。
床面積表を個別作成する
床面積表を床面積区画単位で配置します。事前に床面積区画の入力が必要です。
- 「表」メニューから「床面積表個別作成」をクリックします。
- 配置した床面積区画をクリックします。
- 「床面積表」ダイアログが表示されますので、内容を確認して「OK」をクリックします。
- 床面積表の配置位置をクリックします。指定区画の床面積表が配置されます。
移動する場合は、表を選択して「移動」コマンドでおこないます。
容積延面積表を作成する
容積延面積(容積率を求めるための床面積:容積率緩和部分を差し引いた延べ床面積)表を作成します。事前に各階の床面積表の配置が必要です。
- 「表」メニューから「容積延面積表」をクリックします。
- 「容積延面積表」ダイアログで各項目を確認します。
- 「OK」をクリックします。
- 表の配置位置をクリックします。
メモ
- 床面積表が作成されてない階がある場合はメッセージが表示されます。床面積表が未配置の階の面積は集計されません。
- 「住宅の部分」および「地階の住宅の部分」の行を表示させない場合は、「住宅の部分表記」をOFFにします。
※ 「地階の住宅の部分」は、地下階の床面積求積図に床面積表が配置されている場合に表示されます。 - 距離・面積の丸め方法や小数桁数は、「専用初期設定:小数桁数・丸め」で設定します。
丸め方法や小数桁数の設定によって、容積延面積表の「住宅の部分」の合計と「容積延面積」の合計に誤差が生じる場合があります。
誤差が生じた場合の対応は各申請機関とご相談ください。
- 容積延面積表のレイアウト、文字の大きさは、「専用初期設定:表レイアウト」で設定します。
- 入力されている容積率緩和区画の面積の合計が容積率緩和の上限を超える場合は、緩和上限の値が合計にセットされます。
各緩和タイプの上限は以下の通りです。
※ 認定機械室等の緩和を受けるには、面積の上限以外にも複数条件を満たす必要があります(建築基準法施行規則 第十条 四の五)。緩和タイプ 緩和上限 その他の不算入 なし エレベーター昇降路 なし 共用の廊下等 なし 自動車車庫等 延床面積の1/5まで 備蓄倉庫 延床面積の1/50まで 蓄電池 延床面積の1/50まで 自家発電設備 延床面積の1/100まで 貯水槽 延床面積の1/100まで 宅配ボックス 延床面積の1/100まで 認定機械室等(※) 延床面積の1/50まで - ダイアログに表示されている面積(㎡)は、作表したときのデータです。作表後に区画の大きさを変更した場合は、容積延面積表の属性変更で「再計算」をクリックして変更後のデータを取り込みます。