診断結果
「診断結果」では、判定結果を確認して診断書、ご説明書(Excelデータ)を作成することができます。
メモ
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耐震診断の計算に必要なデータが未入力の場合は、確認画面が表示されます。内容を確認して、対応を行った後に「診断結果」をクリックしてください。
例えば、耐力壁を追加、変更、削除した後に「壁番号自動配置」を行っていない場合、計画図で耐震診断をするときに「仕様不明壁」がONの耐力壁が残っている場合は、確認画面が表示されます。 -
両端部が構造柱の場合のみ、有効な耐力壁として診断します。
(間柱・木柱/2・木柱/4、柱タイプが「たれ、腰、たれ・腰、中」、非構造柱は対象外です。) - 「概要設定」の【計算方法】が「4分割法」で斜め壁があるプランでは、「診断結果」をクリックしたときに確認画面が表示されます。
斜め壁の計算については、「配置した耐力壁に壁番号を割り当てる」のメモを参照してください。
診断結果を確認する
【必要耐力 Qr】 | |
必要耐力詳細ボタン | 耐震診断書の必要耐力の算出が表示され、床面積当り必要耐力の計算など、必要耐力の値を算出するときの計算を確認できます。 |
床面積 | 「耐震診断 床面積」で設定する床面積、床面積表が影響します。 ※「概要設定」の【床面積】で確認できます。 |
床面積当り必要耐力 | 「概要設定」の「必要耐力計算方法」の「精算法」「略算法」、「建物重量」で係数が変わってきます。 例:精算法による計算 |
積雪用必要耐力 地震地域係数Z 軟弱地盤割増係数 形状割増係数 |
「概要設定」の「地震地域係数」「積雪加算」「軟弱地盤割増」「形状割増」の値がセットされます。 物件にあった係数がセットされているかを確認します。 |
【保有耐力 edQu】 | |
壁仕様一覧 ボタン | 配置されている耐力壁の壁仕様、柱接合部仕様、基礎形式に間違いがないかを確認できます。 |
壁の耐力 Qu | 壁基準耐力、柱接合部仕様、基礎形式によって決まります。柱接合部の耐力低減係数Kjは、「概要設定」の「積雪深さ」により変わってきます。 |
配置低減係数 eKfl | 「耐震診断 床面積」で設定されている側端部分の面積、「概要設定」の「床仕様」が影響します。 |
劣化度 dK | 「概要設定」の「築年数」と「劣化度」が影響します。 |
【判定結果】 | |||||||||||||
振動イメージの比較 ボタン | 計画図のみ表示されるボタンです。 X方向、Y方向の揺れをクリックすると振動し、補強前プランと補強後のプランで振動の違いを確認できます。 ※ 建物の倒壊は「振動イメージ」と同様です。 ※ 振動イメージ機能は、耐震診断評価の対象外です。 |
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振動イメージ ボタン | 「X方向の揺れ」「Y方向の揺れ」をクリックすると振動します。 ※ 振動イメージで建物の倒壊は、「上部構造評点」が0.7未満のときに確認できます。 ※ 振動イメージ機能は、耐震診断評価の対象外です。 |
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必要耐力 Qr | ダイアログ上段の【必要耐力 Qr】の値を表示します。 | ||||||||||||
保有耐力 edQu | ダイアログ中段の【保有耐力 edQu】の値を表示します。 | ||||||||||||
上部構造評点edQu/Qr |
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概要および劣化度 ボタン | 「概要設定」が表示されます。設定を変更して「OK」をクリックすると、「診断書出力」から耐震診断書に反映されます。 | ||||||||||||
診断書出力 ボタン | 耐震診断書が表示され、計算の確認や診断書を印刷できます。 ・計画図の表紙には、「補強提案」の表示があります。 ・表紙の下部とヘッダーには、認定番号が表示されます。 |
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ご説明書 ボタン | 耐震診断フローと診断結果をExcelデータに出力します。施主への説明書としてお使いいただけます。 |
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ご参考まで ボタン | 耐震診断に関するヒント(Webページ)を表示します。 |
診断書の柱壁配置図について
計画図の場合、入力画面では「壁番号」メニューから「壁番号自動配置」ダイアログの「OK」をクリックすると、変更は一重線、追加は二重線で耐力壁を示します。
そして、変更・追加した耐力壁は「共通初期設定:ペンNo」の「項目一覧」で設定したペンで描画されます。
なお、診断書の「柱壁配置図」では変更・追加した耐力壁は赤色(固定)で表示します。
柱壁配置図には、その他にも「概要設定」の「描画設定」にある、以下の設定が影響します。どういった柱壁配置図が必要なのかは申請機関に確認してください。
描画設定については、「概要設定」の「図面や診断書の描画を設定する」を参照してください。
メモ
- 描画の設定は、「診断結果」ダイアログの「概要および劣化度」からも変更できますが、変更した場合に診断書の「柱壁配置図」に反映するには、一旦「診断結果」ダイアログを閉じて、「壁番号」メニューから「壁番号自動配置」ダイアログで「OK」をクリックする必要があります。