軒裏換気口読込/換気グループ設定/小屋裏換気口判定表
小屋換気口、軒裏換気口(天井伏図)、棟換気、棟瓦(属性変更にて「換気サイズ」をON)の換気口の有効面積を計算して、小屋裏の給排気を判定します。
判定には、天井面積区画が必要です。

小屋裏換気口判定表を作成するA230925_ska_sec01
「性能」メニューから「換気」の「小屋裏換気口判定表」を選びます。
- 「小屋裏換気口判定表」ダイアログの「判定条件」を設定します。
- セルをダブルクリックして、値を変更することができます。
- 「判定」を確認して、「OK」をクリックします。
- 判定表の配置位置をクリックします。

「小屋裏換気口判定表」ダイアログの機能A230925_ska_sec02
判定条件 | |
小屋裏給排気 | 小屋裏換気口の給排気のみで判定します。![]() |
軒裏換気口 | 軒裏換気口の給排気のみで判定します。![]() |
軒裏又は小屋裏給気・小屋裏排気 | 軒裏換気口の給気と小屋換気口の排気、または小屋換気口の給気と排気で判定します。![]() |
軒裏又は小屋裏給気・棟排気 | 軒裏換気口の給気と棟換気口(棟瓦も含む)の排気、または小屋裏換気口の給気と棟換気口の排気で判定します。![]() |
判定表 | |
換気種類 | 「判定条件」より判定対象の換気を表示します。 |
面積長さ | 入力データから算出された換気の面積を表示します。 長尺タイプの軒裏換気口のみ長さを表示します。 |
単位長さ開口面積 | 長尺タイプの軒裏換気口の1mあたりの開口面積を表示します。 |
開口率 | 換気の開口率を表示します。有効面積(Y)の算出に使用されます。 |
数 | 換気の数を表示します。 |
有効面積(Y) | 「面積×開口率×数」の値を表示します。 |
合計 | 小屋換気口、軒裏換気口、棟排気ごとに有効面積の合計を表示します。 |
天井面積(T) | 天井面積区画の面積を表示します。 |
Y/T | 「有効面積(合計)/天井面積」の値を表示します。 |
判定 | 「有効面積(合計)/天井面積」の値が、判定値以上の場合は「OK」、判定値未満の場合は「NG」と表示されます。 判定値は、「判定値」で変更できます。 |
判定値 | |
システム | 「判定条件」で指定した条件の判定値を設定します。 判定値の初期値は、「専用初期設定:申請-小屋裏換気口判定」の「判定条件」で設定します。 |

天井伏図の軒裏換気口を読み込むにはA230925_ska_sec03
軒裏給排気の判定を行う場合は、「性能」メニューから「換気」の「軒裏換気口読込」を選んで、天井伏図で入力している軒裏換気口を読み込みます。
読み込んだ軒裏換気口は、「母屋・妻壁入力」で確認できます。
メモ
- 開口率、換気開口面積の初期値は、「専用初期設定:屋根シンボル-換気関連」で設定します。
- 開口率、換気開口面積の変更は、
「属性変更」で行います。

換気グループを設定するにはA230925_ska_sec04
複数の天井面積区画が入力されている場合、天井面積区画と換気部材(小屋換気口、軒裏換気口、棟換気、棟瓦)をグループ設定し、グループごとに判定を行いたいときの操作です。
「性能」メニューから「換気」の「換気グループ設定」を選びます。
- 入力されている天井面積区画、換気部材にグループ名称(アルファベット)が表示されます。
- 「新規グループ作成」をクリックして、新しいグループを作成します(ここでは「グループB」)。
- 「グループB」が選択されていることを確認します。
- 「グループB」に設定する天井面積区画、換気部材を全て含むように矩形範囲で指定します。
指定した範囲の天井面積区画、換気部材が「グループB」に設定されます。 - 続けてグループ設定を行うときは、手順3~5を繰り返します。
- 設定を終えたら、「OK」をクリックします。
メモ
- 「グループB」に設定した範囲を再度、矩形範囲で指定するとグループが解除されます(この場合は「グループA」に戻ります)。完全に「グループB」がなくなった場合、「換気グループ設定」ダイアログから削除されます。