建物区画自動配置/建物区画
各階平面図に入力した躯体(柱と壁)または部屋線を参照して、建物区画を自動作成します。
同時に、次のデータが自動入力されます。
・ 玄関位置に出入口マーク(▲)
・ 建物区画に「申請建物」の文字(1m×1m以下の建物区画を除く)

建物区画を自動作成するA260450_tta_sec01
「建物」メニューから「建物区画」の「建物区画自動配置」を選びます。
- 「建物区画 自動配置」ダイアログで建物区画の基準などを設定します。
- 「OK」をクリックします。
メモ
- 建物区画は、敷地境界線の斜線の後退距離、延焼の恐れのある領域、
「編集」メニューの「敷地移動」「敷地回転」で行う編集などに影響します。
- 建物区画を手入力したいときは、
「建物」メニューの「建物区画」にある「建物区画」を使用します。

「建物区画 自動配置」ダイアログの機能A260450_tta_sec02
基準 | 配置する建物区画の基準を、各階平面図の部屋データにするか、躯体データにするかを選択します。 ※ 各階平面図の参照データを合わせて領域が建物区画になります。 ※「躯体」がONの場合、柱・壁、外部シンボルの袖壁(カット部分も含む最大領域)が対象となります。 |
部屋からのオフセット 躯体からのオフセット |
「部屋」がONのときは部屋線からのオフセット、「躯体」がONのときは躯体ラインからのオフセットを設定します。このオフセットした位置が建物区画となります。 例えば、躯体から仕上厚を考慮したいときなど、「オフセット」に仕上厚を設定します。 |
外部部屋は取り込まない | 外部部屋を建物区画の対象外にします。 ※ 外部部屋とは、部屋属性の「外部部屋」がONになっている部屋です。 |
屋根線も同時に読み込む | 屋根伏図の屋根領域に屋根線(出力線)を配置します。 |
屋根線は、次の属性で作図されます。 線種:点線 ペンNo:「共通初期設定:ペンNo」の「平面」タブにある「三斜/建物区画・面積図」 |
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樋先考慮 | 屋根領域に樋の出を含みたいとき、ONにします。屋根領域が大きくなるので、斜線制限を確認するのに有効です。
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ポーチ・犬走りも取り込む | 平面図のポーチ、犬走りを参照して区画を作成します。 ポーチと犬走りを考慮してスロープを入力するのに有効です。 |
建物区画位置寸法作成 | 敷地の境界線から建物区画までの寸法線を作成します。 なお、敷地が入力されていない場合、寸法線を作成できません。 |
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延焼線自動配置 | 延焼線を自動配置します。 なお、敷地が入力されていない場合、延焼線を自動配置できません。 |
「物件初期設定:性能・地域条件-建築物事項」の「防火地域」が「準防火地域」「防火地域」のとき、初期値がONになります。 | |
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通り芯も取り込む | 平面図の通り芯を自動配置します。作図芯は配置されません。 |