部材配置
平面図から読み込んだ参照データをもとに、基礎やアンカーボルトなどの部材を指定した領域に自動配置します。
床伏図に変更があった場合に関係する部材のみを再配置したり、一部の部材の形状が他と異なる場合に設定を変更して部分的に配置し直すときなどに使用します。

指定した範囲に部材を配置するA610820_bzh_sec01
- 「ツール」メニューから「部材配置」を選びます。
- 配置する部材を設定して、「OK」をクリックします。
(詳しくは、「部材配置の設定項目」を参照) - 部材を配置する範囲を設定します(入力方法:矩形)。
メモ

部材配置の設定項目A610820_bzh_sec02
自動配置する部材にチェックを付けます。
このダイアログの設定は、「専用初期設定:作成条件」「専用初期設定:伏図共通」より連動しています。
基礎タイプ(物件初期設定) | 「物件初期設定:柱・基礎・束」で設定した基礎タイプが表示されます。 | |||||
布基礎 | 平面図で入力した部屋の境に沿って布基礎を自動配置します。同一部屋内(外部部屋も含む)で床仕上が異なるときも、その間に布基礎を配置します。配置する布基礎のタイプは、「外部」「内部」で建物の外側と内側別に設定します。 | |||||
土台参照 | 床伏図の土台を参照して基礎の立ち上がりを作成します。土台がない部分でも、基礎の外区線上や床仕上のタイプが「モルタル(土間コン)」の場合は基礎の立ち上がりを作成します。 | |||||
カマチ考慮 | 平面図のカマチを考慮して、布基礎の立ち上がりと土台の芯の位置をずらします。カマチの背面を基準に偏芯されます。![]() |
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アンカーボルト | 「詳細」で設定した条件で、アンカーボルトを配置します。 | |||||
束石 | 「詳細」で設定した条件で、束石を配置します。 | |||||
根がらみ(伏図読込) | 床小屋伏図に入力した根がらみを読み込みます。基礎伏図に配置した根がらみは積算されません。 ※ 床小屋伏図が入力されていないと、この設定は表示されません。 |
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継手(伏図読込) | 床小屋伏図に入力した継手を読み込みます。 継手の大きさは、「専用初期設定:伏図共通」の「継手表示の大きさ」が連動します。 ※ 床小屋伏図が入力されていないと、この設定は表示されません。 |
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床下換気口(平面図読込) | 平面図(簡易躯体入力モード)に入力した床下換気口を読み込んで、屋内部には人通口、外部(外部部屋も含む)には床下換気口(外部)を配置します。 上端高・高さ・幅は平面図の値が、奥行はその位置の基礎の立上り幅が連動します。換気口の表現は、「専用初期設定:床下換気・人通口」の「タイプ」の設定が連動します。 |
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沓石(平面図読込) | 平面図で入力したポーチ柱(角型/丸型)の位置に、同じ形(角型/丸型)の沓石を配置します。ただし、ポーチ柱の束石高が 0 のときは配置しません。 高さ・幅は平面図のポーチ柱の値が連動します。 ・下端高:ポーチ柱の基礎高 ・高さ:ポーチ柱の束石高 ・上端幅X(角型):ポーチ柱(角型)の幅X+30.0 ・上端幅Y(角型):ポーチ柱(角型)の幅Y+30.0 ・上端幅(丸型):ポーチ柱(丸型)の柱幅+30.0 |
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スラブ | 床仕上を参照して、べた基礎または防湿コンクリートを配置します。 防湿コンクリートの場合、床仕上のタイプが「一般」「畳床」の部屋に配置されます。 |
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ハンチ | 地中の基礎にハンチを付けるときはONにして、高さ・幅を設定します。![]()
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土間コン | 床仕上のタイプが「モルタル(土間コン)」の部屋や、ポーチ、犬走り部分に土間コンクリートを配置します。 | |||||
断熱材 | 立上り部 | 「詳細」で設定した条件で、基礎の立ち上がり部分に断熱材を貼り付けます。 | ||||
平 | 「詳細」で設定した条件で、土間コンクリートやべた基礎、または防湿コンクリートに断熱材を敷きます。 | |||||
耐力壁区画参照配置 | 平面図に入力した耐力壁区画に沿って、基礎の立ち上がりを作成します。耐力壁区画でない部分でも、床仕上のタイプが「モルタル(土間コン)」の場合は基礎の立ち上がりを作成します。 |
メモ
- 「全ON」「全OFF」をクリックすると、すべての項目のON/OFFを変更できます。
- 「布基礎」の「土台参照」および「耐力壁区画参照配置」がOFFの場合は、部屋線に沿って基礎の立ち上がりが作成されます。また、玄関建具や汎用開口の入力により、基礎がくり貫かれます。
- 「物件初期設定:基準高さ情報」の「基礎パッキン厚」がONの場合は、布基礎の立上り高が基礎パッキンの厚さだけ低くなって配置されます。
- 「専用初期設定:作成条件」の「鉄筋」がONの場合は、基礎や土間コンクリートに鉄筋が配置されます。