初期設定:設計方針
構造計算書の「設計方針」「チェックリスト」「接合部の許容引張耐力」に記載する内容を設定します。

計算書に記載する設計方針の内容を変更するにはA630210_ssh_sec01
構造計算を行う建築物の構造上の特徴、構造計算の方針などを記載します。これらは、計算書の「設計方針」に出力されます。

計算書に記載する仕様規定・計算方法のチェックリストを設定するにはA630210_ssh_sec02
「チェックリスト(1)」~「チェックリスト(4)」をクリックして、仕様規定や計算方法のチェックリストを設定します。
チェックリストの内容は計算書に出力できます。リストの中には、初期設定の内容が連動するものもあります。初期設定を変更後、チェックリストを確認してください。
チェックリスト(1) | 建築基準法施行令3章3節の仕様規定チェックリスト |
チェックリスト(2) | 水平力に対する構造計算と建築基準法施行令46条関連計算チェックリスト |
チェックリスト(3) | 鉛直荷重と局部荷重に対する構造計算チェックリスト |
チェックリスト(4) | 地盤と基礎に対する構造計算と仕様規定チェックリスト |
チェックリストのセル色について
セル色 | 内容 |
黄色 | 本プログラムの木造構造計算で使用する仕様です。常に、チェックはONです(固定)。 |
灰色 | 本プログラムの木造構造計算で使用しない仕様です。常に、チェックはOFFです(固定)。 |
緑色 | 本プログラムの木造構造計算で使用可能な仕様です。 「初期設定」ダイアログの設定によって、該当する項目がONになります。これらの項目のON・OFFにより、計算結果が変わります。 |
白色 | 本プログラムの木造構造計算に影響しない仕様です。チェックリストを計算書に出力しますので、適合する仕様をONにします。 |
水色 | 文字列の入力が可能です。入力した内容が、計算書に出力されます。 |
チェックリスト(1)の連動項目(緑色セル)
構造耐力上必要な軸組等(令46条) | |
下記の壁量計算を行う | 「初期設定:構造計算条件Ⅰ」の「構造耐力上必要な軸組等(令46条)」にある「壁量検定を対象外とする(令46条2項適用)」がOFFのとき、この仕様がONになります。 |
次に掲げる基準に適合 | 「初期設定:構造計算条件Ⅰ」の「構造耐力上必要な軸組等(令46条)」にある「壁量検定を対象外とする(令46条2項適用)」がONのとき、この仕様がONになります。 |
チェックリスト(2)の連動項目(緑色セル)
地震力・風圧力に対する鉛直構面の検定 | |
偏心率≦0.15によりCe=1 | 「初期設定:計算条件(方針)」の「◆偏心によるねじれを考慮した割増し」にある「偏心率≦0.15の場合、割増係数Ce=1.0とする(1.0≦Ce)」がONのとき、この仕様がONになります。 |
鉛直構面の柱頭柱脚接合部の引抜力の計算 | |
2.4.3(2)のN値計算法に準拠した方法 | 「初期設定:計算条件(方針)」の「◆柱脚柱頭接合部の必要引張耐力計算法」にある「N値計算法準拠」がONのとき、この仕様がONになります。 |
その他の方法(2002年版詳細計算法による方法) | 「初期設定:計算条件(方針)」の「◆柱脚柱頭接合部の必要引張耐力計算法」にある「詳細計算法」がONのとき、この仕様がONになります。 |
水平力に対する水平構面の許容せん断耐力の検定 | |
構造計算により水平構面の許容せん断耐力の検定を行う。その場合、使用する水平構面の種類について | 「初期設定:計算条件(方針)」の「◆水平力による水平構面の検定」にある「許容せん断耐力の検討を行う」がONのとき、この仕様がONになります。 |
2.4.6 解説(1)の方法により検定を行う。 | 「初期設定:計算条件(方針)」の「◆水平力による水平構面の検定」にある「簡易チェックを行う」がONのとき、この仕様がONになります。 |
横架材接合部の許容引張耐力の検定 | |
構造計算により水平構面の許容せん断耐力の検定を行う。その場合、使用する水平構面の種類について | 「初期設定:計算条件(方針)」の「◆水平力による水平構面の検定」にある「許容せん断耐力の検討を行う」がONのとき、この仕様がONになります。 |
土台の曲げとアンカーボルトの引張および、せん断の検定 | |
アンカーボルトのせん断の検定を(2.4.9.6)式により行う | 「初期設定:計算条件(方針)」の「アンカーボルトと土台の検討」にある「アンカーボルトと土台の検討を行う」がONのとき、この仕様がONになります。 |
チェックリスト(3)の連動項目(緑色セル)
土台のめり込みの検定 | |
2.5.4(2)(3)の土台のめり込みの検定を実施 | 「初期設定:計算条件(方針)」の「柱軸力によるめり込みの検討」にある「めり込み検討条件設定」で「土台めり込み検討を行う」がONのとき、この仕様がONになります。 |
柱を基礎に直接緊結しているため土台のめり込みの検定を省略 | 「初期設定:計算条件(方針)」の「柱軸力によるめり込みの検討」にある「めり込み検討条件設定」で「土台めり込み検討を行う」がOFFのとき、この仕様がONになります。 |
屋根葺き材の検討 | |
平12建告1458号による屋根葺き材に作用する風圧力が屋根葺き材の短期許容引き上げ荷重以下であることを確認 | 「初期設定:追加使用部材」の「屋根葺き材等」にある「屋根葺き材等の検討を行う」がONのとき、この仕様がONになります。 |
チェックリスト(4)の連動項目(緑色セル)
接地圧とフーチングの検定 | |
建物の塔伏比≦2.5、かつ、地盤のqa≦30kN/m2を満たすことにより転倒に対する短期接地圧の検定は省略 | 「初期設定:計算条件(方針)」の「転倒モーメントの検討」にある「検討を行う」と「省略条件を検討する」がONのとき、この仕様がONになります。 |
構造計算により転倒モーメントに対する短期接地圧の検定を行う | 「初期設定:計算条件(方針)」の「転倒モーメントの検討」にある「検討を行う」がONで、「省略条件を検討する」がOFFのとき、この仕様がONになります。 |

計算書に記載する接合部仕様を変更するにはA630210_ssh_sec03
「接合部仕様」をクリックして、柱の接合部に取り付ける金物等の仕様と許容引張耐力を設定します。この内容は、構造計算書に出力されます。
※ 実際の金物の判定には、「初期設定:計算条件(方針)」の「金物判定用設定」の内容で判定されます。
メモ
- 担接合部仕様と許容引張耐力は、
「設定」メニューの「マスタ設定」の「項目マスタ設定」で設定できます。「▼」をクリックすると、項目マスタの「接合部仕様」に登録した内容が一覧表示されます。その中から選択します。