垂直ブレース／水平ブレース

垂直ブレースを描くM130210_blc_sec01

入力時に表示される「内」「外」は、垂直ブレースの内側、外側を指します。特別編集の「垂直ブレース編集」では、垂直ブレースを内側、外側からみた断面ビューに切り替えることができます。
垂直ブレースの外側と内側を逆にする場合は、「●内外反転」のハンドルをクリックします。
次図のように垂直ブレースの端部を柱芯と梁芯の位置に置きたい場合は、「梁検索」をOFFにし、梁芯となるようにブレースの上端と下端を設定して、柱芯をクリックします。
垂直ブレースの平面、断面表現時のハッチングは、プロパティ「基本」タブの「材質」ごとに異なります。ハッチングは、作図表現（材質ハッチング）の「構造」タブで設定します。

ブレースの面を梁の面に合わせたいときなどは、「面寄り」（配置基準が右寄、左寄の場合）または「芯ずれ」（配置基準が芯の場合）にオフセットを入力して、クリックした位置から設定値の分、ずらして描きます。

入力モードが「線分」の場合、次のように配置します。

断面、展開または3Dビューで垂直ブレースの見付領域を指定したい場合は、次のように操作します。

3Dビューを開きます。
断面ビューで見付領域を指定したいときは、断面ビューを開きます。
入力モードを「見付入力：領域」の「クロス」に変更します。
「断面ビュー展開（平面ビュー指定時有効）」がOFFであることを確認します。
「配置基準」でブレースの配置基準を設定します。
平面ビューで、断面の基準面の位置と方向をクリックします。
ここでは、梁芯をクリックして、梁と平行となるように基準面の方向を指定します。
3Dビューで、垂直ブレースの領域を指定します。
ここでは任意の位置を指定していますが、「DXDY」などを使用して柱芯と梁芯となるように座標を指定することもできます。

見上げの表現にするには、作図表現（縮尺・レベル他）の入力・表示で「見上方向」に切り替えます。R階の水平ブレースは常に見下表現で表示されます。また、見上表現のとき、「水平ブレース」をクリックすると自動的に「優先表示の切り替え」が「天井優先表示」に切り替わります。

勾配のある水平ブレースを描きたいときは、「勾配タイプ」を「両辺高さ」「勾配」「梁勾配参照」に変更します。

タイプ	操作
水平ブレースの両辺高さがわかっている場合	「勾配タイプ」を「両辺高さ」に変更します。「基準辺高」「勾配高さ」を設定します。始点、対角点をクリックしてブレースを描きます。傾斜基準とする辺をクリックします。
水平ブレースの勾配がわかっている場合	「勾配タイプ」を「勾配」に変更します。「基準辺高」を設定し、「傾斜角」に勾配を入力します。始点、対角点をクリックしてブレースを描きます。傾斜基準とする辺をクリックします。
水平ブレースの勾配を梁の勾配に合わせる場合	「勾配タイプ」を「梁勾配参照」に変更します。「梁参照位置」でブレースを梁のどの位置に取り付けるかを設定します。始点、対角点をクリックしてブレースを描きます。勾勾配を参照する梁をクリックします。

テンプレートに使用したい形状がない場合、ブレースの断面形状を作成できます。

ブレースの色は、プロパティ「Color・高」タブで設定します。

「Color3D」で単色しか設定できない場合は、「GLOOBEのオプション（基本設定）」の「詳細質感・テクスチャの指定を有効にする」がONになっているかを確認してください。
（詳しくは、「オブジェクトの質感を細かく設定するには」を参照）
平面ビューでのブレースの描画は、作図表現（縮尺・レベル他）の描画レベルが影響します。
（詳しくは、「部材の描画レベルを変更するには」を参照）
プロパティの内容をテンプレートに登録しておくと、他のプロジェクトでも同じ内容を使用できます。
（操作については、「テンプレート」を参照）

タイプ	「斜め」	「クロス」	「V字」	「逆V字」
ブレースの形状