専用初期設定:モード
平面図で入力する床仕上目地の作図の有無、天井高・床高や面積の作図の有無、柱壁の自動配置などについて設定します。
図面の作図条件を変更するにはA210122_mod_sec01
床仕上目地を作図 |
床仕上、床部分目地の入力時や自動作成時に目地を作図するときは、ONにします。OFFの場合は、範囲枠がペンNo不出力の点線で入力されます。 ONの場合、「表示」メニューの「仕上表示」での仕上の表示に関係なく、床仕上目地が表示されます。 |
床仕上目地や床部分目地は、「共通初期設定:ペンNo」にある「目地・ハッチング etc」のペンNoで入力されます。 | |
天井・床高表示 | 「壁仕上入力モード」「床仕上入力モード」「簡易躯体入力モード」で部屋の天井高と床高増減を表示するときは、ONにします。 天井高、床高増減は、CAD画面の表示のみで出力されません。 |
部屋面積を作図 | 「部屋」で部屋入力と同時に部屋面積を描画するときは、ONにします。 居室のみに部屋面積を描画するときは「居室のみ」をONにします。 |
面積の単位は、「専用初期設定:面積表-部屋面積表」にある「表記法・部屋」で表記されます。 小数桁数と丸めは、「部屋(帖)」の設定で表記されます。「帖」のとき、小数点以下の桁数により、部屋面積の小数点以下の数値が「0」で終わるような場合は、その「0」は描画されません。 |
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階段の段数を描画 | 入力する階段に段数を描画するときは、ONにします。なお、階段に切断線が設定されている場合、切断線以降には段数は描画されません。 |
鉄骨胴縁壁(縦)・LGS壁の鋼材描画 | 鉄骨胴縁壁(縦)、LGS壁の内部の鋼材を描画します。 |
ALC壁・CB壁の割付表現 | ALC壁、CB壁の割付を表現します。 |
RC柱壁にハッチングを描画 | RC柱とRC壁にハッチングを描画するときは、ONにします。 RC柱・壁の入力時には、ハッチング描画されません。柱壁包絡処理を実行するとハッチングが描画されます。 |
腰壁にハッチングを描画 | 腰壁にハッチングを描画するときはONにして、「ハッチング間隔」にハッチングの間隔を設定します。 |
竪樋を作図 | 竪樋を出力するときは、ONにします。 竪樋は「壁仕上入力モード」で確認できますが、ONにすると「平面図入力モード」でも確認できます。 |
木柱壁簡易表現 | 木柱の作図を簡易表現にするときは、ONにします。1/200 など小さな縮尺の平面図を作成する場合などに有効です。 簡易表現にすると、柱は点線(不出力ペン)、通し柱は円の点線(不出力ペン)で作図され、画面で入力位置を確認できます。 ただし、建物の出隅・入隅のように柱が必ず入力されるような箇所については、点線(不出力ペン)も表示されません。 |
すでに柱、壁が配置されている状態でONに変更した場合は、「ツール」メニューの「柱壁包絡処理」を実行する必要があります。 | |
造作柱・管柱表現 | 「木柱壁簡易表現」がONの場合は設定できません。平面詳細図と同じように、造作柱にハッチング、管柱に×を作図するときは、ONにします。 |
化粧梁を作図 | 化粧梁を出力するときはONにして、「梁線種」入力する梁の線種を設定します。ONにすると「平面図入力モード」でも確認できます。 |
耐力壁区画の入力条件をチェックするにはA210122_mod_sec02
「区画」メニューの「耐力壁区画」で耐力壁区画を入力するとき、以下の場合に警告画面を表示するときは、「入力時、警告を出す」をONにします。警告を表示させたくない場合はOFFにします。
警告画面では、該当する項目に ■ 印が表示されます。
2×4の場合 | |
□ | 1ブロックの面積が40㎡を超えないか |
□ | 1辺の長さが12mを超えていないか |
□ | 1辺の長さが他辺の3倍になっていないか |
2×4以外の場合 | |
□ | 1ブロックの面積が40㎡を超えないか |
□ | 1ブロックの面積が20㎡を超えないか |
□ | 1辺の長さが8mを超えていないか |
□ | 1辺の長さが6.5mを超えていないか |
□ | 1辺の長さが5グリッド(910モジュールの場合、4.55m)を超えていないか |
メモ
- 警告画面で「はい」をクリックすると区画を入力できます。
柱壁の自動配置条件を変更するにはA210122_mod_sec03
次の設定は、「一括作成」、「柱壁」メニューの「柱壁自動配置」で木柱・木壁を自動配置するときに影響します。
玄関建具両脇に管柱を配置 | 木造の柱を自動配置するとき、玄関建具の両脇に管柱を配置します。 玄関建具は、建具の属性ダイアログで「玄関建具」をONにした建具です。 |
建具によって壁を分割しない | 建具の端のところで壁を分割しないようにするときは、ONにします。 OFFの場合、建具脇の管柱の位置で壁が分割されます。 「建具際管柱のピッチ配置」によって、壁の分割位置が異なります。 |
建具際管柱のピッチ配置 | 木造の柱を自動配置するとき、建具の端に配置される管柱の位置を設定します。 「物件初期設定:柱・基礎・束」の「木造一括・管柱距離」の管柱ピッチで配置するときは、ONにします。 建具脇に管柱を配置したいときは、OFFにします。 |
「建具によって壁を分割しない」によって、管柱の配置される位置が異なります。 建具際管柱のピッチ配置:ON / 建具によって壁を分割しない:ON 両方がONの場合、柱を自動配置するとき、管柱の割付基準点を指定します。 |
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建具際管柱のピッチ配置:ON /
建具によって壁を分割しない:OFF |
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建具際管柱のピッチ配置:OFF /
建具によって壁を分割しない:ON |
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建具際管柱のピッチ配置:OFF /
建具によって壁を分割しない:OFF |
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建具脇に管柱を配置した際、次図のように半柱のピッチで管柱が配置される場合があります。半柱のピッチは、「物件初期設定:柱・基礎・束」にある【木柱自動配置】の「木造一括・半柱距離」で設定します。 建具脇に間柱が配置される場合もあります。このときの間柱の見付幅は、「専用初期設定:建具」の「建具脇間柱見付」で設定します。 |
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外部部屋を屋外とみなす | 外部部屋は、屋外とみなして柱と壁を自動配置しないようにするときはONにします。床仕上・天井仕上は作成されるため、外部部屋のバルコニーがある場合などに有効です。柱壁は自動配置せずに、外部手摺を手入力します。 |
開口シンボル入力時に柱壁を自動編集しないようにするにはA210122_mod_sec04
「柱壁」メニューの「開口部」を入力するときに影響します。
「入力時に壁・柱の自動編集」がONの場合、柱壁が入力されている箇所に開口を入力すると、自動的にその部分の柱壁・壁仕上を削除します。
OFFの場合は、自動的にその部分の柱壁・壁仕上を削除しません。
メモ
- 木造の場合、「開口部」ダイアログで「柱配置」をONにすると、開口部の入力と同時に、開口部の両端に柱(管柱または半柱)を配置できます。
部屋編集と同時に天井伏図を再作成しないようにするにはA210122_mod_sec05
「部屋」メニューの「変形ツール」の各コマンドで、部屋を変更したときに天井も再作成する場合は、「天井伏図の自動処理を行う」をONにします。
ONにすると、各部屋編集時のダイアログの「天井伏図の自動処理を行う」がONになります。コマンド実行後に「天井伏図の自動処理を行う」を変更することもできます。
部屋入力、編集と同時に寸法線を描くにはA210122_mod_sec06
「部屋」メニューの各コマンドで、部屋を入力、編集すると、自動で部屋寸法を描くことができます。
「部屋寸法」の「部屋入力時に部屋寸法配置」をONにします。
木柱間寸法 | 入力されている柱間の寸法を描きます。 対象の柱:管柱/通し柱/隅柱/丸柱/床柱(角)/床柱(前丸)/床柱(丸) |
オフセット | 部屋寸法線の位置を設定します。部屋の外周部からの距離を入力します。 |
メモ
- 配置した部屋寸法は、汎用機能の寸法線とは別タイプのデータとして扱われます。
- トラッカー編集や汎用機能の削除、移動の各コマンドでも追従して部屋の寸法線を再配置します。
- Ver.6以前に作成した部屋の寸法線は、編集等による部屋寸法線の再配置ができません。
「一括作成」で「図面化処理」の「部屋寸法」と「全ての寸法を削除して配置」をONにし、部屋寸法線を再配置してください。