壁
木壁、204壁、RC壁、ALC壁、CB壁、鉄骨胴縁壁(縦)、鉄骨胴縁壁(横)、LGS壁などを配置します。
袖壁、たれ壁、たれ・腰壁、腰壁、中壁を手入力するときにも使用します。
壁を配置するA210332_hkb_sec01
- 「柱壁」メニューから「壁」を選びます。
- ダイアログの「木」「2×4」「S/RC」をクリックして、壁の構造種別を選びます。
- 壁の配置基準、壁厚などを設定します。
- 壁の始点と終点をクリックします(入力方法:1点)。
メモ
- RC壁にハッチングをかけるには、「専用初期設定:モード」の「RC柱壁にハッチングを描画」をONにします。柱壁包絡処理を行ったときに、ハッチングが描画されます。ただし、壁の入力時にはハッチングは描画されません。
- すでに壁が配置されている箇所に壁を入力すると、「壁が重なっています。〇〇〇壁に変更してもよろしいですか?」の確認画面が開きます。
「はい」で重なる部分の壁を削除して選択したタイプの壁を配置します。「いいえ」を選んだ場合は、壁の配置のみで壁が重複します。
たれ壁と腰壁を別々に入力する場合A210332_hkb_sec02
「壁タイプ」が「たれ・腰壁」ではなく、「たれ壁」と「腰壁」を別々に入力する場合、重複して入力すると次の確認画面が表示されます。
「はい」をクリックすると、壁属性が「たれ・腰」に変更され、1つの壁データとなります。
壁入力ダイアログの機能A210332_hkb_sec03
木・2×4・S/RC | 構造を切り替えます。 初期値は、「物件初期設定:基準高さ情報」の各階の「構造」を参照します。 |
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柱芯ピック | ピックモードが有効にならない間くずれした部屋の柱などを指定して入力するときにONにすると、柱芯をピックできます。 | |
【柱芯をピック可能な柱】 通し柱、隅柱、管柱、丸柱、半柱、床柱、RC柱、S柱 |
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壁仕上配置 | 壁の入力時に、部屋の壁仕上を自動で配置します。 入力した壁の位置が部屋内の場合、部屋マスタに登録されている壁仕上が作成されます。 建物の外など部屋がないところに壁を入力した場合は、「物件初期設定:外部標準-外部標準」で設定されている外壁の仕上が作成されます。 |
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壁厚 | 壁厚を設定します。 木造の場合、「物件初期設定:柱・基礎・束」の「木(管柱)」が初期値となります。木造以外の場合、「物件初期設定:壁」の【壁厚】が初期値となります。 |
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逃げ | 始点と終点を指定した位置から壁の端までの距離を設定します。 逃げを設定しない場合はOFFにします。 |
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壁タイプ | 壁をたれ、腰、たれ・腰、中タイプに変更します。「通常」以外を選択した場合は、「腰高」「たれ高」「上端」「下端」に壁の上端高、下端高を設定します。 高さの基準は、FLとなります。 |
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たれ壁形状 | 「壁タイプ」が「たれ」「たれ・腰」のときに設定可能です。「たれ壁形状設定」ダイアログで開口タイプを上部R付き/R隅取り/三角形/隅取りに変更できます。 | |
真壁タイプ (平面詳細図のみ) |
「真壁」のときに、対象側の面を真壁にしたいときは、「右真壁」「左真壁」をONにします。一方を大壁にしたいときは、OFFにします。 | |
無目・笠木 | 無目 | 壁に無目を付ける場合はONにして、厚さを設定します。タイプがたれ、たれ・腰、中の場合に設定可能です。 |
笠木 | 壁に笠木を付ける場合はONにして、厚さを設定します。タイプが腰、たれ・腰、中の場合に設定可能です。 | |
無目・笠木のチリは、「物件初期設定:壁」の【チリ】にある「巾木・見切縁」で設定します。 | ||
鉛直笠木 | 壁、たれ壁・腰壁端部の鉛直方向に笠木を付けます。 (詳しくは、「鉛直方向に笠木を付けるには」を参照) |
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腰壁の上にカウンターが載るような場合は、「笠木」をOFFにして、鉛直笠木だけを設定することもできます。 |
S/RCの設定
LGS | LGS壁の場合に設定可能です。 「タイプ」では、LGSのタイプ(1~5)を設定し、「表現」でLGS壁の平面表現(なし/斜線/2重斜線/斜め格子/格子)を設定します。 |
LGS壁(1)~(5)の壁厚および平面表現の初期値は、「物件初期設定:壁」で設定します。 | |
ピッチ | ALC壁、CB壁、鉄骨胴縁壁(縦)、LGS壁の場合に、割付表現の間隔を入力します。 |
割付タイプ 開始点 |
割付表現の基準位置を設定します。 「座標指定」の場合は、「開始点」に始点からの距離を設定します。 |
壁属性ダイアログの機能A210332_hkb_sec04
壁を入力後に、「属性変更」で表示されるダイアログの機能について解説します。「壁タイプ」など壁入力ダイアログと同様の設定は解説していません。
FL | GLから処理階のFLまでの高さを表示します。 |
上端高 | 壁の上端高を設定する場合、ONにします。「高さ」に壁の上端高を軒高基準で設定します。 スキップフロアの処理で柱壁の上端高が変更された場合、「上端高」は自動的にONになり、「高さ」に上端高が表示されます。 「階段下」がONのときは設定できません。 |
下端高 | 壁の下端高を設定する場合は、ONにします。「高さ」に壁の下端高を基礎高基準(
1階の場合)または下階軒高基準( 1階以外の場合)で設定します。 スキップフロアの処理で柱壁の下端高が変更された場合、「下端高」は自動的にONになり、「高さ」 に下端高が表示されます。 |
階段下 | 壁が、階段の下に配置されているとき、階段下の壁を包絡処理したいときは、ONにします。 「階段下」がONで、階段下の壁が階段シンボルの領域に含まれているとき、「柱壁包絡処理」で処理されます。 「一括作成」時、または壁の入力時、階段下にある壁は自動的にこの項目がONになります。 |
非耐力壁 |
筋かいや構造用合板を入れない壁として設定します。 この項目がONになっている壁は、壁量計算や床伏図で自動配置するとき、耐力壁として配置しません。 |
平面不出力 | 「たれ」がONのときに、壁を出力したくない場合は、ONにします。ONの場合、ペンNoが「不出力」になります。 |
鉛直方向に笠木を付けるにはA210332_hkb_sec05
通常壁、たれ壁、腰壁の鉛直方向に笠木を付けたいときは、ダイアログの「鉛直笠木」をクリックします。
配置箇所 | 壁の入力方向に対して、鉛直笠木を付ける方向のチェックをONにします。 |
鉛直笠木厚 |
鉛直笠木の厚さを設定します。 この値は、壁の属性ダイアログの「笠木」の厚さと共有となっているため、どちらかを変更すると一方も変更されます。 ※ 平面詳細図に表現される鉛直笠木のチリは、「物件初期設定:壁」の【チリ】にある「巾木・見切縁」で設定します。 |
高さ指定(通常壁のみ) | 通常壁の鉛直笠木を付けるときに、鉛直笠木の下端と上端の位置を設定します。 通常壁をたれ・腰壁に接続するとき、通常壁の鉛直笠木の厚さを調整するときに使用します。 |
鉛直笠木配置高検索 | 壁の属性変更ダイアログのときに表示されます。通常壁が接続するたれ・腰壁の高さを取得して鉛直笠木の高さを設定します。 通常壁の入力時にはたれ・腰壁の高さを取得できないため、一旦通常壁を入力後、属性変更でこれらの高さを取得してください。 |