床面積/床下空間有効高
長期優良住宅の条件に必要な、一の階の床面積(階段部分を除く)と延床面積が確保されているか、また床下空間の有効高をチェックします。
現在階の必要床面積をチェックするA211125_syu_sec01
- 「性能」メニューから「長期優良住宅チェック」の「床面積」を選びます。
- 「長期優良住宅 床面積チェック」ダイアログで、「現在階の必要床面積チェック」をクリックします。
- 算出する床面積の対象の部屋を選択するように範囲を指定します。
複数の部屋を別々に選択するときは、キーボードのCtrlキーを押しながら選択してEnterキーを押します。 - 「長期優良住宅 床面積チェック(現在階の床面積)」ダイアログで、選択した部屋の床面積と合計面積を確認します。
- 「OK」をクリックします。
対象 床面積に含める対象の部屋に「○」を付けます。クリックするごとに「○」「×」「ー」が切り替わります。 初期値は以下の通りです。 〇 部屋タイプが「エレベーター」の部屋、「×」「ー」以外の部屋 × 「ー」以外で部屋タイプが「階段室」「共有階段」の部屋
(部屋属性の「床」がON、もしくは部屋領域に階段・踊り場シンボルがある部屋)ー 部屋タイプが「小屋裏収納」の部屋
部屋属性の「床」がOFFで、部屋領域に階段・踊り場シンボルがない部屋床面積合計 現在階の床面積表にリストアップされている「〇」「×」の部屋の床面積の合計を表示します。 階段部分の面積合計 現在階の床面積表で対象が「×」の部屋の床面積合計を表示します。
「×」に変更すると、「階段部分の面積合計」に加算されます。対象床面積合計 現在階の床面積表で対象が「○」の部屋の床面積合計を表示します。 一の階の必要床面積 長期優良住宅の条件に必要な一の階の床面積(階段を除く)を設定します。
初期値は、「性能」メニューの「目標等級設定」で設定します。対象床面積合計 現在階の床面積表に入力されている「対象」が「○」の部屋の床面積合計が、「一の階の必要床面積」以上の数値であるか判定します。 - 面積表の配置位置をクリックします。
メモ
- 「階段部分の部屋表示」をONにすると、対象が「×」になっている部屋名と床面積が面積表に表記されます。
- 範囲指定で全ての部屋を選択した場合、選択した部屋の床面積の合計と、配置図のトータル面積表、または床面積求積図の床面積表の床面積に差異があるとメッセージ画面が表示されます。
差異をなくすには、床面積の数値や丸め方法の変更などで調整してください。
※ 差異がある状態でも面積表の配置は可能です。
【差異がある場合の例】チェック対象となる面積表は、以下の順序で決まります。 1:配置図1面のトータル面積表 2:1がない場合、床面積求積図の床面積表 ※ 1.2の面積表がいずれも配置されていない、また全ての部屋が選択されていない場合は、メッセージ画面は表示されません。
合計床面積をチェックするにはA211125_syu_sec02
- 「長期優良住宅 床面積チェック」ダイアログの「合計床面積チェック」をクリックします。
- 「長期優良住宅 床面積チェック(合計床面積)」ダイアログで、セットされている数値および丸め方法を設定します。
- 「OK」をクリックします。
必要床面積 長期優良住宅の条件に必要な最低限の延床面積を設定します。
初期値は、「性能」メニューの「目標等級設定」で設定します。延床面積 合計床面積表に入力された各階の床面積の合計が、「必要床面積」以上の数値であるか判定します。 - 面積表の配置位置をクリックします。
メモ
- 「長期優良住宅床面積チェック(合計床面積)」ダイアログの「丸め方表記」をONにすると、階別の面積と合計の設定されている丸め方法を表の下に表記します。
一部の項目の丸め方法が異なる場合は、次のように表記します。
合計床面積チェックに必要なデータA211125_syu_sec03
合計床面積をチェックするときに各項目の数値が自動でセットされるには、あらかじめ次の面積表、区画を図面に入力する必要があります。
トータル面積表 | 配置図1面の「表」メニューの「トータル面積表」で作成 |
ただし、配置図の2面以降に入力したトータル面積表からは連動しません。配置図1面に入力したトータル面積表のみ連動します。 | |
トータル面積がなければ、以下の面積表 | |
床面積表 | 床面積求積図の「表」メニューの「床面積表自動作成」「床面積表個別作成」で作成 (または、床面積求積図の、床面積区画データ) |
上記データがない場合
次の確認画面が開きます。作成されていないデータを確認してください。
■の項目を確認してください。□の項目はOKです。
■ | NGであることを示します(該当するデータが入力されていない)。 |
□ | OKであることを示します(該当するデータは入力されている)。 |
床下空間をチェックするA211125_syu_sec04
- 「性能」メニューから「長期優良住宅チェック」の「床下空間有効高」を選びます。
- 「長期優良住宅床下空間有効高チェック」ダイアログの各項目にセットされている数値を確認します。
- 「床仕上部分」の判定結果と表を配置するときは「床仕上部分の表を配置」をONにします。
「人通口部分」の判定結果と表を配置するときは「人通口部分の表を配置」をONにします。 - 「OK」をクリックします。
床仕上部分の判定 床下空間の有効な高さを判定します。「床仕上厚」~「大引せい」までの合計と「床下べた基礎又は地盤天端」を「部屋床高」から引きます。残りの高さが、設定した「必要床下空間有効高」の条件以上であれば判定をOKとします。 人通口部分の判定 床下点検を行うために有効な高さかを判定します。床下のべた基礎の天端から土台の下端までの高さが、「必要床下空間有効高」の条件以上であれば判定をOKとします。 - 床下空間有効高チェック表を図面に配置する位置をクリックします。
メモ
- 1階平面図で行います。他階では操作できません。
- 1階の構造が「木造」「2×4」以外では行えません。「物件初期設定:基準高さ情報」の各階構造が「木」または「2×4」のときに操作できます。
- 「長期優良住宅床下空間有効高チェック」ダイアログの「床仕上部分」がNGの場合、NGの部屋が塗り潰し表示されます。ダイアログを閉じると、NGの部屋の塗りつぶし表示が消えます。
- 文字のフォント、スタイルは、「共通初期設定:フォント」の「一般文字」の設定が連動します。