天井裏等チェック
居室区画ごとに、ホルムアルデヒド対策の1つである天井裏等の制限のチェックを行います。
このチェックでは、天井裏等(床裏、天井裏、小屋裏、外壁、間仕切壁、収納、押入等)から居室へのホルムアルデヒド流入を防ぐために、使用している建築材料または換気設備による措置の判定を行います。
なお、「居室チェック」の「天井裏等チェック」でも同様にチェックできます。
天井裏等をチェックするA530570_tnc_sec01
- 「天井裏等チェック」をクリックします。
- 「天井裏等チェック」ダイアログの「居室区画一覧」で、チェックする居室区画をクリックします。
- 「天井裏等一覧」の各部位の建築材料区分を変更する場合は、「▼」をクリックして区分を変更します。
ただし、「気密層」「通気止」の場合は変更できません。 - 「判定」を確認します。
- 「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。
メモ
- ダイアログの内容を変更した場合は、「OK」でダイアログを閉じた時点でシックハウスチェックデータに反映されます。
- 換気設備の入力が必要な場合は、ダイアログ上部の換気設備コマンドから入力できます。
- 気密層や通気止を設けるか、建築材料または換気設備による措置のどちらを優先するかなどの条件は、「専用初期設定:天井裏等」で設定します。
- 仮想階は読み込み対象外のため、仮想階に対するチェックは行えません。
天井裏等の制限とはA530570_tnc_sec02
天井裏、床下、壁内、収納スペース、家具内部などから居室へのホルムアルデヒドの流入を防ぐため、下記Ⅰ~Ⅲのいずれかの措置が必要となります。
ただし、収納スペースなどであっても、建具にアンダーカット等を設け、かつ換気計画上、居室を一体的に換気する部分については、居室と見なされ内装制限、換気設備の対象になります。
Ⅰ.建材による措置
天井裏などに第1種、第2種のホルムアルデヒド発散建築材料を使用しない。
第3種(F☆☆☆)、規制対象外(F☆☆☆☆)、告示対象外の材料を使用する。
Ⅱ.気密層、通気止めによる措置
気密層、通気止めを設けて天井裏などと居室を区画する。
Ⅲ.換気設備による措置
居室が負圧にならないように対策をする。
「天井裏等チェック」ダイアログの機能A530570_tnc_sec03
居室区画一覧
全階の居室区画がリスト表示されます。
チェックする居室区画をクリックすると、モニタで居室区画が塗り潰されて表示されます。また、「階」も切り替わります。
「リスト編集」で、リスト表示されている居室区画の名称と表示順を変更できます。
メモ
- 住戸区画が有効な場合、住戸区画の切り替えで「全区画」以外を選んでいると、選択しているタイプの住戸区画(参照元)のみがチェック対象(表示される居室区画)になります。
天井裏等一覧
簡易/詳細 | 同一部位でかつ同一建築材料区分をまとめるときは「簡易」をクリックします。 同一部位をまとめずに、詳細に表示するときは「詳細」をクリックします。 |
居室区画名称 | 区画に含まれる部屋名は「・」、合成区画は「-」でつなげて表示されます。 |
換気種別 | 「換気設備チェック」で設定した居室区画の換気種別が表示されます。 |
部屋名 | 居室区画に含まれている天井裏等部屋が表示されます。 |
措置 | 居室区画に関連する天井裏区画、小屋裏区画、外壁、間仕切壁、天井裏等部屋、住宅部品等について、措置または建築材料区分が表示されます。建築材料区分は「▼」で変更できます。「気密層」「通気止」の場合は変更できません。 ※ 種別をJIS/JAS表記にするか建築基準法表記にするかは、「専用初期設定:建築材料」の「JIS/JAS表記」で設定します。 |
判定
天井裏等の制限を満たす場合は「OK」、満たさない場合は「NG」と表示されます。
判定は、気密層や通気止めを使用しない場合において、建築材料または換気設備による措置を対象に行います。措置方法は「専用初期設定:天井裏等」で設定し、どちらを優先的にチェックするかで判定が異なります。