専用初期設定:必要壁量-性能表示
性能表示の必要壁量について確認します。事前に「等級・外力設定」で「耐震等級」「耐風等級」を確認してください。
変更する場合は、「一括自動」または「ツール」メニューの「必要壁量再計算」を行ってください。
「耐震等級」または「耐風等級」が「1等級」の場合は、基準法の等級となるため、性能表示の各設定は無効になります。
メモ
- 表示される設定値は、下記を参照しています。
「一括自動」実行前の状態 「物件初期設定:性能・地域条件-建築物事項」を参照 「一括自動」実行後の状態 「一括自動」または「ツール」メニューの「必要壁量再計算」のウィザードで設定した内容を表示
地震力の計算条件を確認する
性能表示検討における地震力の必要壁量を算出する為の計算条件を確認します。
必要壁量については「公益財団法人 日本住宅・木材技術センター」から提供されている「表計算ツール(多機能版)」に基づいて計算を行います。
地域地震係数Z | 建築基準法施行令88条(昭和55年建設省告示第1793号)で 地域により定められた地震地域係数(0.7~1.2)となっているか確認します。 |
積雪の地域 | 「物件初期設定:性能・地域条件-建築物事項」の「積雪の地域」より連動します。特定行政庁が「多雪区域」に指定している地域の場合、「多雪区域」になっているか確認します。 |
積雪量 | 「物件初期設定:性能・地域条件-建築物事項」の「積雪量」より連動します。 垂直積雪量を確認します。「多雪区域」の場合は、特定行政庁が定める基準の垂直積雪量であるかを確認します。 屋根勾配が60度を超える場合は、0とすることができます。 |
積雪単位荷重 |
「物件初期設定:性能・地域条件-建築物事項」の「積雪単位荷重」より連動します。 積雪単位荷重を確認します。「一般地域」の場合は「20.0」、「多雪地域」の場合は「30.0」が設定されているか確認します。 |
風力の計算条件を確認する
性能表示検討における風力に対する必要壁量を算出する為の計算条件を確認します。
「必要壁量」について
「等級2」の場合、「地域基準風速Vo(m/s)」によって「必要壁量」の倍率は以下のように変わります。
見付面積に、この倍率を掛けたものが、風力に対する必要壁量になります。
地域基準風速Vo(m/s) | 30 | 32 | 34 | 36 | 38 | 40 | 42 | 44 | 46 |
必要壁量(m/㎡) | 0.530 | 0.600 | 0.670 | 0.760 | 0.840 | 0.930 | 1.030 | 1.130 | 1.230 |
メモ
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「地域基準風速Vo(m/s)」は、平成12年建設省告示第1454号第2で地域の区分ごとに定められた基準風速です。
構造に関わる性能表示の各等級、外力の設定を変更するにはA580155_ssi_sec03
「等級・外力設定」をクリックして開く「等級・外力設定」ダイアログで変更します。
耐震等級 耐風等級 耐積雪等級 |
この項目を変更すると、「物件初期設定:性能・地域条件-目標等級」の「1.構造の安定」の各項目に反映されます。 |
地震地域係数 標準せん断力係数 地域基準風速 積雪の地域 積雪量 積雪単位荷重 |
この項目を変更すると、「物件初期設定:性能・地域条件-建築物事項」の各項目に反映されます。また、この専用初期設定(専用初期設定:必要壁量-性能表示)の設定が変わりますので、確認してください。 |
屋根の仕様 外壁の仕様 太陽光発電設備等 天井(屋根)断熱材 外壁断熱材 |
この項目を変更すると、「物件初期設定:性能・地域条件-荷重」の各項目に反映されます。 |