パラペット自動配置/パラペット/パラペット(異形)/パラペットくり貫き/パラペット素材張替/屋根フェンス
屋根にパラペット、フェンスを入力します。また、パラペットのくり貫き、マウスで範囲を指定した素材の変更を行うこともできます。

パラペットを自動配置するA230420_ypa_sec01
ここでは、パラペットを配置する辺を指定して自動配置する手順で解説します。
「屋根」メニューから「パラペット」の「パラペット自動配置」を選びます。
- パラペットを配置する軒線または屋根をクリックします。
- パラペットを配置しない辺を指定する場合は、「パラペット自動配置」ダイアログの「辺指定」をONにします。
- 「パラペット自動配置」ダイアログで形状や仕上を設定します。
- 「OK」をクリックします。
- 「辺指定」の場合、パラペットを配置しない辺をクリックします。
- 最後にEnterキーを押す、またはポップアップメニューの「OK」をクリックします。
メモ
- 全ての辺に配置するときは、「パラペット自動配置」ダイアログの「全作成」をクリックします。
- 一般と異形のどちらを自動配置するかは、「専用初期設定:パラペット-パラペット配置条件」で設定します。
- パラペットの外壁仕上の初期値は、「専用初期設定:パラペット-パラペット」「専用初期設定:パラペット-パラペット(異形)」の「仕上」タブで設定します。
- パラペットは、軒線を指定して自動配置することもできます。
パラペットの外壁仕上の面を合わせる場合、屋根が配置されておらず、パラペットの自動配置後に屋根を配置するような場合は、軒線を指定します。

パラペットが自動配置されない場合A230420_ypa_sec02
屋根に対して自動配置する場合は、屋根線属性が「軒先」「けらば」に設定されている屋根辺にパラペットが自動配置されます。
自動配置されない屋根辺がある場合は、「編集」メニューの「屋根線属性設定」の「屋根線個別変更」で屋根線の属性を確認してください。

パラペットを入力するA230420_ypa_sec03
「屋根」メニューから「パラペット」の「パラペット」を選びます。
- 「パラペット」ダイアログで入力するタイプ、形状などを設定します。
パラペットの形状については、「専用初期設定:パラペット-パラペット」を参照してください。 - パラペットの各点を順にクリックします(入力方法:多角円形)。
- 最後にEnterキーを押す、またはポップアップメニューの「OK」をクリックします。
パラペットを閉合する場合は、ポップアップメニューの「閉合」をクリック、またはマウスの中ボタンを押します。
メモ
- パラペットの初期値は、「専用初期設定:パラペット-パラペット」で設定します。
- 異形タイプのパラペットを入力するには、
「屋根」メニューから「パラペット」の「パラペット(異形)」を使用します。次図の「逃げ+全体幅」は、入力方向に対して左側となります。
パラペットの形状については、「専用初期設定:パラペット-パラペット(異形)」を参照してください。

パラペットを斜めにするにはA230420_ypa_sec04
「属性変更」でパラペットの属性変更ダイアログを開き、「個別」をONにして「変更」をクリックします。「高さ・素材設定」ダイアログの「高さ一括」の「SL」「全体高」をOFFにして、各点の高さ(No)の「SL」「全体高」を変更します。
メモ
- パラペットの面単位で外壁仕上を変更するには、同様に「高さ・素材設定」ダイアログで設定します。変更する箇所の「外部素材」をONにして、素材を設定します。

パラペットをくり貫くA230420_ypa_sec05
汎用コマンドの「変形」メニューの「汎用分割」などを使ってパラペットを切断することはできません。
「屋根」メニューから「パラペット」の「パラペットくり貫き」を選びます。
- パラペットをクリックします。
- くり貫く部分の始点と終点をクリックします。
始点と終点がつながっているパラペットをくり貫くときは、時計廻りの方向になるように指定します。
メモ
-
くり貫いた部分にできるパラペットの端部の仕上は、パラペットの外側と同じ仕上になります。
なお、パースモニタで、端部の仕上の厚さを考慮するには、パラペットの属性変更ダイアログで「小口仕上」をONにします。

パラペットの素材を変更するA230420_ypa_sec06
範囲してパラペットの素材を張り替えます。なお、範囲を指定すると、その範囲でパラペットが分割されます。
「屋根」メニューから「パラペット」の「パラペット素材張替」を選びます。
- ダイアログの「2点」をクリックして、使用する外壁の素材を選びます。
- 対象のパラペットをクリックします。
- 張り替える部分の始点と終点をクリックします。
パラペットが分割され、指定した部分の素材が張り替えられます。
メモ
- パラペットの辺ごとに素材を変更するには、「辺」をONの状態にします。
- ダイアログの「パラペットから取得」をONにしてパラペットをクリックすると、パラペットに設定されている外壁仕上の素材がセットされます。同じ種類の素材をすばやく選ぶことができます。

屋根フェンスを入力するA230420_ypa_sec07
屋上にフェンスを入力するには、「屋根」メニューから「パラペット」の「屋根フェンス」を選びます。
多角円形範囲の始点をクリックし、各コーナーを順にクリックして(入力方法:多角円形)、最後にEnterキーを押す、またはポップアップメニューの「OK」をクリックします。
メモ
- フェンスの形状、割付方法については、「専用初期設定:パラペット-屋根フェンス」を参照してください。
割付方法は、屋根フェンスの属性変更ダイアログの「各点情報」から変更できます。 - フェンスの足に基礎を付けるには「基礎」をONにして「詳細」で形状と素材を設定します。
- 入力時に、屋根にフェンスの足の下端を合わせる場合は「下端検索」をONにします。
フェンスの下端高を屋根に合わせず、SL基準からの足の下端までの高さを指定したい場合はOFFにします。