
熱的境界(屋根)
屋根の熱的境界データを入力します。なお、バルコニー部分を天井ではなく、屋根断熱としたいときは屋根の熱的境界データを入力します。

屋根の熱的境界を入力するA560370_ntk_sec01
「境界」メニューから「熱的境界(屋根)」を選びます。
- 「熱的境界(屋根)」ダイアログで熱的境界の仕様を選びます。
- 参照する屋根(または部屋)をクリックします。
指定した屋根の勾配が取得されます。 - 熱的境界(屋根)の領域を入力します(入力方法:多角円形)。

「熱的境界(屋根)」ダイアログの機能A560370_ntk_sec02
仕様 | 「熱的境界仕様選択」ダイアログを開いて、熱的境界の仕様を選択します。 ※「専用初期設定:屋根・天井」で屋根の構造別に設定した熱的境界の仕様が初期値としてセットされます。 ※「熱的境界仕様選択」ダイアログには「専用初期設定:仕様」で登録した仕様が表示されます。 |
実質熱貫流率 | 選択した仕様の実質熱貫流率を表示します。 |
面積 | 属性変更のときに表示されます。計算に使用する外皮面積です。 |
面積 | 水平投影した屋根の面積を表示します(小数桁数:4桁固定)。変更するときは、この項目をONにして値を入力します。入力した水平投影面積により「実面積」が変更されます。 |
開口面積 | トップライトやドーマがあるとき、屋根開口部の水平投影面積を設定します(小数桁数:4桁固定)。入力した水平投影面積により「実面積」が変更されます。 |
屋根伏図にトップライトが入力されている場合、自動で熱的境界(屋根)の開口面積に反映されます。 ドーマの開口面積は反映されません。手動で開口面積を設定してください。 ![]() ※ U値シミュレートにおける「面積」の丸めには、「専用初期設定:丸め」の「面積(㎡)」が影響します。 |
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勾配 | 屋根の勾配を表示します(小数桁数:4桁固定)。変更すると「実面積」が変更されます。 |
実面積 | 屋根の外皮面積として、この項目の数値が使用されます。 ※ 実面積=(面積-開口面積)×√(屋根勾配2+102)/10 ※ 丸めには、「専用初期設定:丸め」の「面積(㎡)」にある「丸め方法(部材)」「小数桁数(部材)」が影響します。 |
U値 | 外皮平均熱貫流率を求める際に必要な数値の項目です。 |
温度差係数 | 屋根の温度差係数は、常に「1.0」です。 |
η値 | 平均日射熱取得率を求める際に必要な数値の項目です。 |
方位 | 屋根の熱的境界の場合、常に「上面」です。 |
方位係数 | 屋根の熱的境界の場合、方位による係数は常に「1.0」です。 |
日射熱取得係数 | 日射熱取得率を求める際に使用する係数を表示します。屋根の日射熱取得係数は、常に「0.034」です。 |
日射熱取得率 | 日射熱取得率は、選択した仕様の実質熱貫流率を使って次の計算式で求められます。 「日射熱取得率 = 実質熱貫流率 × 日射熱取得係数」 |