基礎設計用重量ダイアログ
基礎の個別計算で使用する上部建物重量を算定します。2階建てまでを対象とします。

【床面1㎡当たり壁荷重の計算】A630860_kkj_sec01
各階の壁高、壁長、床面積を入力することにより、床面積1㎡あたりの壁荷重を計算します。
単位荷重 | 各階壁の1㎡当たりの荷重が「初期設定:固定荷重」よりセットされます。 |
壁高 | 各階壁の高さを設定します。 |
壁長 | 各階壁の長さを設定します。「壁長計算」をクリックすると、各階平面図に入力されているデータより数値がセットされます。 ※ 汎用計算のときは「壁長計算」を使用できません。 |
壁総重量 | 各階壁の総重量が「壁高 × 壁長 × 単位荷重」の式よりセットされます。 |
床面積 | 各階の床面積を設定します。平面図のデータよりセットされます。 |
固定荷重 | 床面積1㎡当たりの固定荷重が「壁総重量/床面積」の式よりセットされます。 |

【固定荷重・積載荷重】A630860_kkj_sec02
各項目の固定荷重と積載荷重を合計して、建物重量を計算します。布基礎時の建物重量は「布基礎1階における負担率」から計算します。
布基礎1階における負担率 | 布基礎の荷重をべた基礎の荷重の負担率で設定します。各項目のセル内にある( )内の数値が布基礎時の荷重で、負担率を変更すると( )内の数値が変わります。 |
固定荷重 | 「屋根」「2階床」「1階床」の荷重は「初期設定:固定荷重」よりセットされます。「2階外壁」「2階内壁」「1階外壁」「1階内壁」の荷重は【床面1㎡当たり壁荷重の計算】よりセットされます。 |
積載荷重 | 「初期設定:積載荷重」の梁、柱、基礎用より荷重がセットされます。 |
合計 | 各項目の合計荷重が「固定荷重 + 積載荷重」の式よりセットされます。 |
合計 2階建て部分 | 「屋根」~「1階床」の「合計(N/㎡)」の値が合計されます。 |
合計 1階建て部分 | 「屋根」「1階外壁」「1階内壁」「1階床」の「合計(N/㎡)」の値が合計されます。 |

【積雪荷重】A630860_kkj_sec03
積雪量や屋根勾配などから、多雪区域における長期積雪荷重を計算します。
地域区分 | 「一般地域」か「多雪区域」かを選択します。「初期設定:外力設定」の「建設地域」の設定と連動します。 |
垂直積雪量 | 積雪の深さを入力します。 |
積雪の単位荷重 | 積雪の1㎡あたりの荷重を入力します。初期値は「一般地域」が「20」、「多雪区域」が「30」に設定されています。 |
屋根勾配(寸) 屋根勾配(度) |
「初期設定:物件情報」の「屋根勾配」よりセットされます。 |
屋根形状係数 | 屋根勾配の係数を入力します。初期値は「√cos(1.5β) :β=屋根勾配(度)」の値がセットされます。 |
積雪荷重の割増 | 積雪荷重を多めに設定する場合の割り増し係数を入力します。 |
積雪等級 | 目標の耐積雪等級を選択します。木造基礎伏図、床小屋伏図の場合は「初期設定:外力設定」、木造構造計算の場合は「初期設定:構造計算条件Ⅰ」の「積雪等級」と連動します。 |
積雪荷重(長期) | 「多雪区域」のときに、長期積雪の荷重が計算されます。「一般地域」の場合は「0」になります。 |

【べた基礎時の基礎立上り均し重量】A630860_kkj_sec04
べた基礎1㎡あたりの立ち上がり部分の重量を計算します。布基礎の場合、ここで設定した数値は反映されません。
立上り幅 | 立ち上がり部分の幅を入力します。 |
立上りGLより上高さ | 地上より立ち上がり部分の上端までの高さを入力します。 |
単位長さあたり重量 | 基礎梁長さ1mあたりの立ち上がり部分の重量が「立上り幅 × 立上りGLより上高さ ×コンクリートの単位荷重(24kN/m3)」の式よりセットされます。 |
基礎梁総長さ | 基礎梁の長さを入力します。「基礎梁長計算」をクリックすると、基礎伏図のデータより数値がセットされます。 ※ ![]() |
総重量 | 立ち上がり部分の重量が「単位長さあたり重量 × 基礎梁総長さ」の式よりセットされます。 |
1F床面積 | 【床面1㎡当たり壁荷重の計算】の1階床面積よりセットされます。 |
べた基礎立上重量 | べた基礎1㎡あたりの立ち上がり部分の重量が「総重量/1F床面積」の式よりセットされます。 |

【布基礎の建物重量】【べた基礎の建物重量】A630860_kkj_sec05
【布基礎の建物重量】では、布基礎を検討する場合の上部建物重量を計算します。
【べた基礎の建物重量】では、べた基礎を検討する場合の上部建物重量を計算します。
建物重量 | 布基礎の場合、【固定荷重・積載荷重】の「合計 2階建て部分」「合計 1階建て部分」の( )内の数値がセットされます。 べた基礎の場合、【固定荷重・積載荷重】の「合計 2階建て部分」「合計 1階建て部分」の数値がセットされます。 |
積雪荷重 | 「多雪区域」のときに、【積雪荷重】の「積雪荷重(長期)」の数値がセットされます。 |
基礎立上り | べた基礎の場合、【べた基礎時の基礎立上り均し重量】の「べた基礎立上重量」の数値がセットされます。 |
合計 | 布基礎の場合、「建物重量 + 積雪荷重」の値が合計されます。 べた基礎の場合、「建物重量 + 積雪荷重 + 基礎立上り」の値が合計されます。 |
「採用」について
計算する部材が、2階建て部分の下にあるか、1階建て部分の下にあるかにより、部材にかかる建物重量が異なります。どの部分の部材かを確認して、使用する方の重量の「採用」をクリックします。
また、フーチング、底盤スラブ、基礎梁の部材によって、使用する重量が異なります。
フーチング、基礎梁(「布基礎」がON) | 【布基礎の建物重量】の「採用」が有効 |
底盤スラブ、基礎梁(「べた基礎」がON) | 【べた基礎の建物重量】の「採用」が有効 |
メモ
- 「採用」は、「フーチングの計算」「底盤スラブの計算」「基礎梁の計算」ダイアログの「設計用重量取得」をクリックしたときに使用できます。
「部材算定結果」ダイアログの「基礎設計用重量」からダイアログを開いた場合は、「採用」を使用できません。