リフォーム
リフォームプランを作成します。
既存物件データがある場合、物件選択で現況図データとして指定することで、平面図等においてリフォーム前の図面として開くことができます。現況物件データが無い場合、新規の現況物件データ(空データ)を作成し、現況状態を図面化したり、「りのべっち」データから取り込むことができます。
また、リフォームプランに必要な設計図面(計画図面)は、物件選択で計画図データとして指定することで、リフォーム計画作業を進めることもできます。新規作成時に計画図指定するか、既存物件データを計画図指定するか、のいずれかを行います。
特に「りのべっち」からの取込機能には、取り込み時に編集・調整する機能があるため、ヒアリングした内容を反映することができます。
ここでは、現況図、計画図に対して平面図等に付加されるリフォーム専用機能について解説します。
【現況図】 | 計画図を開く | りのべっち | ||
【計画図】 | 参照現況図を開く | 計画図・現況図を並べて表示 | りのべっち | リフォーム |
【参照現況図】 | 専用ツールバー(解体・撤去関連/ハッチング/積算パーツ等) |
メモ
- ATDrive管理を利用する場合、3Dカタログ.comの有料会員(Bプラン)が必要です。
- リフォームモードで使用できるデータは、現況図(データフォルダに1件)と計画図(複数件OK)の物件データです。
特に、現況物件のアップロード・ダウンロード等において、現況属性が被った場合、新規物件または処理中止となります。 - ARCHITREND Managerでも、現況図物件データの指定、計画図物件データの指定、作成ができます。
現況図物件データA380000_ref_sec01
物件選択の一覧でマークが点いている物件データです。
【現況属性の与え方】
●新規物件:「リフォーム現況図」で作成します。(→参照)
●既存物件:既存物件を右クリックして表示される現況図関連コマンドから以下を実行します。(→参照)
※ATDrive保管の物件の場合:「リノベーション」(→参照)
↓
現況図物件データを開くと、各プログラムの専用ツールバーの背景が緑色で表示されます。
現況物件-配置図
現況物件-平面図
現況図物件データで表示される平面図専用の機能です。
りのべっち | りのべっち間取り取込み | りのべっちデータを現況平面図として取り込みます。 | |
りのべっちモニタ | りのべっちデータをモニタ表示します。 |
現況物件-天井伏図
現況物件-屋根伏図
現況物件-共通機能
現況図物件データで表示される各プログラム共通の機能です。
計画図を開く | 現況図の物件データから、計画図の物件データを新規に作成します。次のダイアログが開きます。現況図から計画図へコピーする対象の図面データを選択します。 すでに、計画図の物件データがある場合、一覧が表示されます。 ※計画図の物件データを開くと、開いていた現況図物件データは、閉じられます。 |
計画図物件データA380000_ref_sec02
物件選択の一覧でマークが点いている物件データです。
【計画属性の与え方】
●新規物件:「リフォーム計画図」で作成します。
●既存物件:既存物件を右クリックして表示される計画図関連コマンドから以下を実行します。(→参照)
※ATDrive保管の物件の場合:「リノベーション」(→参照)
↓
計画図物件データを開くと、各プログラムの専用ツールバーの背景が青色で表示されます。
計画物件-共通機能
計画図物件データで表示される各プログラム共通の機能です。
プログラムによっては、一部ない機能もあります。
参照現況図を開く | リフォーム現況図の物件データから図面を呼び出し、参照現況図を開きます。 | |
計画図・現況図を並べて表示 | 計画図と現況図を比較できるように、左右に並べて表示します。(「他図面参照」と同機能) なお、現況図が存在しない場合は、「他図面参照」が実行されます。 参照図面を消す場合は、再度アイコンをクリックします。 |
計画物件-配置図
リフォーム | リフォーム指示 | 追加した建具や部品、「属性変更」等で仕上を変更した箇所に、リフォームを指示します。 | |
リフォーム指示解除 | リフォーム指示した箇所を取り消します。 仕上の仕様等は、変更後のままです。再度、指示するには「リフォーム指示」でリフォームする箇所を指定します。 |
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積算パーツ | 個数、長さ、面積、体積タイプの積算データの図形を入力して、手間なし積算・基本積算に計上します。 | ||
既存部分ハッチング | リフォームする部分としない部分が明確にわかるように、リフォームしない部分にハッチング描画、または塗り潰します。 |
計画物件-平面図
りのべっち | りのべっち間取り取込み | りのべっちデータを計画平面図として取り込みます。 | ||
りのべっちモニタ | りのべっちデータをモニタ表示します。 | |||
リフォーム | リフォーム一括指示 | 計画図とその参照現況図とを比較して、差異のある箇所(未指示)を列挙し、リフォーム指示情報(新設)を仮配置し、下図ダイアログに表示します。 表示内容を確認し、良ければ「OK」することで、リフォーム指示内容が計画図面内に自動配置されます。 ※リフォーム計画物件を作成・編集した後に現況図と差異を比較する機能のため、次のメッセージが表示された場合は差異が無い状態です。また、途中で図面を変更した場合も再度実行し直してください。 ※配置された指示内容は、「リフォーム編集」「リフォーム指示解除」が使用可能です。 ※指示文字タイプは種別により内部固定です。 ※リフォーム指示済、ロックされている部材は対象外です。 ※増改築区画は参照しません。 ※大きい物件は、処理時間がかかる場合があります。 ※対象部材、文字サイズ・色等の設定は、リフォーム専用初期設定を参照してください。 ※次のメッセージが表示された場合は、計画図と参照現況図の関連性が切れている状態です。 「いいえ」後、「参照現況図」を開いて計画図へ戻るか、または参照現況図で「読込」を実行することで関連付けされますので、その後「計画図」に戻り、再度このコマンドを実行してください。 ※このコマンドは、リノベーションオプションが必要です。リノベ―ジョンオプションを所有していない場合には確認画面が表示されます。 |
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リフォーム指示 | 追加した建具や部品、「属性変更」等で仕上を変更した箇所毎に、リフォーム内容を手動で記述・配置します。 |
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リフォーム編集+指示 | リフォーム後の仕上の仕様等を設定します。自動的に、リフォームする箇所として指示されます。 | |||
部屋入替 | リフォーム後の部屋の仕様を設定します。 | |||
内壁仕上張り替え | 部屋の壁の仕上の仕様を設定します。 | |||
外壁仕上張り替え | 建物外観の仕上の仕様を設定します。 | |||
床仕上張り替え | 床、または床の仕上の仕様を設定します。 | |||
壁新設 | リフォーム後に追加する壁を入力します。 | |||
リフォーム指示一覧 |
リフォーム指示した箇所を一覧表示します。指示内容を確認・変更することができます。 |
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リフォーム指示解除 | リフォーム指示した箇所を取り消します。 仕上の仕様等は、変更後のままです。再度、指示するには「リフォーム指示」でリフォームする箇所を指定します。 |
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断熱リフォーム | リフォーム後の断熱化を指示します。 断熱材の選択で使用するリストは、「専用初期設定:リフォーム-断熱リフォーム」で登録します。断熱化指示した区画は、外皮性能計算で「自動配置条件設定」ダイアログの「断熱リフォーム区画考慮(部分断熱)」をONにすると、指示した断熱区画の範囲を読み込みます。 ※断熱の仕様は、外皮性能計算で設定した仕様になります。 |
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全体断熱 | 建物全体を断熱化します。 屋根もしくは天井、壁、床で使用する断熱材を選択します。 |
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部分断熱 | 部屋もしくは、部屋の一部の領域を断熱化します。 屋根もしくは天井、壁、床で使用する断熱材を選択します。 |
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壁断熱辺指定 | 断熱化指示した部屋等で、断熱化しない壁を指定して解除します。 | |||
断熱区画解除 | 断熱化の指示を取り消します。 | |||
積算パーツ | リフォーム、断熱化指示したデータだけでは積算できない場合に、積算したいデータを入力します。 | |||
既存部分ハッチング | リフォームする部分としない部分が明確にわかるように、リフォームしない部分にハッチング描画、または塗り潰します。 | |||
既存部分ハッチング自動 | リフォーム指示した部位のない部屋に自動描画します。 | |||
既存部分ハッチング | 任意の範囲を描画します。 |
メモ
- 「物件初期設定:その他」の「平面詳細図入力を有効にする」がONのとき、平面図詳細図でも「参照現況図を開く」が表示されます。
計画物件-天井伏図
リフォーム | リフォーム一括指示 | 現況図と計画図を比較して、差異のある箇所を列挙し、リフォーム指示情報(新設)を登録します。内容を確認し、良ければ「OK」するこで、計画図内に指示内容を記述します。 ※配置された指示内容は、「リフォーム編集」「リフォーム指示解除」が使用可能です。 ※属性変更内の変更内容までは登録されません。 ※図面を変更した場合は、再度実行し直してください。 |
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リフォーム指示 | 追加した建具や部品、「属性変更」等で仕上を変更した箇所に、リフォームを指示します。 | |||
リフォーム編集+指示 | リフォーム後の仕上の仕様等を設定します。自動的に、リフォームする箇所として指示されます。 | |||
内部天井仕上張り替え | 部屋の天井の仕上の仕様を設定します。 | |||
鉛直天井仕上張り替え | 部屋の鉛直天井の仕上の仕様を設定します。 | |||
外部天井仕上張り替え | 屋根の軒天井などの仕上の仕様を設定します。 | |||
リフォーム指示一覧 | リフォーム指示した箇所を一覧表示します。指示内容を確認・変更することができます。 | |||
リフォーム指示解除 | リフォーム指示した箇所を取り消します。 仕上の仕様等は、変更後のままです。再度、指示するには「リフォーム指示」でリフォームする箇所を指定します。 |
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積算パーツ | 個数、長さ、面積、体積タイプの積算データの図形を入力して、手間なし積算・基本積算に計上します。 | |||
既存部分ハッチング | リフォームする部分としない部分が明確にわかるように、リフォームしない部分にハッチング描画、または塗り潰します。 |
計画物件-屋根伏図
リフォーム | リフォーム一括指示 | 現況図と計画図を比較して、差異のある箇所を列挙し、リフォーム指示情報(新設)を登録します。内容を確認し、良ければ「OK」するこで、計画図内に指示内容を記述します。 ※配置された指示内容は、「リフォーム編集」「リフォーム指示解除」が使用可能です。 ※属性変更内の変更内容までは登録されません。 ※図面を変更した場合は、再度実行し直してください。 |
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リフォーム指示 | 追加した建具や部品、「属性変更」等で仕上を変更した箇所に、リフォームを指示します。 | |||
リフォーム編集+指示 | リフォーム後の仕上の仕様等を設定します。自動的に、リフォームする箇所として指示されます。 | |||
屋根葺き替え | 屋根の葺き材の仕様を設定します。 | |||
リフォーム指示一覧 | リフォーム指示した箇所を一覧表示します。指示内容を確認・変更することができます。 | |||
リフォーム指示解除 | リフォーム指示した箇所を取り消します。 仕上の仕様等は、変更後のままです。再度、指示するには「リフォーム指示」でリフォームする箇所を指定します。 |
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積算パーツ | 個数、長さ、面積、体積タイプの積算データの図形を入力して、手間なし積算・基本積算に計上します。 | |||
既存部分ハッチング | リフォームする部分としない部分が明確にわかるように、リフォームしない部分にハッチング描画、または塗り潰します。 |
計画物件-耐震診断
リフォーム | 補強金物数量表 | 接合部の仕様変更や追加になった柱の本数と筋かいの数量を表示して、確認や変更ができます。また、補強金物数量表を配置します。 |
計画物件-参照現況図
計画図物件データの「参照現況図を開く」で開いた参照現況図です。
参照現況図は、現況図物件データから図面が読み込まれます。解体、撤去する部位や解体に必要な積算データ等を入力します。
現況図物件データの平面図、天井伏図、屋根伏図、配置図は、ツールバーの「レイヤ表示・検索切替」で切り替えることができます。
ツールバーの「レイヤ表示・検索切替」は、「表示」メニューの「共通ツールバー」で「入力属性」の「レイヤ表示・検索切替」ONで表示されます。
参照現況図-専用ツールバー
計画図を開く | 「レイヤ表示・検索切替」で選択しているレイヤの図面に戻ります。 | |||
下図読込 | 現況図の変更があった場合、現況図の物件データから最新の現況図を読み込みます。これまで入力した解体指示などは、削除されます。 | |||
解体・撤去 | リフォームする部分で解体、撤去する部位を指示します。 | |||
部屋 | 部屋の床、壁、天井の仕上、下地、巾木、廻縁の解体を指示します。 | |||
柱壁 | 内壁仕上 | 部屋の壁の仕上、下地、巾木の解体を指示します。 | ||
外壁仕上 | 建物外壁の仕上、下地、巾木の解体を指示します。 | |||
壁 | 壁の撤去を指示します。 | |||
柱 | 柱の撤去を指示します。 | |||
床 | 部屋の床の仕上、下地の解体を指示します。 | |||
天井 | 内部天井 | 部屋の天井の仕上、下地、廻縁の解体を指示します。 | ||
鉛直天井 | 部屋の鉛直天井の仕上、下地、廻縁の解体を指示します。 | |||
外部天井 | 屋根の軒天井などの仕上、下地、廻縁の解体を指示します。 | |||
屋根 | 屋根の撤去を指示します。 | |||
建具・部品・その他解体 | サッシや室内ドア等の建具、システムキッチンなどの部品の撤去または移設を指示します。また、階段やカウンターなどの撤去を指示します。 | |||
解体解除 | 解体、撤去の指示を取り消します。 | |||
積算パーツ | 洗面台撤去など、個数、長さ、面積、体積タイプの積算データの図形を入力して、手間なし積算・基本積算に計上します。 | |||
既存部分ハッチング | リフォームする部分を明確にするため、リフォームしない部分にハッチングを描画します。 | |||
図面化 | 不要な線分など消去して、印刷する図面に仕上げます。 | |||
属性変更 | 入力した積算パーツを変更します。 |