準耐力壁等自動配置

壁と建具のデータを参照して、準耐力壁等(準耐力壁および腰壁等)を配置します。
(準耐力壁等については、「準耐力壁等の条件」を参照)

準耐力壁等の自動配置条件は、「専用初期設定:自動条件-準耐力壁等」および「専用初期設定:性能表示」で設定します。

準耐力壁等を自動配置する

「基準法モード」の「耐力壁」メニューから「準耐力壁等自動配置」をクリックすると、壁がある場所には準耐力壁、建具がある場所には腰壁等が配置されます。

メモ

  • 準耐力壁等の存在壁量が地震力必要壁量の1/2を超えている場合にメッセージを表示します。
    「準耐力壁等の存在壁量が必要壁量の半分を超えています。準耐力壁等割合確認表を確認してください。」
    「OK」クリック後に、準耐力壁等の割合を調整してください。

  • 準耐力壁等の基準法への算入については、各階・各方向の地震力必要壁量の1/2以下の範囲内で任意に算入することができます。
    準耐力壁等壁量が1/2に以下であるかは、「準耐力壁等割合確認表」コマンドで確認・明示してください。2025年4月法改正については、詳しくはこちらを参照してください。
  • 準耐力壁等の属性ダイアログの「基準法に算入」はONとして配置されます。
    「性能表示モード」で「属性変更」から配置済みの準耐力壁等クリックし、「基準法に算入」チェックのON/OFFを確認できます。
  • 壁釣り合い算定(四分割法)において、準耐力壁等は存在壁量に算入しません。
  • 準耐力壁等の倍率が1.5倍を超える場合には当該準耐力壁等の倍率でN値計算を行います。
  • 壁の長さが「専用初期設定:自動条件-準耐力壁等」の「最小長さ」で設定した値より短い場合、準耐力壁等は配置されません。
  • 耐力壁の壁構造の位置(左右)を参照して、配置されていない方に準耐力壁を配置します。なお、両面に壁構造が設定された耐力壁の部分には、準耐力壁を配置しません。
  • 既に準耐力壁等の入力がある場合は、下記のメッセージが表示されます。
    は い:既存の準耐力壁等を全て削除して自動配置を行います。
    いいえ:準耐力壁等自動配置を行わずコマンドをキャンセルします。

準耐力壁等の表記

P04、P44などの記号 「P」は「専用初期設定:凡例-準耐力壁等」の「記号」で設定した記号です。
「04」「44」などの数字は、左右(壁の内側と外側)の準耐力壁等のNoを表します。準耐力壁等がない場合は「0」になります。
× 腰壁等の条件を満たさない壁には「×」が表示されます。
戸、大、中、小 専用初期設定:性能表示」の「開口高補正」がONの場合、開口高を補正した建具には、開口高に応じて「戸」「大」「中」「小」が表示されます。
「開口高補正」がOFFの場合は、補正されないため表示されません。

自動配置される準耐力壁等の属性

  • 外壁の内側、内壁の両側に配置される準耐力壁等の下地貼高さは、部屋データの天井高より天井高オフセットを考慮して設定されます。
  • 外壁の外側に配置される準耐力壁等の下地貼高さには、「専用初期設定:性能表示」の「横架材の内法寸法」の値が設定されます。
  • 配置される準耐力壁等の下地貼の下端高には、部屋データの床高が有効です。
  • 配置される準耐力壁等の横架材間内法には、「専用初期設定:性能表示」の「横架材の内法寸法」の設定が有効です。