準耐力壁等倍率計算表/準耐力壁等存在壁量算定表/準耐力壁等割合確認表/準耐力壁等凡例
基準法に関する準耐力壁等倍率計算表、準耐力壁等存在壁量算定表、準耐力壁等割合確認表、準耐力壁等の凡例を作成します。
基準法に算入する準耐力壁等を検討する場合に、確認して各表を配置します。
メモ
- 新たに表を配置すると、既存の表は削除されます。
- 表の文字高や欄の間隔は「専用初期設定:図・表-図・表描画」で設定します。
- 表内の数値の表示桁数や丸め方法は「専用初期設定:図・表-計算」で設定します。
- 表の列幅は各項目の文字が収まるように自動設定されます。面積表の属性変更で「列幅自動設定」をOFFにすると、各項目の列幅を設定できます。このとき、文字列が収まらない場合は、文字サイズを小さくして収まるように自動調整されます。
- 表の文字のフォント、スタイルは「共通初期設定:フォント」の「表・タイトル」「表・項目」「表・文字」の設定が連動します。
準耐力壁等倍率計算表を作成する
基準法として算入した準耐力壁等の倍率を算出し、準耐力壁等倍率計算表を作成します。
- 「基準法モード」の「壁量」メニューから「準耐力壁等
壁量」の「準耐力壁等倍率計算表」を選びます。
※ 木造壁量計算表2025では、「基準法」メニューから「準耐力壁等 壁量」の「準耐力壁等倍率計算表」を選びます。 - 「準耐力壁等倍率計算表」ダイアログで表の内容を確認して、「OK」をクリックします。
- 表の配置位置(左上)をクリックします。
メモ
- 表の配置後、準耐力壁等を追加変更した場合は、表の属性変更で内容を更新できます。
- 「記号」は『「準耐力壁等の記号+左No+右No」-連番』になります。枝番は、開口部高さなどから自動的に連番が割り振られます。
- 基準法として準耐力壁等を入力する方法は、下記の3通りです。
1.「基準法モード」で「準耐力壁等」を入力する方法
2.「基準法モード」で「準耐力壁等自動配置」をおこなう方法(準耐力壁等の壁量が必要壁量全体の1/2以下となるように注意が必要です。)
3.「性能表示モード」で入力された準耐力壁等を基準法に算入する方法
準耐力壁等存在壁量算定表を作成する
基準法として算入されている準耐力壁等の壁量を集計し、準耐力壁等存在壁量算定表を作成します。
「専用初期設定:図・表-計算」の「壁量計算表の割付」の設定によって、壁量を実際の長さで算出するか、基準となる長さで換算して算出するかが決まります。
- 「基準法モード」の「壁量」メニューから「準耐力壁等 壁量」の「準耐力壁等存在壁量算定表」を選びます。
※ 木造壁量計算表2025では、「基準法」メニューから「準耐力壁等 壁量」の「準耐力壁等存在壁量算定表」を選びます。 - 「準耐力壁等存在壁量算定表」ダイアログで表の内容を確認して、「OK」をクリックします。
- 表の配置位置(左上)をクリックします。
メモ
- 表の配置後、準耐力壁等を追加変更した場合は、表の属性変更で内容を更新できます。
準耐力壁等割合確認表を作成する
基準法に算入する各階・各方向において準耐力壁等の存在壁量が、地震力必要壁量の1/2 以下であることを確認します。準耐力壁等割合確認表を配置します。
- 「基準法モード」の「壁量」メニューの「準耐力壁等 壁量」から「準耐力壁等割合確認表」をクリックします。準耐力壁等割合確認表を確認します。
※ 木造壁量計算表2025では、「基準法」メニューから「準耐力壁等 壁量」の「準耐力壁等割合確認表」を選びます。 - 基準法に算入している準耐力壁等の割合が地震力必要壁量の1/2を超えている場合にはNG判定となります。算入する準耐力壁の割合を減らしてください。
基準法に算入する準耐力壁等の入力・削除についてはこちらを参照してください。 - 判定がOKの場合には、「OK」から図面上の任意の点をクリックして準耐力壁等割合確認表を配置します。
メモ
- 基準法に算入する準耐力壁等がひとつも無い場合や、条件を満たさない場合には下記の注意メッセージが表示されます。条件を満たしてからコマンドを再実行してください。
「計算に必要なデータが不足しています。床面積、見付面積、耐力壁等が入力されているかご確認ください。」 - 準耐力壁等の算入については、地震力必要壁量の1/2以下の場合と、1/2を超える場合で存在壁量としての扱いが変わります。ZEROでは、「地震力必要壁量の1/2以下の場合」のみ対応しています。準耐力壁量が地震力必要壁量の1/2を超える場合には未対応となります。準耐力壁等が1/2に以下であるかは、「準耐力壁等割合確認表」コマンドで確認・明示してください。2025年4月法改正については、詳しくはこちらを参照してください。
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準耐力壁等の存在壁量が地震力必要壁量の1/2を超える場合、下記のコマンド実行時にメッセージを表示します。
「壁量判定表」「壁釣り合い図」「側端部分床面積表」「側端部分必要壁量算定表」「側端部分存在壁量算定表」「壁釣り合い判定表」「柱接合部チェック自動設定」「柱接合部判定表」「計算書一括出力」
「準耐力壁等の存在壁量が必要壁量の半分を超えています。準耐力壁等割合確認表を確認してください。」
は い:コマンドを継続します。
いいえ:コマンドをキャンセルします。 - 小数桁数と丸めについて
設定 必要壁量A A/2 準耐力壁等壁量B 桁数 「専用初期設定:図・表-計算」の「長さ」を参照。 「専用初期設定:図・表-計算」の「長さ」を参照。 「専用初期設定:図・表-計算」の「長さ」を参照。 丸め 「専用初期設定:図・表-計算」の「必要」を参照。 切り捨て固定 「専用初期設定:図・表-計算」の「存在」を参照。
準耐力壁等の凡例を作成する
- 「基準法モード」の「壁量」メニューの「準耐力壁等
壁量」から「準耐力壁等凡例」を選びます。
※ 木造壁量計算表2025では、「基準法」メニューから「準耐力壁等 壁量」の「準耐力壁等凡例」を選びます。 - 入力されている準耐力壁等のみを一覧表示する場合は「準耐力壁等凡例」ダイアログの「使用している準耐力壁のみ表示」をONにします。OFFのときは「専用初期設定:凡例-準耐力壁等」に登録されている耐力壁の一覧になります。
- 表の内容を確認して、「OK」をクリックします。
- 表の配置位置(左上)をクリックします。
メモ
- 壁仕様の詳細を表示する場合は「準耐力壁等凡例」ダイアログの「壁詳細仕様を表示する」をONにします。